誕生日にお姉さんからバナナを大量にもらったオットは保存がきくように蒸しバナナを作った。
↓(蒸しバナナを作った話)
https://c-m-yorimichi.hatenablog.com/entry/2022/07/14/215449
もしかしたら蒸しバナナというのはタイ人なら誰でも知っているものなのかもしれないが、全員が作り方を知っているものではないと思う。なぜならタイ人の自炊率は低いから。
たとえば日本人なら、祝儀袋や香典袋に水引があることは知っていても、水引をどのようにして飾り結びにするのかの手順を知っている人は少ないだろう。
なので、その『モノ』を知っていても効率的な手順を知らないというものは案外多いのかもしれない。
前回オットはバナナを房から外して皮をむき、鍋で蒸した。
それはそれでそれなりに満足できるものだったのだけど、直後に市場で蒸しバナナを売っているおばあさんを見付けたので作り方を聞いてみたら、そのおばあさんは皮付きのままで蒸しているとのこと。
上手く蒸すコツは、縦向きに切れ目を入れること。
バナナを縦に持って実の半分の深さまで1本の切り込みを入れることを教わったオットは、早速実行した。
すると、実は崩れないし、食べるときはスプーンで掬って食べられるので食べやすいし、冷蔵庫で保存しても皮が実を守ってくれるので実の状態の変化が少ないので良いことづくし。
熱を加えると皮が変色してちょっと見た目がよろしくないのだけど。
たしかにさつま芋やりんごも皮付きで調理する(焼く)ほうが風味が閉じ込められているような気がする。
バナナもお菓子作りの本などを見ると『皮をむかずにオーブンに入れ、皮が黒くなるまで焼いて~云々』というものがあったような。
焼くのと蒸すのは違うけれど、皮が大事な仕事をしてくれているのは共通かもしれない。