チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

よく拾う人

なぜかオットは地面に落ちている硬貨をよく見つける。
別にいつも下を向いて血眼になって歩いているわけではないのだけと、どういうわけだか遭遇率が高い。
今日も出掛けた先で拾ったと LINE が届いた。

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今日なんてバイクに乗っていたのに。
しかも拾うコインは1バーツとか2バーツ玉ということがほとんどなのだけど、今日は5バーツ。

視力は関係あるのかないのか。
ちなみにオットは老眼だけれど遠くのお店の看板は読める。

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キャッシュレス化が進む昨今だけど、オットの家では毎月の自治会費(のようなもの)と水道使用料は地区の事務所で現金払い。
端数も発生するので、そのときに活用してもらおう。

金の切れ目が縁の切れ目

タイ人と日本人の関係が続くとか続かないとか、特に片側からの恋愛感情が暴走すると周囲からそういう言葉を持ち出されることがあるけれど、あるときオットから『僕のiPhoneでその言葉が出せません』と言われて、私が日本語のフレーズを LINE で送ることになった。

それと同時にオットが自分で打ち込んだ言葉を私に送ってくれたのだけど・・・

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おい、オット!

金の切れ目が円の切れ目

って、前半と後半が同じことになっていて何の訓示にも比喩にも説明にもなっていないじゃないか!
日本語ができる外国人にとっては『金(かね) = 円』ということで、『円』が正しい漢字だと思ってしまうのかもしれないけれど、これでは文の意味がわからない。

だけどオットは『お金がなくなったら何もかもがそこでおしまい』のように理解していたのかな・・・。

LINE で文字を伝える前に、『タイ人の女と日本人の男だけの話じゃなくて、たとえば友達どうしでもお金を貸したりあげたりしなくなったら来なくなっちゃう人とか、そういうことも言うことがあります』と言ったのだけど、『えん』を縁ではなくて円だと思っている人にこの説明は伝わらなかったかもしれない。

幸いなことにオットの身近なところで『金の切れ目が縁の切れ目』になった人がいなかったから学習できなかっただけかもしれないが・・・。

でも、私は思い出した。
金の切れ目はなかったけれど縁が切れた人を。

オットがその日本人とどのように知り合ったのかは忘れてしまったが、その人はあるタイ人女性に好意を抱いていたようで、チェンマイに行くたびに彼女に会っていた。偶然オットは彼女と顔見知りだったので、それを知った男性から協力を要請された(?!)こともあったのだけど・・・

私はあまり深いところまで話を知らなかったので、てっきり彼女はその日本人男性自身に好意を持っているか、男性のお金を魅力に感じているのだろうと思っていたのだけど、実はそんなことはなくて、男性がどんなにお金のかかる贈り物をしても彼女はそれになびかなかった。
縁の切れ目はあったけれど、原因は金の切れ目ではなかったというか、金があろうがなかろうが、そもそも縁がなかったという話。

これではオットが『金の切れ目が縁の切れ目』を学べないわけだわ。

オットのささやかな楽しみ

この1年半、オットはほぼ失業状態だし、コロナ禍以前はチェンマイでのシーズンステイを楽しんでいた日本人の友達も海外渡航ができなくなったので彼らとも最短でも2年くらい会っていないし、チェンマイでも何度かのコロナ感染の波があったりして友人ともなるべく会わないような生活をしている。

そんなオットのささやかな楽しみは買い物。
実店舗に行くのは最低限にして、最近はネットショッピングを楽しんでいる。
そこに誘導してしまったのは私だという説もあるのだけど、私が楽天市場で買い物をしているのを見ていろいろ学んだらしい。たとえばセールの時期を待つとか、クーポンを使うとか。

それで最近オットが買ったのはスナック菓子。
タロイモチップスにパッションフルーツのジャムが挟んであるというもの。
どうやら個数だか時間が限定されているフラッシュセールだったようで、40グラム入りのものが25バーツから9バーツになるということで、オットは12袋購入。送料無料クーポンと幾らかのポイントを持っていたのでそれらも使って。

