チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

留守番なオット

先月だったか先々月だったか、オットとランパーン(ลำปาง)のクイッティアオの話をした。

ランパーンというのはチェンマイから車や電車で2時間くらい南東に向かったところの街で、馬車での観光が有名。
その街はなぜだかクイッテォアオが有名で、たぶん『とっても美味しいクイッティアオ』というのではなくて『とっても大きなルークチン(魚のすり身で作った団子)が入っているクイッティアオのお店がある』ということが有名でランパーン ≒ クイッティアオという図式になっているのだと思う。
それと、とっても大きな鉢で提供されるクイッティアオのお店というのもあって、実はそこには行ったことがある。もちろんオットに連れられて。

↓そのときの画像
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店頭には大きな鉢が
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鉛筆も特大サイズ
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過去の私は大盛り、食べ放題、バイキング、おかわり自由、ビュッフェという響きに惹かれたものだが、もはやそういうものに魅力を感じなくなったお年頃なので、どちらかと言えば量より質を重視したい。・・・のだけど、チェンマイやその周辺でそれを求めてはいけないのかもしれない。

オットは相変わらず『安くて量が多い店』に目がなくて、YouTube で1杯50バーツのクイッティアオ(ルークチン山盛り)のお店を誰かから教わって、喜び勇んで私に教えてくれた。
私は動画を見ただけでお腹いっぱい。わざわざランパーンに行かなくてもいいや、という気がしたのだけど、オットの周りではそのクイッティアオ屋の動画を見た人が複数人いたようで、どうやら2番目のお姉さんとその旦那は我慢できなくなって(?!)ランパーンまで行ったもよう。

かすかな記憶を辿れば、何年か前に義兄がそのお店に行ったことがあって、その話をしたついでにオットに動画を送ってくれたような・・・。
多分お姉さん夫妻は今回オットを誘ってくれたと思うのだけど、残念ながら(?!)オットは治験中につきチェンマイ県から出てはいけないことになっている。普通のタイ人ならすぐ近くの県だからいいか、という感じで規則を破るかもしれないけれど、そこは几帳面なオット。規則を律儀に守るのだ。

そんなオットにこんな画像が届いた。

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相手に悪気はないのだろうけど、仕事がなく、お金がなく、行動制限のある人に、こういうものを送るかなぁ、とちょっと思ってしまった。
まあ、私だったら目の保養というか、画像を見て一緒に食べた気分になることにするくらいのプラス思考でいくけれど、オットの場合は『それってイヤミなの~?』という反応をすることが多いので、果たしてどうだったのか。
でも、自分に送ってこられた画像を私に転送するくらいの気持ちだったということは、プラスに受け止めていいのかな。
身内だから許せるというところもあるのだろうけど。

↓ルークチン山盛りのお店はこちら
https://maps.app.goo.gl/UNE9KgAD9BEAAr1A8

お店の YouTube 動画をアップしたらお客が殺到して、今はわりと早く売り切れてしまうらしい。

対応に困る

オットの3番目のお姉さんから LINE が届くことはいつものことで、だいたいが私にとってはどうでも良いような、なんだかよくわからない動画。

・・・というのは過去にも何度か投稿している。

動画ということは、お姉さん本人が作成したものではないということは明らかなので直接的なメッセージではないと判断して、何日分かをまとめてチェックしている。
お姉さんは長らく日本に住んでいるけれど日本語の読み書きはできないので、文字のメッセージはほぼ届かない。タイ語ででも書いてくれれば今はGoogle翻訳などがあるので大まかな意味は伝わると思うのだけど、文字でのメッセージがないということは、私に送るメッセージの真剣さ度合いというのはその程度だというふうに判断している。

ところが最近、10秒ほどの音声メッセージが届いた。
これは何か緊急事態なのかしら、と思って数時間後に確認してみたら、『チェンマイ・・・チェンマイに帰りたい・・・』というもので、声の様子はちょっと元気がなさそうだった。

