先日オットと電話で喋っていたときのこと。
『月が大きくなってきたからもうすぐ月末だね』と言われた。
私にはその言葉がちょっと不自然に感じたので、今月の月の満ち欠けはそういう流れなの?と思ってみることにした。
それにしたって、オットは常に月の大きさを気にして生活しているわけではないはずだし、月が大きくなってきたから月末が近いというのも先月や来月には当てはまらないはず。
ついでに言えば、すでに月末とも言える時期だし。
オットは野生の勘で生きている人ではないのに何かがおかしいなぁ、と思っていたら、『ゲツマツじゃなくてマンゲツだった!』とオットの訂正が入った。
もー、それなら納得。
たしかにだんだん満月が近くなってきている。
かく言う私もオットとの会話の中でしばらく出てこなかった言葉があった。
それをようやく思い出したばかり。
カイパロไข่พะโล้
これはゆで卵をハッカクなどの中華香辛料のスープで味付けしたもの。
見た目はまさに『あじたま』。
オットはこれが好きで、よく市場で買ってくる。
タイの調味料メーカーなどでは『カイパロのスープの素』があって、ゆで卵と水を用意すれば簡単に作れる。
が、私はハッカクの風味がそれほど好きではないのでカイパロの素を使ったことはない。
この『カイパロ(ไข่พะโล้)』というカタカナ4文字が何週間か思い出せず、オットとの会話では『カイルーククーイ(ไข่ลูกเขย)』という言葉を使っていた。
カイルーククーイはカイパロと同じお店で売っているので、オットは両方買ってくることもある。
カイルーククーイというのは、ゆで卵を油で揚げて、厚揚げなどと合わせて甘辛いタレに浸したもの。
なぜかカイパロが思い出せないのにカイルーククーイはスラスラと発声できてしまって、本当は私はカイパロの話をしたかったのにモヤモヤしながらカイルーククーイの話にすり替えたという・・・。
これはタイの国鉄2等乗車券に含まれているランチ。
袋に入っているのがカイパロ。
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夫婦で頻繁に電話で話をしてはいるけど、お互いの物理的な距離が遠いとちょっとした言葉が出てこない・・・。
距離のせいなのか、年齢のせいなのか。