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購入前にはきちんとレビューも確認したとのこと。
私が楽天市場でいろいろな物を吟味しているのを観察していたようだ。

それで届いたのがこちら。

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TAMARIND HOUSE というメーカーで、品物が入っていた箱にもメーカーのロゴが印刷されていてかわいかったらしい。

昨日の夕方に届いたので今日食べると言っていたなぁ、と思って電話をして感想を聞いてみた。
すると100点満点中80点という評価で、味見のつもりが2袋食べてしまったということ。
濃い味が好きなオットはタロイモの塩気が足りないだとかパッションフルーツ100%のジャムのはずだけど他の果物も入っているみたいな味、とか言っていたが・・・
オットはパッションフルーツを好んで食べる人ではないのでその意見は参考にならないのでは?と思っている。

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そういうことを言っているわりには2袋も食べてしまって結局気に入っているような。
しかも自分も早速レビューを投稿したとのこと。そうしたら25サターンのクーポンをもらえたらしい。
オットが言うにはヨリミチさんはきっとこれを好きだと思うよ、とのことなので、私がチェンマイに行った暁には(フラッシュセールで)買ってもらわねば。


昨日はオットはスーパーマーケットにも行って買い物をしたのだけど、目的は新発売のスティックコーヒー。

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こちらは期待外れだったようで(というか期待が大きすぎたのでは?!)、いつも日本のインスタントコーヒーを飲んでいるオットの舌には物足りない味だったとのこと。このスティックコーヒーにブレンディをスプーンに半分足せばまあまあな味になるので飲めなくはないけど・・・と言っていた。
それでもタイで製造されるインスタントコーヒーの中では味も技術も最新なのだろうからそれはそれとして見なければならないよね、と思う。

袋を閉めたいのか閉めたくないのか

最近、楽天市場のとあるショップで買い物をした。
耐火バッグというもので、火災のときなどに中身を守ってくれるという説明のある品物。
とは言っても私は『耐火』を求めてここに行き着いたわけではなく、デイパック程度の大きさのリュックの中の仕切りになるようなポーチ状の物を探していたらこれを見つけたというわけ。
今まで使っていた物もあるのだけど、もしかしたらスリム化できるかな、という期待もあって。

最大の目的はデイパックに入れて使うことなので、縦型の物を探した。
それで最初にそういう形の物を購入したのだけど、上部のフラップがマジックテープになっていて開けるときにかなり力が必要だったのと、力が要るマジックテープということは、剥がれるときの音が大きい。
そのバッグは基本はデイパックの中に入れっぱなしにするつもりだけれど、飛行機に乗るときは座席前のポケットに入れることになる。
そこから筆記用具だの書類だのを取り出して使うわけなのだけど、そのたびに『ベリベリッ』『ビリビリッ』と音を立てるのは周りに迷惑が掛かる。だけど構造上マジックテープをバッグから外すことはできない。なのでこれは実家の自室で大事な(と思われる)書類などを入れておく貴重品入れにすることにした。

縦型の品物はしようと思っていた使い方はできなかったが、それで素材感はわかったので、今回はファスナー開閉の横型のものを買ったというわけ。
ファスナー式の縦型というのがなかったし、実際に縦型のバッグを手にしてみたら、バッグから物を出すときに物によっては手を深~く入れなければならないのがナニゲに不便だな、と思ったのでファスナー式横型がベターだと判断した。

ファスナーは注意して閉めないと端まで閉まらないので、適当に閉めて1~2センチの隙間がある状態だと耐火の性能としてはどうなの?と思うところはあるのだけど、耐火を第一に求めているわけではないので目を瞑ることにした。
最初から判っていたことだけど、これは中国製だし、今回の買い物に関してはバッグの形をしていて物を収納できるということを達成してくれれば OK と思っていた。耐火はオマケ。