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相変わらず謎の動画付きなので、音声と動画のどちらがメインなのかわからない・・・。

録音メッセージで『帰りたい』と言われても、こちらとしては『それで?』という感じ。『帰りたいけど手はずがわからない』なのか、『帰りたいけど帰れないからさびしい』なのか。
子供ではないのだから、帰るなら帰るで自分で手配するべきもののこともわかっているはず。今まで何十年も日本に住んでいて、何度も日本とタイを行ったり来たりしているのだから。
そこで『今までは全部娘にやってもらったから何から始めてよいのかわからない』と言うのなら、今だって娘にお願いして諸々の手続きをしてもらえばよい。私に音声メッセージなど送らずに、自分の娘とビデオ通話でもして、タイ人が日本からタイに渡航するなら何が必要なのかを確認すればよいのに。

昨年からのコロナ禍でタイに渡るための手続きの必須項目が増えているのは確かではあるけど、自分も義妹(ヨリミチ)も日本にいるからということを理由に私に助けを求めるよりは東京のタイ大使館に問い合わせるほうが言葉の問題もないし、そもそも私とお姉さんでは必要書類が違うのだろうから私に聞くというのは非常に無駄が多いはず。無駄が多いだけではなく、情報の欠落もあるはずなので、私を頼るというのは危険だと思う。

というのがわからないのかなぁ、と思うのだけど、そこは『タイ人のプライドの高さ』で『身内以外の誰かに何かを訊ねることができない』のかもしれない、と想像している。

『〇〇についてお聞きしたいのですが、』
と切り出すのは(昔の)タイ人にとってはものすごく勇気の要ることなのだろう。
タイ人もある部分では日本人と似たような『察する文化』があるので、タイ人どうしだとド直球で『困っています』ということを言い出しにくいところがあるのかもしれない。

そういう意味ではお姉さんが私のことを身内だと認めて弱みを見せてくれているのかもしれず、その感情はありがたいのだけど、『だからどうしたいのか』がわからないメッセージにはどうしようもない。


今年の初めにオットとお姉さんが大喧嘩をしてから私はお姉さんからの LINE には無返信で、それは今でも続けている。というか、返信のしようがない動画ばかりが送られてくるので返信をしていない、とも言えるのだけど。
なので(?!)先日の音声メッセージにも返信をしておらず、だけど一応オットには『お姉さんからチェンマイに帰りたいというメッセージが届きました』ということは伝えた。必要があればオットか2番目のお姉さんが3番目のお姉さんと直接話すだろうという薄めの期待を込めて。

するとオットも2番目のお姉さんも、3番目のお姉さんがチェンマイに戻ることについては歓迎ムードではなく、どちらかと言うと『来ないでほしい』ような感じ。
私もそれを理解できる。
そもそも3番目のお姉さんにはバンコクに住んでいる娘がいて、娘だっていい大人なのだからそちらに滞在させてもらえば良いのに、そうなると激しい親子喧嘩が頻発するので面倒なのだろう。
なのでチェンマイのきょうだいを頼るわけなのだけど、そうするとチェンマイ組(!?)が3番目のお姉さんの我儘に振り回される。
お姉さんがときどき日本からチェンマイに戻ったときには結構な頻度でいろいろな友達と会っているけれど、お姉さんが言うにはそういう人たちの目当てはお姉さんの財布。出掛けたり食事をしたりして、支払いはだいたいお姉さんなのだそうで。その愚痴を毎回聞かされるきょうだいはたまったものではない。
それに3番目のお姉さんは以前住んでいたチェンマイの住宅を売却して、自分のタイでの住所をオットのところに移した。なのでチェンマイ滞在の際はオットの家で寝泊まりすることが多いのだけど、家にいれば家にいるで誰かと電話をし、しばしば口論をしている。それが同居人にも聞こえるし、そういう電話の後はお姉さんの機嫌も悪いので周りもピリピリする。

