チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

服を買う話

会社員だった頃は通勤にそれなりに大きな駅を乗り換えで使っていたこともあり、会社帰りにフラッとお店に立ち寄って服を買っていた。

今では職を変え、実家の部屋に籠って作業することがほとんどなので駅を利用することはあまりなくなった。特に新型コロナウイルス騒動が始まってからは電車で出掛ける仕事は控えている。最寄り駅に行ったとしてもそんなに大きな駅ではないので服を買える場所は限られているし、そんなこともあって服はネットショッピングで買うことが多くなった。

ところが先月、仕事がらみの用事で電車に乗って出掛け、出掛けた先の駅にユニクロが入っていたので久々に実店舗で服を買うことにした。ちょうどauのポイントキャンペーンもあった時期だったので、あれこれ吟味して、デニムパンツも何本か試着して、結局シャツ類を何枚か買った。というか、パンツを買うことを諦めた。

というのはこの何年か、増量街道に迷い込んでからはパンツ類を新調しておらず、つまり既に持っていたストレッチデニムが伸びに伸びて穿かれた状態が日常になってしまい、自分の身体もデニムパンツも他人の目もそれに慣らされてしまったのだ。
なのでお店に並んでいる品物が私の身体の形に合うわけがない。どんなスタイルのどんなサイズのものを穿いてみても実に不格好。それに現時点で無駄に太っているというのを自覚しているので、この状態で新しいボトムスを買おうという気にもなれないというのが本音。なので似合うデニムがなくて良かった、とも思った。

そして同じ建物に無印良品も入っているので覗いてみることにした。買いたい物をもあったし。(結局目当ての物がなくて何も買わなかったのだけど。)

無印良品は会社員時代にもときどき店舗を覗いていたけど、そのときはアパレルの取り扱いは少なかったし文房具などもナチュラル感はあっても質と値段の釣り合いがイマイチだったりして、実際に購入することはあまりなかった。でも気になるお店ではあった。

チェンマイにも無印良品が1軒あって、商品は日本からの輸入品で全体的にセレブ向け、のような空気が店内に漂っている。この店舗にタイ人が殺到したのは日本に行く旅行ブームに火がついた頃で、皆ネックピローに群がっていた。が、購入するのはごく一部の人で、あとは感触を楽しんだり、スマホで撮影したり。それからしばらくしたら、いろんなお店でネックピローを見かけるようになった。

私が日本とタイを行ったり来たりしている間に無印良品はアパレルの質がかなり良くなり、オーガニックコットンなども使われるようになっていた。インターネットから得られる情報では、ミニマリストやエコロジストの方々が愛用していたり、価格も以前ほどの割高感がないくらいになっているようだった。但しそれは日本では、の話。チェンマイでは輸入品になるので日本の値段よりもやや高くなり、それは私の生活には似つかわしくない価格帯だったので手が出なかった。

そんなこともあったので、日本で無印良品を訪れて必要以上にワクワクしてしまった。

目当ての物はなかったけれど、時間の許す限りいろんな物を見て、最後に服のコーナーに行った。

すると、ありましたありました、オーガニックコットン使用の服の数々。でもさっきユニクロで買い物したばかりなので本当に見るだけ。それにいつまで日本にいるかわからないので長袖の服はあまり増やしたくない。でもあれもこれもいいなぁ、なんて思いながらいろいろ見る。
そして無駄かもしれないけどチノパンの試着。

すると、そのチノパンの感じが思いのほか良くて、心がかなり揺れ動いた。色も好みだし、値段も許容範囲内。あぁ、どうしよう。
でも今は無駄に太っているから・・・ということと、この駅には年内にまた来るはずだから、という理由で購入には至らず。
次に来るときに体型がちょっとマシになっていたらお買い上げだな、という目標にした。

その数日後。

LINEのニュースを見て驚いた。

無印良品の服がかなりの品目で値下げされるではないか!

どうもあのチノパンもそのリストに入っているようで、元の値段から1000円下がるらしい。

こうなったら次回行ったら買わねば!

そして少しでもマシな見た目になるようにに頑張らねばー!

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