チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

午前6時のピンポン

今朝どういうわけか5時頃から目が覚めていて、ゴロゴロしながらスマホを見ていた。

すると6時に玄関の呼び鈴が鳴った。
こんな朝早くに・・・?
それとも空耳?

まあ、何か急なことがあったのなら朝6時の電話というのはあるかもしれない。
でも朝6時のピンポンって・・・?
やっぱり空耳かもしれないからそのままにしていた。本当に用事があるのならまた鳴らすだろうし。

と思っていたら、母が出た。

私は2階から聞き耳を立てていたのだけど、来たのが誰なのかすぐには解らなかった。
でも近所の人のよう。
しばらく聞いていたら、Aさんだということが解った。

そのAさん、このところ認知症が進んでいるようで、ご近所との付き合いも難しくなってきている。
ご主人は数年前に亡くなって、こどものいないご夫婦だったのでAさんは独り暮らし。
見守ってくれる同居人がいないというのも症状が速く進む原因かもしれず、もしかしたらそれ専門の病院には行っていないのかもしれない。

母と話しているのは認知症によくあるお金のこと。
銀行口座から誰かが引き出していると言うのだ。それで地域の有力者であるBさんに力になってほしいから、そこに行くのにヨリミチの親(できれば父)に付き添ってほしいということらしい。

そういうお金の話をする時点で明らかにおかしいし、仮にそれが本当のことだったとしても朝の6時に親族でもない人の家に出向いてしまうのもおかしい。

ヨリミチはAさんのことを子供の頃から知っているし、よく面倒を見てもらったと思っているのだけど、人との交流が好きで『世話焼きおばさん』みたいな人だったAさんがそんなふうになってしまうなんて、昔は誰も想像しなかったと思う。

結局母は『今日は土曜日で明日は日曜日だから銀行は休みでしょ、だから月曜日になったら銀行に行ってみるのがいいかもしれないね』と返事をした。
お金のことはBさんではなくて先に警察に相談してみたら?ということも言っていた。
そうしたらAさんは納得して家に戻って行ったのだけど、母の助言(?)のとおりに警察に連絡し、そこから福祉のほうに繋がればよいのだけど・・・。


母の姉(故人)の旦那は一昨年亡くなったのだけど、その人が独居だったので認知症の診断が遅れ、最後の4年くらいは周りが大変な思いをしたことがある。
なので母は認知症の人を見ても見放すことができないのだと思う。

けれど、ヨリミチとしては母もそちらの心配がある人だと思っている。
近くで母を見ていると『えっ?!』と思うことがたびたびあるし、それは所謂『天然』とは違うし、なぜそうなるのか理解できないこともある。(本人の中では筋道が通っているのだろうけど。)

伯父のアルツハイマーのことでわりとヨリミチ一家は巻き込まれてしまったので今後のヒントになればと思って(期待も込めて)こんな本を買ってみた。

まだ半分しか読んでいないし、結局はまだ原因や対策、解決方法が確立されていないということが判ってしまったのだけど、進行を止める薬が出てきたらいいなぁ、と思う。

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