チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

妹に本を贈る

ヨリミチの妹は学生時代に花屋でバイトをしており、花が好きだからそのバイトをしたのか、バイトがきっかけで花が好きになったのか、どちらが先だったのかはわからないけれど、近所の家の庭に咲いている花などもよく見ていたようで、そういうおうちの人と花の話をしたり、結婚してからも嫁ぎ先のおばあちゃん(お母さんではない!)が花をよく飾る人だったのでおばあちゃんと花の話で盛り上がり、孫の嫁としての株も上がったり(?!)、自分の家にもときどき花を買って来て飾ったりしていた。

ヨリミチは自分の生活空間に花を飾るなんてことは考えたこともないくらい切り花とは縁がなく、植物を育てることは好きなのだけど、それは野菜とかハーブとか果実などで、最終的に胃袋に収まる物には熱心になるらしい。が、愛でるために花を育てたことは・・・きっとない。

そんなふうにヨリミチとは路線が違う妹なのだけど、どうやら最近はいろいろと忙しく、気持ちの余裕も時間の余裕もないようで、花を飾る生活をしていないようだった。
ヨリミチは花のことは全然わからないのだけど、なんだか面白そうな本を見付けたので、それをパラパラ見るだけでも癒されるかな、と思って妹に本を贈ることにした。

それで妹の子どもたちが夏休みなので姪がこちら(姪にとっての祖父母宅)に来るとか甥(祖父母宅に居候中)が実家に帰省するとかで人の行き来があるのでその本は誰かに託して妹に渡してもらおうと思っていたら、妹が仕事の休みを利用して何日間かこちらに来るというので本人に直接渡せることになった。

その前にヨリミチも本を全部読んでみたのだけど、花のことがわからないヨリミチも結構楽しめた内容だった。

ドライフラワーという言葉は昔から知っていたけれど、ドライボタニカルというのは眼から鱗。花の部分だけでなく、葉や茎や実も含めてドライにした物を紹介してあり、現代の生活では季節のリースとかスワッグなども目にすることが増えているのでドライボタニカルという表現のほうがしっくりくるな、と納得。


これなら妹からも喜ばれるかな・・・と思って『ちょっと変わった内容だけど面白いと思うよ』と言って渡したら、受け取るなりパラパラとページをめくり、引き込まれている様子だった。
それで『早く花を買いたい!』と言うかと思ったら、『この本を飾ろう!』と。

『花を買う』ということろを飛ばして『花の写真の本を飾る』というところに着地するなんて。

まあ、そのくらい忙しいのだろうけど、それが癒しになるのなら贈り物も成功ということかな。

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