チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

นาทีทอง って・・・何?

昨日の記事の画像に登場したお皿のこと。
↓(2枚目の画像)
https://c-m-yorimichi.hatenablog.com/entry/2022/07/19/204011

これは最近オットがスーパーマーケットで入手したオマケ的なもの。

ある日なぜかオットはこのお皿単品の画像を私に送ってきた。



そこには『ダッチミル』とタイ語で書いてあるので、ダッチミル社の乳製品を買って、それに付いていたのかと思った。
でもオットは牛乳とヨーグルトは明治推しだし、ダッチミルを買うとしてもそれはセール価格だからという理由のことが殆んどで、オマケがあるから買うというのは今までなかったと思う。
なのでそのお皿が家にあるのが不思議だったのだけど、オットも私がそのように考えて混乱するのを狙ったいたずら心で画像を送ってきたようだった。


実はお皿はダッチミル製品を買うことのオマケではなくて、全然関係ない品物のオマケ。
お店のベーカリーコーナーで作っているたいして美味しくないドーナツの販促品だったのだ。そんなことに別会社のグッズを使っていいのか・・・?!

まあ、そこはタイだから・・・。

このスーパーマーケットは出入り口の脇がベーカリーコーナーで、そこで焼いた惣菜パンなどが並べられているのだけど、その日はドーナツが山積みになっていたとのこと。
オットはそれほどドーナツに惹かれる人ではないのだけど、あまりにもドーナツがたくさんあるのでパックを手にして観察したら、10個入りで60バーツ。粉砂糖をかけたものと粉砂糖なしのものがあるらしく、種類はそれだけ。
お腹はすいていたけれどそれを買う気にはならなかったので他の買い物をするためにお店の奥へ行き、目当ての物を買い物カゴに入れてレジに行くために再びドーナツの前を通ったら、販売員がダッチミルのお皿を持って『นาทีทอง, นาทีทอง, ドーナツ1パックにお皿を1枚付けますよ~!お皿は10枚、つまり10人だけですよ~!』と言っていて、近くにいた奥さま方がそちらにわらわらと集まった波にオットも乗ってしまい、ダッチミルのお皿とドーナツをカゴに入れたとのこと。


そんな話をしていると、オットが『ところで、นาทีทอง って日本語で何?』と言う。
そんなこと言われたって、私だって初めて聞いた言葉だし、しかも私にタイ語を聞くの?!と思ってしまった。
นาทีทอง(ナーティートーン)、これは นาที と ทอง のふたつの言葉で構成されている言葉で、นาที は時/分/秒の分、ทอง は金(money ではなくて gold のほう)。
なので golden time みたいなものなのだけど、ゴールデンタイムって、今のヨリミチが『コレかな?』と真っ先に思い浮かべるのは『お肌のゴールデンタイム』。自分自身がそれを意識して生活してはいないけれど、夜中の0時から2時までの間のことだったか、それとも22時から2時までの間のことだったか(と記憶が曖昧な時点でゴールデンタイムを大切にしていない)、お肌のためにはその時間に睡眠を取ると良いですよ、というもの。その時間に寝ているとナントカという物質が出て、それがお肌のために良いのだとか。
だけどオットの言っているゴールデンタイムはそれではない。
売り場の人がキャンペーンをするゴールデンタイムって・・・、あ、タイムセールだ!

ということで、オットに『それはタイムセールですか?』と言ったら『そうそう、タイムセールだね』ということになった。

これでお互いに นาทีทอง とタイムセールという言葉を覚えられた。

さて、それでオットは60バーツでお皿とドーナツを手に入れたのだけど、オットが言うには『お店の倉庫に古い小麦粉があったのの在庫整理じゃない?』とのこと。取り敢えず成型して揚げて売ってしまおう、という。
それが本当かどうかは、わからないけれど、タイでタイ人がそう言うのだから間違ってはいないのかもしれない。
最小限の材料でコストを掛けず、そして倉庫の隅で眠っていた大手メーカーの過去の販促品の残ったのも付けて売ってしまえば倉庫の整理にもなるし。

オットはすっかりお店の作戦に乗せられてしまった。

でもお皿がかわいいからいいか。

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