どうも少し前にも3番目のお姉さんから2番目のお姉さんに『チェンマイに帰りたい』とこぼしたことがあったそうなのだけど、2番目のお姉さんとオットで『チェンマイに来られてもチェンマイのみんなも仕事がなくてお金も心も苦しい状況だし、3番目のお姉さんだってタイに仕事があるわけでもないから余計にお金のことで喧嘩になるだけだよね』と言っていたらしい。

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(オットがこういう反応をするということは事態は深刻ではないと思うので、私もお姉さんに対してアクションを起こしていない。)

結局チェンマイに行かれてもあちらでも対応に困るというわけで、コロナ禍以降はそれぞれの生活の場に変化はない。

定期か籖か

タイには面白い預金プランがある。
預金額に応じて当籖金抽選権が与えられるというもの。
日本にはこのような預金があるかどうかわからないのだけど、クレジットカード会社の『ご利用金額〇万円につき1回の応募ができます』などのプレゼント企画と似ているかな、と思う。

以前から有名だったのは農業銀行(ธกส)で、常に抽選権付き預金の募集があった。
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(これは籖とは関係なく、オットが用事で行ったときの画像)

きっと今でも相当数の受け付けをしていると思うのだけど、昨年からのコロナ禍で人々の金銭的不安が大きくなって、その預金に申し込みが殺到して先月だったかに今期(今年?)分の受け付けが終了された。
すると苦情というか不満というか、世間でそのような意見が多く出ていたので、それを受けて今度は別の銀行が同じような内容の預金を受け付けることとなった。
それが昨年の『コロナ禍による金銭的困窮に対する補助』として一定数の人に10000バーツを低金利で貸し付けしたオームシン銀行(ธนาคารออมสิน)。

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銀行がその発表をしたらやはり申し込みを希望する人がかなり多くいて、オットによると『ネットで申し込み希望の表明をすると、銀行から日時と支店の指定があるのでその時刻に窓口に出向く』というシステムになったとのこと。
つまり、オットも申し込みを希望した。

するとネット申し込みの数日後の予約が取れて、9月某日に銀行から指定された窓口に行ってきた。
私はその窓口で相談とか審査があって、その後に預金なのかと思っていたら、どうやらその窓口で即預金手続きなのだそうで、オットはいそいそと他の銀行に預けてあった預金の確認を始めた。
その『他の銀行に~』というのは、こちらも変わった内容の預金で、預金期間に名義人が死亡すると預金額の20倍の金額をお返し(?)します、というもの。きっと自殺やバイク事故は適用外なのだろうけど。でも保険としては有りかもしれない。オットはその預金口座を持っていたのだけど、これをオームシン銀行の当籤権付き預金に移すのだという。

そのようなちょっと変わった内容の預金というのは利率は普通預金よりも低くて、その代わり『当たればスゴい』という感じ。

そしてオットは指定された9月某日にオームシン銀行の当籤権付き預金にある程度のお金を入れてきた。
通帳は去年の10000バーツ貸し付け用(現在返済中)の通帳を使えるとのことで、新たな通帳は増えなかった。
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窓口ではいろいろ説明を受けたり印刷物をもらったりして、今回の預金期間は3年間で、最初の半年までに解約する場合は預金額の98%の戻しになるとのこと。3年のうちの毎月1日が抽選日で、少額当選の場合は自動的に口座に振り込まれ、一定額以上の場合は電話かSNS で事前連絡があるとのこと。
なので最初の抽選日は10月1日。


ということで(?!)、昨日20バーツのご当選。
オットのスマホアプリにお知らせが届いた。
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当選チャンスはあと35回。
オットは一攫千金を夢見ているのだけど、私はチリツモ的にちょっとずつ当選して、最終的には普通の定期預金くらいの金額で終われば成功ではないかと思っている。

