チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

タイ人のニックネーム

先日のオットの仕事のパートナーは tony さんだった。
と言ってもタイ人。

今はトニーということになっているが、私が彼と初めて会ったときはトー(TOR)さんだった。

一時期私と顔を合わせることが続いたことがあり、どこかで会えば挨拶するくらいにはなっていた。ちょうどその頃トーさんはぬかるみに足を取られて転んで捻挫してしまったり、食あたりで体調がボロボロになってしまったり、細身の体には気の毒なことが立て続けに発生したので、オットと私の会話の中でもトーさんの話題が増えていた。
そうなると『トーさんの怪我は良くなったかなあ』とか『トーさんはもう元気になったのかなぁ』というふうに、毎日のようにトーさん、トーさん、と言っていた。

でもヨリミチが『トーさん』と言うとどうしても『父さん』聞こえるというか、自分で言っていて不思議な感覚になるというか、もっと違う言い方できないのかなぁ、と思ったりした。
でもアクセントもイントネーションも『父さん』とほぼ同じなので、なんかスッキリしなくて、トーさんのことを言うときは『トー-さん』というふうにちょっと長めに言ってみることにした。これで自分の気持ちの整理はできた。

が、あるときからオットはトーさんのことを『トーニーさん』と言うようになった。
私はてっきり『トー兄さん』だと思って、トーさんの年齢は知らないけれど、少なくともオットよりは年下だし、日本人がちょっと若い男性のことを『兄さん』と言うように『トー兄さん』と言っているのだと思った。
だけどタイ人どうしでトーさんのことを話題にしているときにも『トー兄』『トー兄』と言っているので何かおかしいなぁと思っていたら、トーさんのニックネームが『TOR』から『TONY』に変わっていたのだ。
きっと本人が『俺、TONY になるからよろしく!』と周りに宣言したのだろうけど、そのへんの感覚って日本人には理解できないというか、追い付けないというか・・・。

でも、トニーならまだいいか、とも思う。

というのは知り合いの女性で KITTY という人がいるのだけど、もしかしてハローキティ-のキティーちゃんが好きだから『私、KITTY  になります♪︎』ということになったの?と思うと大人としてどうなの?と思ってしまうし、子どものニックネームを BEAUTY にしてしまう人もいたりして、日本には名前負けという言葉があるけど、そういうことは考えないのかな・・・と思ったり。

ま、タイは本名も気軽に変更できる国だから、名前がイタいと思えばまた変えればいいだけの話だし・・・まあいいか。
日本人のヨリミチがどうのこうの言うような話ではないな。

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