6月にマナオを収穫し、オットの自宅近くの商店が買い取ってくれることがわかった我々は、ヨリミチがまだチェンマイにいる間に再び収穫して持ち込もうということになった。
マナオの木はそれほど大きくないのだけど、木のそばの塀の向こう側は地面が低くなっていて(こちら側の家を建てるときに盛り土をしたらしい)、しかも向こう側の塀ギリギリのところは用水路になっているとのことで(塀が高いことと、塀の上にはいつも大きな蟻が歩いているので危なくて近寄りたくないので、ヨリミチは用水路を見たことはないのだけど)、オットが塀に登るときには誰かが一緒にいないと事故があったときに助けられないどころか助けも呼べないかもしれないので、マナオの収穫はヨリミチが日本に戻る前にしようということで。
(↑塀にはいつもこの蟻が歩いている。2センチくらいあって、噛まれると痛い!)
マナオが売れた話は7月に投稿しているのだけど、買い取ってもらったのは6月27日か28日。
そのときは5キロ以上だった。
個数にすると100個弱だと思うが、そもそもマナオというものは一度に大量に使うものではなく、日本でのレモンとかスダチのような感じの柑橘。
市場や商店で個人が買う場合には5個とか10個の単位で皿に盛られているものを買い、消費は1日あたり1~2個だと思う。
なので月末に100個のマナオを買い取ってくれた商店でも、月が変わった直後はまだ在庫がある可能性はある。
でもこちらのマナオの実も木に残した物は日に日に大きくなっているので、ヨリミチはオットに『お店でいくつほしいか聞いてみたら?』と言ったのだけど、オットは『そうだね』と言いつつ行動には移さなかった。
月が変わってからはいろいろと細かい用事が発生したりオットの自宅を売るだの売らないだののことで不穏な空気が漂って、とてもじゃないけど夫婦で共同作業はできない雰囲気だったりで、結局マナオの収穫をしたのはヨリミチの帰国当日。
飛行機は22時過ぎの出発だったので、その日は18時頃までは時間があった。
なので午前中にマナオの収穫をしてそれを持ったまま他の用事を済ませるために何ヵ所かの地点に立ち寄り、最後にマナオを届けて・・・という計画を立てた。
ヨリミチとしては前回の納品(?!)からあまり日が経っていないのでマナオは1袋で充分だと思っていたのだけど、何事にも TOO MUCH なところのあるオットは『採れる物は全部採る!』と言って譲らない。
こうなったら仕方がないので(というか、ヨリミチは夜には飛行機に乗るので、あとはあなたがどうにかして!という投げ遣りな気持ちで)、オットが採る実をとにかく袋に入れていった。
すると大きなビニール袋が2袋になった。
マナオの個数としては130個以上。
こんなに持ち込まれて、商店は買い取ってくれるのだろうか・・・。
間に合ってます、なんて言われたら『お金は受け取らないで置いていきます』と言わなければならないかも。その商店ではマナオを食材として売るだけでなく、マナオを使った惣菜も作って販売しているので無駄になることはないとは思うのだけど。
この日はチェンマイ滞在最終日だったにもかかわらず、必ずやっておかなければならない用事があって(我々の間に不穏な空気が漂っていた数日間と大家のコロナ感染で細かい用事が発生した間はそれどころではなかった)、それを大量のマナオを運びつつ片付けることになりそうだったのだけど、オットが『最初にマナオを商店に置いてくればいいんだ!』ということに気付いて、まずはそちらに行くことになった。
なのでオットのバイクのステップに2袋のマナオを乗せて2人乗りで急いだ。と言ってもオットの運転はいつも時速40キロくらいなのだけど。
そして商店に着いてオットが『〇〇さーん、マナオ持って来たよ~!』と言うと、奥からハカリを持った〇〇さんが出てきた。
彼女は我々の目の前で2袋のマナオを量って『8キロ以上あるわね』と言うと、120バーツをこちらに差し出した。
事前に何の連絡もしないで勝手に持ち込んでいるのに120バーツも出してくれるなんて、もう神っ!
で、オットは『今日でヨリミチさん帰るから、これはヨリミチさんにあげる』と言うので、財布の中身が心許なかったヨリミチは大助かり。
早速その足でセブンイレブンに行き、ばらまき土産のキャンディを大人買いした。
↑これは帰国後にいくつか配った後に撮ったもの。
マナオを売らなかったらお土産のキャンディが足りなかったかも?!