昨夜オットと LINE通話をしていたら『ヨリミチさん、ちょっと、ちょっとちょっと・・・』と言ってオットが慌て出し、何かが起こったような雰囲気だったので、例えば手に持っていた物が落ちてしまったとか虫や小さな生き物が表れたとか、そういうトラブルが発生したのかと思ったら、LINE がビデオ通話になった。
そしてオットは部屋のテレビを映し始めた。
オットが言うには『PROMENADA がクローズしました』ということ。
プロメナーダというのはチェンマイ市街地からは少し外れた場所にあるショッピングセンター。映画館やレストラン、子供向けの有料遊具施設などもある複合ショッピングモールっていうのか?
そのプロメナーダがテレビに映っていて、人々が椅子やら棚やらを運び出している。
どういうことなんだろうと思ったら、店舗の従業員や警備スタッフなどにも事前に知らせずに突然の休業を決めたとのことで、関係者が次々に店内の備品を運び出しているようだった。 それがニュースになっている。
日本人の私には状況が飲み込めないのだけど、どうやら施設の電気代を数ヵ月に渡って滞納しているということで、オーナーが『ここで終了!』という決断をしたようだ。
それで施設内のテナントには出て行って下さい、と通達を出したようで。
それにしても抵抗することなくさっさと荷物を搬出する人々って・・・実は施設の閉鎖を知っていたっていうこと?
そういう人は僅かだとは思うけれど、あんなに大きな施設を事前通告なしで休業させるって、日本ではあり得ない。
↑Google Map
地図では建物のシルエットは左側だけだけど、同じくらいの建物が右側にもあってA棟、B棟というふうになっている。真ん中の八の字状のところの続きは遊歩道。その辺りは階段状に整備されていてイベントスペースにもなっている。
建物はそれぞれ3階・・・だったかな?ゆったりとしたスペースにお店や銀行、映画館などがある、という構成。
電気代の滞納がおもな原因、のように伝えられているけれど、そもそも立地が良くないし、この施設がオープンしたのは7年くらい前だったと思うのだけど、その後もっと市街地に近いところに大きなショッピングセンターができたりして、こちらに向かう人の数は伸びなかった。なので期待されたユニクロも撤退したし、テナントの入れ替わりも激しかったし一昨年の時点で空き店舗も目立っていた。なので経営戦略が甘かったのでは・・・。
Google Map に店名が出ている『Rimping Supermarket』というのは日本でいう成城石井のような輸入品を多く扱うスーパーマーケットで、もともとは日本人が始めた日本人向けの品物を取り揃えたスーパーマーケット。チェンマイで創業したスーパーで、チェンマイ県内ではここの店舗を含めると8店舗ある。
なのでプロメナーダ店の品物は近くの店舗に移して販売するのだろうけど、そういう基盤のないお店は一体どうしたらよいのか・・・。
なんだか久し振りにヨリミチもびっくりなレベルの出来事が発生した。
プロメナーダ側からの発表では『TEMPORARILY CLOSED』とのことだけど、テンポラリーでは済まないような気がする。
ちなみにリムピンスーパーマーケットではプロメナーダ店は臨時休業するのでそちらを利用予定だった人にはニムシティ、ミーチョーク、ナワラット店を利用するようにと案内している。
↓Rimping のホームページより。画像加工しました。
