チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

缶ビール12本ということは

昨日の投稿で、ヨリミチはタイから日本に缶ビールを12本持ち込んだということを書いた。
海外旅行経験者なら耳にしたことのある話だと思うけれど、酒類の持ち込みは一定量までは免税、それを越えると課税となる。
日本に入国する場合は760ml瓶が3本までが免税。
なぜ760mlの瓶が基準でそれを3本というふうにしたのかは理由がわからないのだけど、ワインを持ち込むことから話が始まったのかもしれない。
だけど全ての酒が760ml入りの容器を使っているわけではないので『2280mlまでは免税』ということになる。

ヨリミチは普段アルコールを飲まないし、よほどのことがなければお土産としても買うことはないので今回の帰国は『免税の範囲を越えて日本に酒類を持ち込むにはどうすればよいのか』ということを試してみるという意味もあった。

事前に少し調べてみたところによると、酒の種類によって税率が違っていて、その中でもビールは安い。それならそんなに恐れることなく12缶のビールを運ぶことはできそう。
で、本当に『2280mlを越えた分に課税』なのだとすれば今回は320ml缶が12本なので総量が3840ml。そのうちの2280mlは免税。1560mlについて課税されることになる。
ビールは1リットルにつき200円が課税されるらしいが、それはネットの記事で得た情報なので参考程度に頭に入れておいた。

今は VISIT JAPAN WEB で事前登録をすれば入国審査がラクになるとのことだけれど、課税対象物がある場合はどうなるのかわからなかったし、なんかわからないままウェブでいろいろ済んでしまうのは自分のためにならないような気がしたので、今回は敢えて VISIT JAPAN に登録はしなかった。
それで成田への機内で『携帯品・別送品申告書』をもらって書面で申告することにした。

が、そこの『酒類』のところは『〇本』という書式になっている。
今回はワインボトルではなくて、缶ビール。しかも1本320ml。
なので苦肉の策で『320ml12本』と書いた。


そして成田の税関でそれを提出。
すると係員さんが『あぁ、申し訳ないのですが、今回は免税の範囲を越えていますね・・・』と確認。
それは解っていることなので、『はい』と答えた。

 

『では計算しますので、少々お待ち下さい』

 

ということで、現物を確認することなく(スーツケースは開けられなかった)申告書にヨリミチが書いたことに基づいて支払いのための書類を作ってくれた。

そして深刻な雰囲気で『今回の納税額なのですが・・・』と切り出され、こちらは『そんなに暗~く言われるような金額じゃないはずなんだけど・・・』と思いながら『はい、』と返事をすると

 

『300円です』

 

300円のためにそんなに深刻そうに引っ張って言うわけ~?!

まあ、せいぜい数百円の話だと思っていたので驚くことでもない。いや、むしろ安くて驚くところなのか?!

 

で、納税方法は現金やクレジットカードや他にも方法があるようだったのだけど、事前にネットでちょっと見た情報を確かめるために質問してみた。

『クレジットカードだと手数料はかかるんですか?』

 

それへの返事は『はい、かかってしまいます』だった。

ヨリミチは元から現金で払うつもりでいたのだけど、納税額が何千円とかになってくるとカードで払いたくもなるかもしれない。が、手数料がかかるとなるとちょっと考えちゃうかも。

で、現金で払う旨を伝えたのだけど、それに対して係員さんは『あ、お持ちですか?』というリアクション。

ヨリミチはそんなに『持ってない人』に見えたのだろうか・・・。

 

それで納税窓口に進んで現金300円をお支払い。

領収書はこちら。

明細はわからないのだけど、きっとビールは1リットルにつき200円で100円未満の金額は切り捨て。

今回は課税対象が1.56リットルなので312円。

そこから12円が切り捨てられて300円となったのだろう。

このビール、6缶で200バーツ程度だったので全部で400バーツ。

1バーツ4円とすると1600円。

そこに課税額が300円なので合計1900円。

そのくらいの金額で人によってはとても喜ばれるお土産になるのだからこれはいいかも!

スーツケースのスペースとか重量に余裕があれば少々の税金を払っても持ち込む価値はあるかも。

PVアクセスランキング にほんブログ村