トイレットペーパーが

先日母が近所のドラッグストアで買い物をしてきて、『いつものトイレットペーパーがなかったんだよね』と言っていた。
どうりで玄関に赤っぽいパッケージの大きなものが置いてあったわけで、私がそれを目にしたのは夜に電気を点けずに通りかかったときだったので『いつものトイレットペーパーじゃないけど、これが安売りだったのかな?』くらいな感じで素通りしていた。

実家ではもう何年もこれを使っていて、私は災害時用のストックとして自室のクローゼットの中に1袋キープしている。

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ペーパー類は基本的に無地・無香料が好きなのだけど、このトイレットペーパーだけは例外で、グリーンのリーフ模様を気に入っているのだ。もちろん使用感も悪くない。

それで母が『(ドラッグストアの)あのトイレットペーパーの場所、全部赤い柄に変わっちゃったの。もうあれ(赤いの)しかないのかなぁ』と言ってちょっと残念がっているようだった。
でも、それまで緑色のデザインだったものが急に赤に切り替わることはないだろう。
なんだかおかしいなぁ、と思って母が買ってきたトイレットペーパーを見てみたら

それはハロウィンデザインだった!

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↑カボチャとかキャンディー柄のプリント

つまり、ハロウィンが終わればまた元の緑色のリーフ模様に戻るということ。

母はまったく違うメーカーのトイレットペーパーを買ったつもりになっていたのだけど、なんてことはない、インクの色と模様が変わっただけで、紙質は変わっていないはず。(まだ使っていないのでわからないが。)

メーカーとしては HALLOWEEN 仕様にしてお客さまに楽しんでもらおうとしているのだろう。

けど・・・

私が実家で使っているトイレは建築時に40代だった父の遊び心で壁紙だけは西洋の館風。

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そしてトイレの小窓からは本物のクモが獲物を待ち構えているのが見える。

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クモが苦手な私はハロウィンも好きではなく、むしろ余計なお世話、的なことで。

なのでハロウィンペーパー(?!)を自分が使うトイレに置きたいかというと絶対にそんなことはなく、親が早くあのハロウィンペーパーを使い切ってくれることを祈っている。
それまで私はリーフ模様のをチビチビ使うことにする。トイレにあるストックがなくなってしまったら、クローゼットにある非常用のストックを開封する予定。

いろいろ切れてた

タイで調理用のガスといえばプロパンガスなのだけど、オットの家のはこんな感じ。

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オットによるとボンベは15キロのサイズということ。
2番目のお姉さんの家は4人家族だし、わりと自炊をする家なので、これより大きなサイズのボンベを置いてある。しかも器用な旦那さまが室内でガスを使えるように家を改装したので外に出なくても調理ができる。

オットの家はガス台があるのは外。

それで、ある日は遅めの昼食をとるために、オットは炊飯器でごはんを炊き、野菜などを冷蔵庫から出して机に並べた。そしてできたての卵焼きを食べたいオットは室内で卵を割って溶いてからガス台へと移動。
フライパンはコンロに伏せて置いてあるのでそれを使える状態にしてガスを点け、油をしいて卵液を投入。

すると

ガスの勢いがアヤシクなり・・・・

ボンベのガスが終了~。

卵はまだユルユル。

電気で使える鍋はあるけれど、オットはそれを箱から出すのが面倒くさいといってガスボンベを交換することにした。 (そっちのほうが面倒くさくないか?)

