チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

古い冷蔵庫は隣家の味方?!

オットの家と壁1枚で繋がっている隣の家(昨日の記事は壁1枚で『隔てられている』裏の家なので別のお宅)は斜め向かいの家が所有しているレントハウスで、先月は2年ほど入居していた中国人の親子が退去した。
その途端に内装のクリーニングなのかリフォームなのか工事を始め、先月末は結構な騒音に悩まされたオット。

この家は2軒が繋がった状態で建てられている住宅で、建築コストが安くなるのかタイにはよくある感じ。
↓2階は離れているが1階は長屋状態


一応は戸建てっぽいのに1方向の壁は隣と共有なんて、生活音が気になるとかいう以前にたとえばその壁に穴が開いてしまったとか天災地変で壊れたとかいうときに修理費用の分担のことで揉めそうだし、将来的に壁を分離させたいというときにこちら側だけが工事をするわけにもいかないし、私だったらそんな住宅は買ったりしないけれど、当時のオットはそれを買ってしまった。
というか、タイでは今でもそのスタイルの住宅は少なくないし、そもそも騒音なんて気にする民族ではないようなので、隣とどれだけくっついていようが問題ではないのだろう。
でも神経質なオットは今になって『隣の人の声が~』とか『料理の臭いが~』などと言っている。

それはさておき、隣のレントハウスは今月から新しい人が入居したとのことで、オットが言うには大人が4人。男女2人ずつで、夫婦かどうかはわからない。見た感じ20歳代の人々のようで、2人は毎朝仕事に出掛け、2人はずっと在宅なのだとか。
夕方になると食事の支度が始まって、だいたい夕食時には全員揃い、夜は22時頃には寝てしまうのか静かになるらしい。なので生活音に悩まされることはない。

今までのパターンでは隣に誰かが引っ越して来ても日本のような『ご近所に挨拶まわり』ということはなく、わりとどういう人が住んでいるのかがわからない。
今回の入居者もオットはまだ言葉を交わしたことがなく、それどころか4人がタイ人なのかどうかもわからないらしい。
なんとなく聞こえる話し声はタイ語のようでもあるし、フィリピン語かもしれないしカンボジアの言葉(クメール語)かもしれない、とオットは言っている。
タイ人のオットでも解るような解らないような微妙な言語で、オットとしては解りそうで解らなくてムズムズしているらしい。
クメール語っぽいのなら、イサーン(タイの東北地方)の人ってことはないの?と聞いたら、イサーンの言葉だったらすぐ解る!と言われてしまった。
でもレントハウスのオーナーは旦那がミャンマー人だったので、そちらの系統もありそうだけれど、ミャンマーの情勢やコロナの流行具合を考えるとミャンマーから来た人々というのはなさそう。でもタイ北部にはミャンマーとの国境付近で生活しているいくつもの民族がいて、言葉はそれぞれ違うので、そういう地域の人々なのかもしれない。

なのでモヤモヤしたオットはある日の夜、自宅1階の部屋の壁の近くに立って彼らの会話に聞き耳を立てた。
聞き耳を立てたところで彼らだってずっと喋っているわけでもないし、声が大きくなったり小さくなったりもする。
それでオットはますます壁に近付いて、自分の家の中なのになんか不審者みたいな・・・。
いちばん声を聞きやすい場所は冷蔵庫のあるところなのだけど、冷蔵庫の脇でオットが壁に耳を近付け、あちらの会話を聞いていて、そろそろ言葉がはっきり解るかも!と思うとなぜか冷蔵庫がヴーーーーーーンとかゴゴゴゴ~ッと音を立てるということで、それにもめげず、ますます耳を壁に近付けるとまた冷蔵庫が唸り・・・。
オットとしては隣の家の様子を観察しているつもりだったのに、まるでオットが冷蔵庫に観察されているようなことになっていて、結局隣の公用語がわからないし、冷蔵庫にも負けたような気分になったので偵察を諦めたらしい。
そんなことしていないで、朝に落ち葉の掃除でもしているふりをして隣の人が出勤するときに『おはようございます』とか言ってみればいいのに。

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