チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

オットの日本語が下手になっていた

今日は久々にオットと電話で話した。
というのは半月ほど前にオットの勘違いというか被害妄想というかそんなことがあって、オットが勝手にヨリミチからの連絡を拒絶していたのだ。

でもおおもとの原因はコロナ禍の状況がオットの心を卑屈にさせ、そしてヨリミチの周りでもコロナ禍による生活の変化や流通の波などがあったので、そういうものが偶然重なってオットが妄想族になってしまったのだ。
それもこれも(?!)、タイでも日本でもどちらでもよいのだけど、オットとヨリミチが生活を共にしていれば生まれなかった誤解で、まったくもって痛くもない腹を探られることになったわけで、そうなると『オットの頭の中にあるストーリーは完全なフィクションで、真実とは別世界です』ということを伝えなければならなかったのだけど、言葉の壁などもあってどうやって伝えるのが良いのか考えあぐねていた。

オットはだいたいの日本語を理解できるけれど、勘違いとか誤解という言葉をただひたすらマイナスイメージで受け取られてしまうと話が先に進まない。それどころかそれがとどめの一発のようになってしまって夫婦関係も終了、なんてことになりかねない。
オットが怒りの渦の中にいることは想像できていたけれど、そこから引き上げるにはどんな言葉を使うのが効果的なのか、なかなか考えがまとまらなかった。それでもこの数日で、話の持って行き方は組み立てられたのだけど。

ああ見えてオットはタイ人なので、あるところでスイッチが入ってカッとなると、それを冷ますのが難しい。『もっと冷静になってよ』というような言葉を掛けても『僕は怒ってないんだからっ!!』のようになるし。外面(そとづら)は良いけれど、結局オットも普通のタイ人なのだ。
なので熱くなっている心をどうにかして冷まそうとあれこれ働き掛けるよりも、じっと待つほうが得策、というところがある。だけと今回ばかりはオットの怒りが暴走し、とんでもない方向に行ってしまうのでは?という懸念があった。まあ、そうなったらそうなったで受け入れるしかないのかな、という覚悟はあったのだけど。

それで今日、10日以上の空白期間を経て、久し振りにオットから LINE 通話を受信した。
これは良い知らせなのか、そうでないのか。

どちらの知らせでも何も連絡がないよりはマシだわ、と思って応答したら、ちょっとおかしな口調だったけれど怒りは消えているようなオットの声が。
どうやら自分の浅はかな考えで自分が嫌な思いをしてしまったのを後悔しているようで、でもその考えに至らしめたヨリミチさんもちょっと考えて下さい、のようなことだった。

そんな話をしていたら、突然通話が途切れた。
そういえばヨリミチのスマホ、バッテリーが3%しか残っていなかったんだ!
それを忘れて通話をしてしまったので数分で電源が落ちてしまった。


それに気付いても後の祭り。
せっかくオットが電話を掛けてきたというのにこんなことになっては怒りが再燃してしまうかもしれない。
なので慌てて充電ケーブルを繋いで発信した。

やはりオットは機嫌が悪くなっていたけれど、こういう状態なのだから仕方ない。

証拠写真(?)を送って怒りを鎮めてもらったのだけど、久し振りに声を聞いたオットの日本語が下手になっていた。

直近10日間、仕事もなかったしヨリミチとも話さなかったし、日本語を発音する機会のなかったオットの日本語がたどたどしくなっていた。

それでもヨリミチと喋っているうちに回復(?!)したけれど、10日間でこんなに退化するとは・・・。

だけどヨリミチ自身に置き換えてみると、タイ語を退化するほども学習していない。そう考えるとやっぱりオットは凄いと思う。

 

今回のオットの妄想事件(!)で、『痛くもない腹を探られる』という日本語をオットに教えようかと思ってみたのだけど、しゃれにならない事態になっても困る。

なので『水に流す』という言葉を教えることにした。

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