今日は友達の家でミシン。
その帰りに本屋に寄り道。
今日は朝から忙しかった上に朝も昼も突発的な出来事が発生して夕方の時点で既にクタクタだったので駅からまっすぐ帰ろうと思っていたのだけど、せっかく駅に来ているのだから本屋に行かねば!ということで、目当ての物があったわけでもなかったのだけど取り敢えず本屋に行ってみることにした。
すると、いつもは新刊が並んでいるところは小学生向けのワークブックが占拠していて、あぁそろそろ新学期なのだなあ、という感じになっていた。
そして料理本コーナーを見てみると、お弁当の本がこれでもかというくらい並んでいた。これも新学期の特徴。
ヨリミチはお弁当には用はないのでその奥に進んで行ったら、初めて見る辰巳芳子先生の本が。
辰巳先生、しばらくテレビでもお目にかからないなぁ、と思っていたところだったので、その本を手に取ってみたら、先生は今年100歳を迎えられるとのこと。びっくり。
それで100歳の記念に、という意味も込めて本を出すことになったらしい。
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ヨリミチは辰巳芳子先生の本は3冊持っていて、結構気に入っている。
それらは料理本ではあるのだけどエッセイのような要素もあったり、レシピとしては時代遅れかもしれないけれど暮らしの知恵が載っていたりして、得られる情報量はかなり多い。
ヨリミチはレシピも気に入っているのだけど、辰巳先生の出版物で特に気に入っているポイントは言葉遣い。
口語体とか文語体とか、丁寧語とか、そういう分類ではない、『その時代の言葉づかい』で、その世代の先生(教師)はそういう言葉を使っていたのだろうな、という文体が活字になっている。
ヨリミチ自身だって小中学校でそういう言葉使いをする先生に接したことはないのだから、今の20代30代の人が読んだら『本当にこんな言葉を使って生活していたの?』と思うかもしれない。
でもその文体(口調)が辰巳先生の人となりを表しているような気がして、ひとつひとつの言葉に先生の思いがこもっているような気がするのだ。
今日見付けた本は料理本というよりはエッセイの要素が強いものだけど、ヨリミチのこの先の人生に役立つ何かがありそうな気がするので来月あたり買おうと思っている。