私はその地域のガスのシステムをわかっていないのだけど、ざっくり言うとガス屋に連絡をすれば新しいボンベを届けてくれる。以前はオットの兄がその仕事に就いていたのだけど、4年前に亡くなってしまったし、お兄さんに交換してもらったのはそれよりも更に前。
お兄さんが働いていたガス屋は家から車で10分くらいの場所なので、今回オットはそこにボンベを持って行ったのかと思ったら、地区内の徒歩5分くらいのところの雑貨屋がガスも扱っているとのこと。徒歩5分の距離といってもボンベを持って行くわけだし、大きな通りを渡らなくてはならないので車で行くのだけど。
ボンベを持ち込むとそれに充填してくれるのか、オットが用件を伝えたら『はい、360バーツですね』と言われた。しかしお店の人がボンベを見て、『このボンベは期限切れなのでもう使えません』と言った。

実は私はガスにも使用期限があるのではないかと薄々思っていたのだけと、オットが何も言わないのでずっと確認しないで使っていた。
そしてお店の人の指摘を受けてオットが見てみたら、『2560年(←タイで日常的に使われている仏歴)まで』と書いてあったとのこと。ちなみに今は2564年。
はたして2560年の何月が期限なのかは聞かなかったけど、仮に12月が期限だったとしても、4年近く期限切れの状態で使っていたことになる。よく爆発しなかったものだと・・・。爆発とまではならなくても、ボンベの劣化でガスが漏れるとか、事故が起こらなくてよかった・・・。

ガスが切れただけではなくて、ボンベも期限切れだったわけで、お店の人にはボンベの交換となると1500バーツくらいかかると言われたそうなのだけど、最初に『ガスがなくなっちゃって~』と話したときには360バーツと言われたので、やはりボンベに書いてある期限を過ぎるか過ぎないかで何かが違うらしい。
この雑貨屋から車で2分くらいのところに(おもに車の燃料に使う)ガススタンドがあるのでオットはそこにも問い合わせたらやはり1500バーツくらいの値段を言われたそうで、それを見ていたお店の人は『じゃあ、ボンベ代は200バーツでいいです』と言って、ガス代と合わせて560バーツの支払いで済んだとのこと。
そんなわけでオットは新しいガスボンベ(ガス入り)を560バーツで手に入れたのだけど、何がどうなったらボンベのことが200バーツになってしまうのか、日本人の私にはわからない。

かくしてオットは2568年が期限のボンベを持って帰り、卵焼きの続きに取り掛かった。


オットが言うことには、雑貨屋に行ったときに財布には560バーツしか入っておらず、『ぴったりだった!』とのこと。というか、1000バーツ超えの金額のままだったら払えなかったと。(そうなったらツケにするのだろうけど。)
財布にぴったりの金額になったのはオットの好きな言葉『神様のおかげ』。

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そして最近、実家の私の部屋の照明のリモコンの利きが悪いなぁ、なんて思っていたら、電池が期限切れだったー。しかも5年以上。

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オットのことを笑えない・・・。
なので乾電池を買ってきた。
古い電池、液漏れしていなくてよかった~。

ようやくスタートラインが見えたかな

個人的に出遅れた感はあるものの、私もどうやら来月中にファイザーワクチンを2回接種することができそうな状態になった。

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実家の環境は都会的ではないのだけど行政の区分としては人口が多い地域で、それが原因で高齢者ではない、職域接種とは関係ない、若者の括りでもない年齢層の私はなかなか新型コロナウイルスワクチンの予約をできずにいた。予約受け付けの順番がまわってこないのもそうだったけれど、予約ができるタイミングになっても枠がすぐに満員となってしまって一時期は予約難民になったような気分だった。
こうなったら医院で11月とか12月の予約をすることも視野に入れていたのだけど、それをする寸前のところで行政の集団接種の予約ができた。
一応ほっとしているのだけど、接種予約は LINE でトライしたので確認メールが届くわけでもない。その意味では不安があるのだけど、画面上では接種券番号と予約日時が表示される。
まあ、その日に行けば本当に予約ができているのかどうかがはっきりするわけなのだけど、それでいいのか?!
万が一予約ができていなくても、今週から『キャンセル待ちの登録』というシステムが始まったそうなので、そちらも使えばどうにかなりそうな気がする。実家は行政の接種会場から近いので、キャンセル待ちが必要な状態になってしまったなら活用したいと思う。

