健康体の私ではあるけれど、実は慢性的な腰痛があり、それは筋力によって生活に支障のない状態になっている。
この腰痛はずっと昔からあるので、自分の立ち方や座り方などの癖で腰の一部分に負担がかかっているのではないかと思う。それは背骨から少し左にずれたあたりが痛み、ときどき張りなども感じることがあるのだけど、この痛みとは長年の付き合いだしその間におこなった健康診断でも病気が見つかったりもしていないので骨格や姿勢の問題だろうと思っている。
しかし数日前から反対側の腰が痛むようになった。
それが発生したのは雨の翌日。
雨が原因なのではなくて、その雨の日は短時間外出する用事があったのだけど、出掛ける前にドタバタしてしまって文字どおり家を飛び出し、家を出たのはよいが途中で忘れ物に気が付き、それを持たないままだと用事を達成できないので一旦家に引き返し、再び小走りで出発という予想外の時間と体力を消費する出来事となってしまった。
もしも雨が降っていなければいつものつっかけサンダルで出掛けたはずが、天気が天気だったので靴を履くことにしたのだけど、その靴は足に合っていなくて非常に歩きにくい。形としてはデッキシューズのようなものなので足への負担は少ないと言えば少ない。が、踵の上(足首の後ろ側)が靴擦れする確率が高い。靴下を履いていても発生するのでよほど相性が悪いのだと思う。なので毎回おっかなびっくり歩を進めるのだけど、その日はほぼ小走り。案外そのほうが靴擦れはしないのかもしれないけれど・・・
身体が痛いと思ったのはその日の夜だったか翌朝だったか、あまり覚えていない。が、いつもの腰痛とはまったくの別物。いつもとは反対の右側が痛いので身体に何かが起こったのだな、というのはわかった。
でも痛みの箇所があまりにもピンポイントすぎて、例えば虫垂炎とか病名が付く何かなのかな、とも思った。が、慢性的にずーーーっと痛いわけではない。
それでは普段の運動不足が原因の筋肉痛?と思ってみたのだけど、それにしては右の腰周りのごく限られた部分だけが痛いので『なんで?』という感じ。
どんな姿勢のときに痛むのかというと、座っているときは何も感じない。ちなみに実家はほぼ和室の住宅なので椅子に座ることはない。つまり畳とかフローリングにホットカーペットというスペースで生活しているわけなのだけど、そこから立ち上がるときに股関節の前側に結構な痛みが走る。そして、歩くときも。それって腸腰筋ってやつが痛いってことなの?と思ったけど、筋肉の専門家ではないのではっきりしたことはわからず。どちらかと言えば筋肉痛というよりは神経に何かが触れているの?という感じ。
ついでに言えば、右の後ろ、臀部あたりもうっすら痛いような。これって神経痛?!
そして、寝ているときはどうかというと、うつ伏せになると右の骨盤の内側のようなところに圧迫感があって鈍痛もあるような。それって、傷というよりは病ってこと?
もしかしたら更年期ということで何かが起こっているのかもしれないの?と思ってみた。
ヨリミチの母は今のヨリミチの年齢よりも若いときに婦人科系の病気で子宮と片側の卵巣を摘出している。そういう因子が遺伝するのだとすればその可能性もあるのか?それならそれで仕方ないけど、更年期と関係のある話だとすれば、親の話はあまりあてにできない。母は更年期前に器官を摘出しているので今の私とは状況が違う。それに母は『産んだ人』、私は『産まない人』なので婦人科系の出やすい症状・出にくい症状というものが参考にならない。
母の次に近い親族だと妹がいるけれど、妹は『産んだ人』だし当たり前だけど私よりも若いので、相談相手としては期待できなさそうだし。
まあ、不調があまりに長引くようなら病院に行くしかないな、と思った。
で、結構辛かったのが、朝、目が覚めて起きるとき。
仰向けに寝ているところから上半身をまっすぐ起こして起き上がるというのができない。というか、無理にそれをすると大変なことが起こりそう。なので横向きになってから下の腕で床を押して起き上がる、ということしかできなかった。それでも骨盤付近に痛みが走る。
けど、それは一過性のもので体を起こしてしまえば痛みはほぼ消える。
そのときに感じるのは局部的な筋肉痛、という感じ。それって、病よりは傷・・・?
ということで、ますますわからなくなった。
そんな数日間を過ごし、今日になってようやく『いつもの腰痛』が出てきた。
つまり、それまでは右側が痛すぎて左側の腰痛がわからなくなっていたということ。
まあ、今は右側は痛くないことはないけれど、痛いのはときどき、という感じ。野生の勘(?!)では明日には完治しそう。
結局何がどうなったための痛みなのかはわからないままだけど、天気が悪い中を時間に追われ、相性の悪い靴を履いて運動不足の身体でもがくように走った結果が出た、ということなのだろう。
いつもの腰痛とは仲良くしたくはないが、これはこれである種のバロメーターになっているということがわかった。