チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

それをカニと言うとは

以前にも記事にしたことだが、オットは夕方のジョギングに行くときに犬のエサと水を持って出掛ける。
今年のいつ頃からだったかわからないけど、その辺りに居着いている野良犬がいるので朝は近所の人が、夕方はなぜかオットが餌をやることになったということで。

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最初はこのフェンスの向こうで過ごすことが多かった犬なのだけど、最近はそこから100メートルくらい離れた菩提樹と地区の祠がある場所がメインの居場所になっているらしい。

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オットとそんな話を LINE の音声通話でしていたら、車が近付いてくる音がして誰かがオットに挨拶をした。そのへんで挨拶をする人は私もだいたいわかるのだけど、このときの人は誰だかわからなかった。しかも女性。
別に女性だからどうということもないのだけど、車に乗っている人が挨拶をしてくるというのがあまりないケースだったので、オットに『今のは誰ですか?』と聞いたら『犬に朝ごはんあげる人』とのこと。
その人は祠の近くの家の人で、ちょうど仕事から帰って来たところだった。私は面識はないのだけど、オットが言うにはその人には子供が3人いて、上が男の子、下が女の子の双子なのだとか。子供がいるけれど毎日仕事に行けるというのなら子供は就学しているくらいの年齢なのかな、と思ったらもっと小さくて、男の子は3~4歳、双子は1歳くらいだということ。それで仕事帰りには男の子の幼稚園に寄って、こどもと一緒に帰ってくるようだ。

タイの女性は産後の復職がすごく早い。それは良くも悪くもそういう環境だからだと思う。
良い面でいえば幼稚園が零歳児も受け入れてくれるとか、母方の親(子供にとっての祖父母)が家で子供の面倒を見てくれるとか、職場の理解があって融通がきくとか、職種によっては子供をそのへんの籠やゴザに寝かせておいてよいとか。
悪い面でいえば家や車やその他の借金(ローン)があるから働かざるを得ないとか、旦那(そもそも事実婚が多いのでその場合は旦那とは言わないかもしれないが)が逃げたとか、旦那がグウタラで働かないとか。

オットはそこの家の下の子も見かけたことがあるらしいのだけど、双子はまだヨチヨチ歩きなのだそう。
日本語ではそういうオノマトペがあるけれど、その言い方を知らないオットが精一杯の日本語で表現すると、

双子ね、まだ小さいからあんまり歩けない。
歩くけど・・・カニみたい。

ということになった。

その様子が思い浮かぶような、思い浮かばないような。
カニ・・・かぁ。
わかるような、わからないような。

カニ
なんだか笑いのツボに入ってしまって、思い出し笑いというか妄想笑いが止まらない。

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