これで私のワクチン問題も解決しそうだし、タイの入国条件も緩和の方向に動きそうなので、ようやく渡航が現実味を帯びてきた感じはするけれど、オットが治験の最中なのでそれが終わるまでは渡航するのは控えたい。オットの治験参加の条件のひとつに『チェンマイ県外への外出をしないこと』というのがあり、そんな期間に私が日本から乗り込んだのではチェンマイ県外へ云々どころではない。

そういう理由もあって、私のタイ渡航は年明け以降になると思うのだけど、おそらくその頃にはタイの外国人受け入れのシステムもある程度は確立されているかもしれないし、新型コロナウイルスのことについても新薬だとか新たな対処法が広く存在するようになっているかもしれない。その反面、新たな変異株が出てくる可能性もあるにはあるのだけど。

そしてタイ渡航の際に必須となっている新型コロナウイルス感染症用の保険加入は・・・これが結構気になるところで、この1年くらいの間にそれによる恩恵を受けた人はどのくらいいるのだろうか。タイでは感染者数がピークだったときには入院が必要な状態の人でも入院ができなかったと聞くし(ということは、保険をかけていても入院治療ができない)、コロナ保険は新型コロナウイルス感染症だけの保険なので他の疾病に関しては何の保障もない。そして保険料が高い。
世界的にワクチン接種済みの人が増えたのだから、保険料は下がらないのかな。。。

それと、渡航前にタイの大使館に発給申請をする書類『COE(入国許可証)』が、10月1日以降の入国については先日から一時発行停止中。これは規約変更がある前兆ではないかと思うのだけど、このまま撤廃となるのか、手続きや必要事項が簡素になるのか・・・。どちらにせよ、渡航を考えている者にとってはありがたい話・・・になることを祈っている。

こんな想像や願望の話をオットにすると『えっ、それじゃあヨリミチさんいつ来るの?!』と言って、こちらが『まだ政府の発表がないでしょ』と制止しても夢物語を語らせられそうだし、そうなると後々面倒なことになりそうなので、取り敢えず『ワクチンの予約ができました』というところで話を止めている。
実際、まだ打てたわけではないし。

私の場合は日本でワクチンを2回打って、接種証明書を入手するのは渡航準備として必須だと思っているので、今はようやくスタートラインが見えたというか、その前の競技場に到着した、くらいの段階かな。

生まれ変わったら何になりたいか

昨日の投稿にも少し書いたけれど、オットと私は自分たちの生命が終わったときにどうするか、を少しは話し合っている。
というか、オットは自分が私よりも早く人生を終えるつもりでいるので(!?)、そのときの手続きについてあれこれ教えてくれるのだ。

日本人の夫婦が日本で生活しているのなら役場とか法律相談所とか葬儀社などに助言を求めれば、一般的な方法や周囲に迷惑がかからない程度の個人の希望をかなえる方法を提案してくれるだろう。
しかし国際結婚の場合は・・・?日本人にはあまりピンとこない宗教的な約束事などがありそうで大変かもしれない。

そして私が想定している『夫婦でタイ生活をしているタイ人と異国籍人夫婦』だと、タイの国籍を持っている人はその国の風習にしたがって進めれば良いのだろうけど、その配偶者はどうしたものか。多くのタイ人庶民はお墓をもたず、火葬後に散骨するのがほとんど。
実は私自身はタイで人生を終えることになれば、その方法でお願いしたいと思っている。きっとその頃には親もあの世に行っているだろうし、私に子どもはいない。だから案外気楽なもので、自分の好きなようにさせてもらおうと思っている。血縁の近いところでは妹がいるが、『ヨリミチの墓』というのを造ってしまったら、そこに行ったら私のボヤキや説教が聞こえてきそうで面倒を見たくないだろうし、『お墓の中に縮こまっているよりも海や空を漂っているほうがあなたらしいんじゃない?』と言いそう。

