チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

カオモックガイの謎が解けた

ある日の食事。
カオモックガイを食べにオットと出掛けた。
場所は数ヶ月前にオットが初めて入ったお店。
オットはそれから度々訪れ、毎回カオモックガイを食べていた。

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ヨリミチはお店でカオモックガイを食べたことはなかったが、以前スーパーマーケットで売っていたお弁当のカオモックガイを食べたことがあった。
見た目もチキンとターメリックライスなので味の想像はつくけれど、やはり実際に食べてみないと解らないことはあるし、お店によって味や調理の加減も違うだろうから今回の滞在中に食堂で食べてみたかった。

(道路に面しているのはロティーの屋台。)
オットと2人で席につき、『カオモックガイ(の普)ふたつ』とオーダー。
すると2種類のパーツが出されたのでヨリミチは胸肉を選んだ。

そして実食。

まず、スープはかすかに八角の香りがするクリアスープ。明らかな野菜は入っていないけれど、香草が気持ち程度に入っている、タイによくあるスタイル。
付け合わせはキュウリと玉葱の酢漬け。

ターメリックライスは特にクセはなく、タイ米のためかパラパラしていてどんどん胃袋に収まる。一口目にレーズンがあったので、ごはんの中にもっと隠れているのかと思ったらそうでもなく、レーズンを楽しみにしていたのでちょっとがっかり。でもレーズンが多かったらその味が立ってしまってしつこいのかもしれない。
そして本命の鶏肉。
もちろんナイフなんて要らないくらい柔らかく(タイでの食事は基本的にナイフはない)、スプーンとフォークで簡単に崩しながら食べられる。

このお店の特徴なのか、この料理の何を食べてもマイルドなのだけど、トッピングの揚げニンニクの香りが効果的で箸が・・・いや、スプーンが進む。
お皿に乗せてあるタレは肉にかけたり肉を浸したりして食べるのだろうけど、このタレも強い味付けではなく、オットが『全部があっさりしている』という意味を理解できた。
(なのでオットは家からチリソースを持参)

そしてタイトルの『謎が解けた』ことについて。
カオモックガイは『カオ = ご飯、モック = 覆い隠す、ガイ = 鶏肉』。
直訳すると鶏肉を隠してあるご飯。
つまり、ご飯で鶏肉を隠してあるべき食べ物なのに、どこのカオモックガイもご飯の上に鶏肉が乗っている。全然隠れていない。
それをオットに聞いてみたら、その昔は肉の上にご飯を盛り付けたとのことで、温かい蒸し鶏が冷めないように、のようなことを言っていた。が、調理済みの肉をハエなどの虫から守るためというのがあるのではないかと思った。だってタイだから、冷めて困るほど肉が冷たくなるとは思えないし。

それと、もうひとつの説では調理方法が『肉の上にお米を乗せて炊くから』というのもあるらしい。
どちらかというとこちらの説のほうが納得できるのだけど、今ではお米はお米で、肉は肉でそれぞれ炊くことのほうが多いそうなので、やはり名前と実態が分離しつつある。

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