タイには面白い預金プランがある。
預金額に応じて当籖金抽選権が与えられるというもの。
日本にはこのような預金があるかどうかわからないのだけど、クレジットカード会社の『ご利用金額〇万円につき1回の応募ができます』などのプレゼント企画と似ているかな、と思う。
以前から有名だったのは農業銀行(ธกส)で、常に抽選権付き預金の募集があった。
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(これは籖とは関係なく、オットが用事で行ったときの画像)
きっと今でも相当数の受け付けをしていると思うのだけど、昨年からのコロナ禍で人々の金銭的不安が大きくなって、その預金に申し込みが殺到して先月だったかに今期(今年?)分の受け付けが終了された。
すると苦情というか不満というか、世間でそのような意見が多く出ていたので、それを受けて今度は別の銀行が同じような内容の預金を受け付けることとなった。
それが昨年の『コロナ禍による金銭的困窮に対する補助』として一定数の人に10000バーツを低金利で貸し付けしたオームシン銀行(ธนาคารออมสิน)。
銀行がその発表をしたらやはり申し込みを希望する人がかなり多くいて、オットによると『ネットで申し込み希望の表明をすると、銀行から日時と支店の指定があるのでその時刻に窓口に出向く』というシステムになったとのこと。
つまり、オットも申し込みを希望した。
するとネット申し込みの数日後の予約が取れて、9月某日に銀行から指定された窓口に行ってきた。
私はその窓口で相談とか審査があって、その後に預金なのかと思っていたら、どうやらその窓口で即預金手続きなのだそうで、オットはいそいそと他の銀行に預けてあった預金の確認を始めた。
その『他の銀行に~』というのは、こちらも変わった内容の預金で、預金期間に名義人が死亡すると預金額の20倍の金額をお返し(?)します、というもの。きっと自殺やバイク事故は適用外なのだろうけど。でも保険としては有りかもしれない。オットはその預金口座を持っていたのだけど、これをオームシン銀行の当籤権付き預金に移すのだという。
そのようなちょっと変わった内容の預金というのは利率は普通預金よりも低くて、その代わり『当たればスゴい』という感じ。
そしてオットは指定された9月某日にオームシン銀行の当籤権付き預金にある程度のお金を入れてきた。
通帳は去年の10000バーツ貸し付け用(現在返済中)の通帳を使えるとのことで、新たな通帳は増えなかった。
窓口ではいろいろ説明を受けたり印刷物をもらったりして、今回の預金期間は3年間で、最初の半年までに解約する場合は預金額の98%の戻しになるとのこと。3年のうちの毎月1日が抽選日で、少額当選の場合は自動的に口座に振り込まれ、一定額以上の場合は電話かSNS で事前連絡があるとのこと。
なので最初の抽選日は10月1日。
ということで(?!)、昨日20バーツのご当選。
オットのスマホアプリにお知らせが届いた。
当選チャンスはあと35回。
オットは一攫千金を夢見ているのだけど、私はチリツモ的にちょっとずつ当選して、最終的には普通の定期預金くらいの金額で終われば成功ではないかと思っている。