それでバッグはジッパー袋に入れられて、それが発送用のビニール袋に入って送られてきたのだけど、疑問なのはジッパー袋。

『思わぬ事故を防ぐため、乳幼児には近付けないで下さい』という注意書きのシールが貼ってある。それはどんなお店の買い物でもよくあることなので『あ、お約束のシールね』くらいにしか思わないけれど、ジッパー袋なのに袋の四隅に穴を開けてあるという・・・。穴は『事故防止』のためなのだろうけど、それならそんなに端っこでは役に立たない。
穴を開けているのにジッパー付きという袋は、なんだかいろいろと矛盾を感じてしまってスッキリしない。

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まあ、私がスッキリしなくても、それが法律対策の結果なんだろうな、ということはわかるのだけど、やっぱりスッキリしない。
ジッパーの面目丸潰れだわ~、なんて思ったりして。

タイでの生活だったら気にならなかったかもしれないことが、日本にいると気になってしまう。

それをカニと言うとは

以前にも記事にしたことだが、オットは夕方のジョギングに行くときに犬のエサと水を持って出掛ける。
今年のいつ頃からだったかわからないけど、その辺りに居着いている野良犬がいるので朝は近所の人が、夕方はなぜかオットが餌をやることになったということで。

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最初はこのフェンスの向こうで過ごすことが多かった犬なのだけど、最近はそこから100メートルくらい離れた菩提樹と地区の祠がある場所がメインの居場所になっているらしい。

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オットとそんな話を LINE の音声通話でしていたら、車が近付いてくる音がして誰かがオットに挨拶をした。そのへんで挨拶をする人は私もだいたいわかるのだけど、このときの人は誰だかわからなかった。しかも女性。
別に女性だからどうということもないのだけど、車に乗っている人が挨拶をしてくるというのがあまりないケースだったので、オットに『今のは誰ですか?』と聞いたら『犬に朝ごはんあげる人』とのこと。
その人は祠の近くの家の人で、ちょうど仕事から帰って来たところだった。私は面識はないのだけど、オットが言うにはその人には子供が3人いて、上が男の子、下が女の子の双子なのだとか。子供がいるけれど毎日仕事に行けるというのなら子供は就学しているくらいの年齢なのかな、と思ったらもっと小さくて、男の子は3~4歳、双子は1歳くらいだということ。それで仕事帰りには男の子の幼稚園に寄って、こどもと一緒に帰ってくるようだ。

タイの女性は産後の復職がすごく早い。それは良くも悪くもそういう環境だからだと思う。
良い面でいえば幼稚園が零歳児も受け入れてくれるとか、母方の親(子供にとっての祖父母)が家で子供の面倒を見てくれるとか、職場の理解があって融通がきくとか、職種によっては子供をそのへんの籠やゴザに寝かせておいてよいとか。
悪い面でいえば家や車やその他の借金(ローン)があるから働かざるを得ないとか、旦那(そもそも事実婚が多いのでその場合は旦那とは言わないかもしれないが)が逃げたとか、旦那がグウタラで働かないとか。

オットはそこの家の下の子も見かけたことがあるらしいのだけど、双子はまだヨチヨチ歩きなのだそう。
日本語ではそういうオノマトペがあるけれど、その言い方を知らないオットが精一杯の日本語で表現すると、

双子ね、まだ小さいからあんまり歩けない。
歩くけど・・・カニみたい。

ということになった。

その様子が思い浮かぶような、思い浮かばないような。
カニ・・・かぁ。
わかるような、わからないような。

カニ
なんだか笑いのツボに入ってしまって、思い出し笑いというか妄想笑いが止まらない。

『てにをは』がおかしいけど気にしている場合ではない

最近、来月からタイの入国条件が緩和されるという報道があり、第一段階では10ヶ国の予定で・・・などなど、確定情報と未確定(予測)情報が飛び交う状態になっている。

さすがにオットも情報が気になるようで、昨晩もテレビニュースの画面をスマホで撮影したものを送ってきた。
そのニュースによると、第一段階の国に日本も入るのではないか、というもの。

