タイのオーシン(โอชิน)というベーカリーはココナッツタルトが有名で、ココナッツタルトと言えばオーシン、みたいなブランド。
1台120バーツと130バーツ(2023年7月現在)で、120バーツの物は削った果肉がクリームに混ぜてあり、130バーツの物はクリームにゼリー状の実がゴロゴロゴロッと入っている。
ちなみに椰子には種類があり、実の形状だとか食べ方などもいろいろあるので、この2種類のタルトの椰子は種類が別だと思う。商品名は120バーツの方はココナッツタルト、130バーツの方はトッディパームタルト。
ヨリミチはプニプニのゼリー状の実よりも殻の内側をこそげ取るフレーク状の果肉のほうが好きなので120バーツの物だけ買えば満足だったのだけど、そこはサービス精神旺盛なオットが許さない。わざわざお高い(でもそれほど好きではない)130バーツのほうも買わないと良さがわからないでしょ、などともっともらしいことを言って両方購入。
ココナッツタルトは常温だと傷みが早いので売られているときは冷蔵ケースに陳列されている。が、買ったとたんに常温の世界に放たれる。
このときは買ってすぐに帰宅という予定ではなく、出掛ける途中でオーシンのお店を見付けてしまって急に買うことになったので、出先のベンチで実食。
ヨリミチはもちろん(?)フレーク状の果肉が使われている方から。
やはり美味しい。
クリームはとても緩く、気を付けないと流れ落ちてしまいそう。でももともとの量が少ないので大丈夫(笑)。
クリームは甘くも酸っぱくもないし、ミルクの風味があるふうでもない。強いて言えばそれがココナッツクリームというもの?
そんなクリームの中に削られたココナッツの果肉が適量入っている。それが多いのか少ないのかはわからない。ヨリミチ的にはもう少し多くても良いのだけど、このへんが味の最適解なのか、それともコストの問題なのかはわからず。
もうひとつのゼリー状の実が入っている方はそれもそれで美味しいのだけど、フレークの食感とか味のほうが好きなので、どちらかを選ぶとするならコレじゃない方にする。
というわけで、どちらが美味しいとか美味しくないとかではなく、完全に好みの問題かな、と思う。
そして用事を済ませた帰りに寄ったスーパーマーケットで・・・
テナントで入っているプンノイベーカリーというところでもココナッツタルトがあるのをオットが見付けてしまった。
ヨリミチはオーシンのタルトを食べたし、それ以上の物を望んでいないし、きっとオーシンのタルトのほうが美味しいので素通りしたかったのだけどオットがそれを許さず。
90バーツで購入。
そして帰宅後実食。
プンノイベーカリーのタルトはオットいわくオーシンよりもひとまわり小さい。ヨリミチは何か他の事をしていて(というかこちらのタルトには興味がなく)、大きいか小さいかを比べる気もなかった。
が、食べるの大好きなオットはさっさと1切れ食べて、『やっぱりオーシンが美味しいねぇ』などと言っている。
で、ヨリミチも渋々実食。
このタルトはフレーク状の果肉が入っているタイプなのだけど、満遍なく入っているのではなく、たくさんのパーツと少ないパーツの差が明らかで、いかにもタイのベーカリーという感じ。プンノイはチェーン展開しているベーカリーなのに、同一の種類の物は素材を均一に入れて・・・ということが徹底されていない印象が。それともこのタルトがたまたまそうだったのかな。
まあ、ココナッツフレークのタルトだったというのは嬉しい点ではあったけれど、90バーツだから材料の片寄りが許されるかどうかというと・・・ちょっと微妙な感じ。自分ひとりで1台食べるのなら良いとしても、誰かと取り分けて、となると当たり外れがあることになるし。
そんな具合で1日のうちに3種類のココナッツタルトを食べてしまった。
ヨリミチの好みとしては
1 オーシンのココナッツタルト
2 プンノイベーカリーのタルト
3 オーシンのトッディパームタルト
という感じ。