オットに関しては献体に登録してあるのは知っていたけれど、コロナ禍のために受け付け休止中というのは知らなかった。オットも6月の叔父さまの葬儀の際にそれを知ったというので、やはりコロナというのはいろいろなことがイレギュラーになるのだなぁ、と実感した。

ところで、今のオットは来世は日本に生まれたいと言っているのだけど、今日の投稿はそんな感じの話。
(前置きが長すぎた。)

私は日本人であることにも女性として生まれたことにも不満はなく、もしも来世があるとしたらまた日本人として生まれることを望んでいる。性別はどちらでも構わないけど。
今のところ、いちばん避けたい生まれ変わりの姿はカゲロウ。
カゲロウが嫌いだとか苦手だとかいうことではなくて、もしもカゲロウとして生まれてしまったら口が退化しているので食事もままならないし(当たり前だけど)おしゃべりもできない。そして寿命が短い。
寿命が短いということは、次の生まれ変わりまでが短期間になるのかもしれない(?!)が、やっぱり美味しいものを食べられないというのは人生の楽しみの大きな部分がなくなってしまうということで、カゲロウの自分が食べる以外のことで楽しいことを見つけられるかと言ったらそれができるとも思えないし。

そんなレベルで来世の心配をしている私は本当に恵まれているなぁ、と思ったのは・・・

今から何年も前。
オットと散歩をしているときに日暮れが近くなり、鳥が棲み家を目指して飛んで行った。それを見てオットは『僕は生まれ変わったら鳥になりたいんだ』と言った。

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それは単なる憧れではなくて、その国に住む人々のうちの一定数はそのように思っているだろうと思えるような理由があってのことだった。
具体的な内容は覚えていないが(はっきりとした例を挙げなかったのかもしれないけれど)、タイに住むタイ人は法律や思想的なことなどでいろいろな制約があり、日本人が思うよりもずっと自由が少ないんだな、と思ったことを覚えている。
それで、鳥になればタイに生まれても自分の思うままに過ごせるし、隣の国やうまくいけばもっと遠くの国にも行ける。

と、そういうことを話していた。

私は日本人なのでパスポート(とお金)さえあればだいたいどこにでも行けるし、自国内での普段の会話でどのようなことをしゃべっていても、バッシングされることはあっても逮捕・収監ということはまずない。

オットと私は夫婦ではあるけれど、生まれた場所が違うだけでそれぞれが抱えているものや本人の意思とは関係なく背負っているものはこんなにも違うんだなぁ、と解っているつもりではあったけれど改めて思った。


それよりも後のことだったと思うのだけど、我々はチェンマイ動物園に行った。
それはオットが SNS でヨチヨチ歩くカバの赤ちゃんが公開されたという映像を見たからなのだけど、実際に行ってみたら赤ちゃんは既に大きくなっていたようで(つまり情報が古かった)、どの個体がその仔カバなのかわからなかったという・・・。
でもその当時はいろいろな動物に餌やりをできて私はとても楽しく過ごした。(今はコロナの影響で餌やりは禁止。)
そこでだいたいの動物は柵のむこう側にいるのだけど、セレブな動物は専用の建物があったりアクリルの壁があったり。
その中のひとつ、コアラもアクリル板越しに見る動物だった。

コアラの部屋はエアコンで温度管理がされていて、そんなに暑くないらしい。
それを見たオット、『あ~、来世はコアラになりたいー』と。
どうやらエアコンのきいた部屋で気ままに過ごし、食べたいときに食べて寝たいときに寝るというのを羨ましく思ったらしい。

でもそれはチェンマイ動物園のコアラに限定されることで、野生のコアラに生まれてしまったらエアコンなんてないし、自然災害や交通事故の危険はあるし、食べ物だってほぼユーカリ一択。

私も野生動物に生まれ変わってみたくなくはないけど、コアラじゃなくていいかな・・・。

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