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タイ全体で見ると新型コロナの感染者数は大幅に減っているわけではないけれど、状況としてはピーク時よりは落ち着いてきているのかな、という気はする。
しかしチェンマイに関しては今月に入ったあたりから感染者数が徐々に増えていて、今週は上昇のカーブが急になった。
特に野菜や魚を扱っているチェンマイ最大の卸し市場でクラスターが発生し、市場の閉鎖と消毒をしたのは大きな話題。
この市場が閉鎖されたら食堂や個人商店は大打撃だろうし、仕入れに訪れた人にも感染の心配がある。
市民のワクチン接種は進んでいるものの、20代から50代まではほぼシノバックだし、65歳以上の人もシノバック×アストラゼネカというパターンが多い。
シノバックがどの程度効果のあるものなのかはわからないし、更に問題なのは卸し市場で感染者が多数、ということは、そこで働いている人とお客さんだけが感染リスクがあるのではなくて、郊外よりももっと遠くを拠点としている農業従事者が毎日早朝に野菜を卸しに往復しているので、彼らが感染すればその家族や畑の関係者が感染し、さらには別の大型市場にも作物を卸しているだろうし・・・と思っていたら、昨日はチェンマイ市内から20キロくらい離れたそこそこ大きな町のメイン市場で多数の感染者が確認された。
そして今日はオットからこんなLINEが。

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オットの苦手な『てにをは』が間違っているけれど、そんなことを指摘している場合ではない。

チェンマイ郊外の野菜畑のあるようなエリアでは住民が積極的にワクチン接種をするとは思えないし、言いにくいことではあるけれど孤児や元孤児という人もそれなりの人数が存在する。そういう人たちがきちんとワクチン接種の対象者となっているのかという疑問もあるし、タイ国籍を持たない山岳民族の出入りもある。
もっと広い目で見ると、ミャンマーとの国境もあるのでそちらからのコロナ流入もゼロとは言い切れないものだし。

チェンマイでは新型コロナウイルス感染症での死亡というのはあまりないのでそれは不幸中の幸いではあるけれど、理由はわからない。ウイルス自体がそれほど強くないのか、それとも人々の体質が関係しているのか・・・。

せっかくタイの入国条件が緩和されるのに、感染者数がこんなふうだとチェンマイはスタート延期、なんてことにもなりそうな気が。

ツナ缶の辛さのからくり

タイのセブンイレブン、タイ全土なのか限定店舗なのかはわからないのだけど、オットは『プロモーションがあるんだ♪︎』と言って缶詰めを買いに行ってきた。

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この SEALECT のツナ缶が2個で38バーツになるとのことで、通常価格よりはかなり安くなっているらしい。個数制限があったのかどうかはわからないけれど、オットは赤2缶、黄色2缶の合計4缶買った。
赤い缶のほうが辛い味付けで、トウガラシ3本のマーク。そして黄色のほうはトウガラシ2本のマーク。
オットはまだ食べていないので味の感想を聞けないのだけど、要は炒めたツナにトウガラシを混ぜたものだろうから想像はつく。
ごはんのお供にしたり、卵焼きの具にしたら美味しいかもしれない。

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それでオットに『缶詰めは何グラムなの?』と尋ねたら、なんと黄色は95g、赤は85gという表示が。
よりどり2個で38バーツなら、黄色を2個のほうがお得だねぇ、ということになった。どちらにせよオットはお腹が弱いので、黄色の缶詰めのほうが身体のためだと思う。

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・・・が、
内容量に差があって、少ないほうが辛いということは、トウガラシが多く使われているのではなくてツナが減らされて辛みが増してる、ってことではないか!

それならトウガラシの本数で辛さを表すのではなくて、赤缶は魚のマーク2個、黄色缶は魚のマーク3個、というほうが現実に近いのでは・・・?!

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