チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

バナナ + 挟む = กล้วยหมีบ

昨日の記事を書いていて、こちらについても書きたくなった。
クルアイ・ニープ。
→กล้วยหมีบ

クルアイはバナナ、ニープは挟むというタイ語で、焼いたバナナを板で挟んで少し潰し、それに甘いソースをからめて食べるというもの。

きっとこれはお店で出すようなものではなくて、屋台とか市場のものだと思う。日本でいえばりんご飴とかポン菓子とか。

初めて見たのはオットの2番目のお姉さんの家に遊びに行ったときに、その近所の市場で。

何やらバナナを焼いているなぁ、なんて思って近付いたらオットが『焼いてから挟みます』と言うのでどういうことなんだろうと思って見ていたら、本当に挟んだ。
分厚い羽子板のようなものがホットサンドメーカーのようにパカッと開くようになっていて、そこにバナナを置いて軽く潰すのだ。

それをタイお得意のお持ち帰りスタイル、直接ビニール袋にイン!
そしてココナッツミルクを煮詰めたと思われる甘~いソースをドバドバドバッとかけ、長い串を添えてくれる。

これが美味しくないはずがない。
バナナは熟れ始めの少し硬い状態で、雰囲気としては芋。でも熱を加えることによって甘味が出て、更にカラメル状のソースまで。
カロリーを考えると非常に恐ろしい食べ物なのだけど、今さら『ソースを少なくして下さい』なんてお願いしない。郷に入っては郷に従えなのだ。

思い返せば屋台で買う豆乳(屋台では砂糖水のようなものを最後に入れる)も以前は『砂糖は少しだけにして下さい』といちいち頼んでいたのだけど、人によって『少し甘い』とか『甘くない』の捉え方が違うので、だいたいの場合で思ったより甘いものを買うことになってしまったし、タイ人にしてみれば『甘くない飲み物』というのは飲む意味がない物体のようで、『こんなもの飲むの?』のような顔で渡されることが多い。
なので私は砂糖などの『甘くするもの』に関しては『入れる』か『入れない』のどちらかにすることにしていて、『入れる』の場合は特に何も言う必要はない。ただ現地レベルの甘さになってしまうけど。『入れない』の場合は『砂糖を入れないで下さい』と言うだけ。屋台のコーヒーやロティー(インド式クレープ)では砂糖を入れなくてもコンデンスミルクが入っているので日本人には充分甘い。

そんなわけで、クルアイ・ニープもローカルスタイルの状態でいただく。
これはこれで美味しいのだけど、この後は食事をコントロールしないと大変なことに。
そういう意味では気軽に食べられない特別なお菓子、ということ。
安いのだけど、大人としてはなかなか手を出せないという。

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