チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

タイ人(男)と日本人(女)の結婚 - 1 -

何年か前の1月22日、私とオットは日本の役場に婚姻届を提出した。
この日が大安だったかどうかは記憶が定かではないけど、かなり雪が降る日だった。

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オットが言うには『タイでは空から何かが降ってくるのは天からお祝いされている意味がある』のだそうで、それならそれで良しとしておくか、と自分を納得させた。

それにしてもこの日は大変な天候で、ヨリミチ実家近辺も朝から銀世界。午後にオットと待ち合わせて役所に出向いたのだけど、雪にはしゃいでいるオットの足がなかなか進まず『窓口が閉まっちゃうよ~』とやきもきしながら歩いた記憶が。
何もなければ駅から5~6分のところを、その何倍かかったことか。

婚姻届の受け付け窓口は24時間開いているとは思うのだけど、我々は日本人と外国人。なので書類の不備がある確率はそれなりに高いだろうし、それを通常の窓口で指摘されるならともかく、時間外窓口だったのが原因で後日呼び出されるというのは避けたかった。なので窓口が平常業務をしている時間帯に書類を提出したいのだけど、私のそんな心配をよそに、オットは雪と戯れ記念撮影。

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結局、書類に関しては私が事前に何度か窓口で出向いて確認していたので当日は特に問題もなく受け付けられ、ようやく昼ごはん。
役所内の食堂は15時までのランチがあるのだけど、無理矢理飛び込んで食券を買った。

せっかちなオットは我々の戸籍がきちんと登録されているか確かめたいので、翌日の朝イチで戸籍謄本を取ってきてほしいと言っていて、私は窓口が開いてすぐの時間に行ってみたのだけど、前日の書類提出(厳密には、それの登録作業)が15時を過ぎていたため、午後にならないと印刷できないと言われてしまった。
我々は23日の午前中から何日間か出掛けることになっていたので、その旅から戻ってきた後に戸籍謄本を印刷してもらった。

これで日本での手続きは終了。
ヨリミチが筆頭者となった新たな戸籍が作られ、『ヨリミチの夫はタイ人である』のような表記がある。


ところで我々が婚姻届を提出した役場での必要書類は、
婚姻届 1通
ヨリミチの戸籍謄本 →戸籍のある役場のため不要
オットの婚姻要件具備証明書 1通☆
オットの出生証明書 1通☆
オットの住居証明書(タビアンバーン) 1通☆
オットの前回の婚姻登録書 1通☆
オットの前回の離婚登録書 1通☆
オットの改姓歴登録書 1通☆
オットの養父(前妻の父)との養子縁組証明書 1通☆
オットの申述書 1通★
オットのIDカードのコピー 1通
オットのパスポートのコピー 1通

☆の書類はタイで発行し、業者で英文翻訳プリントを作成してから外務省の承認印を捺してもらう。それを更に日本語訳したものも用意する。
★は書式に倣ってオットが文言を書き、それの日本語訳を用意する。

私が用意するものはかなり少なかったのだけど、過去に離婚・改姓・養子縁組の履歴があるオットは初婚の外国人よりもかなり多くの書類を用意する必要があった。離婚しているということはその前に結婚しているということだし、改姓だって前妻の姓に変更してから離婚後に元の姓に戻している。
そのひとつひとつをタイの翻訳業者で英訳し、外務省の承認印をもらうのだからお金も結構かかる。
そしてそれらを和訳・・・。
和訳は業者にたのまず、知り合いの日本人にお願いしたのだけど最終的には私も参戦(!)し、予想していなかったことが起こったりして大変だった・・・けど、それはそれで良い経験になったと思っている。

婚姻届の外国人(今回はオット)に関する事項は、氏名はカタカナ、生年月日は西暦で記入。住所は『タイ王国』とだけ記入。印鑑は不要。
証人欄は私の両親に書いてもらった。
生年月日をオットのところも元号にして記入して提出したら、窓口で二重線を引いて訂正することになった。

提出は本人でも代理人でも可能。
ただ、我々は書類の不備や追記があった場合に備えて本人2人で役場に行った。

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これは何年か前の関東地方某市の役所での手続きなので、その後変更等があるかもしれません。
これから婚姻届を提出されるかたは提出先の役場に方法や必要書類を問い合わせることをおすすめします。

  • ユル~く続く -
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