チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

チェンマイの乳事情 - 豆乳編

屋台王国(?!)タイには豆乳屋の屋台もあって、そこでは温かい(というより熱い)豆乳を買うことができる。

↑いちばん右が豆乳屋
そういうところの豆乳は袋+輪ゴムというパッケージ。

屋台も豆乳仕様になっていて、大きな寸胴鍋を2つ置けるとか、その周りに小さな寸胴もセットできるとか、品揃えによって屋台自体もカスタマイズできるようだ。
鍋の下にはプロパンガスが弱火で点いていて、豆乳は常に熱々。ずっと熱しているので、最後の何杯かはすごく濃い。

豆乳屋では他にもショウガ汁(砂糖などで甘くしてある)、コーンスープ、かぼちゃのスープなどを売っている場合があり、それは屋台の看板に書いてあるのでそれを読むか、台の上に既にパックされたものが並べられていることもあるので、それを見て判断するか、お店の人に『これは何ですか?』と聞くか。
売れ筋は、すぐにお客さんに渡せるようにこんなふうに置いてある。

日本にある豆乳と違うのは、温かい豆乳に具材を入れるパターンがあるということ。
それもビニール袋にインしてしまうのだけど、これがお店によって中身が違ったり、同じ素材でも味が違ったり、こういうところで差が出るというか、好みが分かれるというか。
よくある具材は銀杏、ハトムギ、ナツメ、カボチャ、茹で小豆、ヤシの実という感じ。彩りのためか、寒天のようなものでできたピンクや緑のゼリーを入れているお店もある。
あと、水でふやかしたバジルシード(メーンラック)を用意している屋台もあるが、これは腐敗しやすいので古い物は危ない。

屋台の豆乳はだいたい持ち帰り専用なので、具材入りだと熱い豆乳に具材が入れられて、それを家でボウルなどに移し替えて食べる(飲む)ことになる。
帰ってすぐに食べるならそれで問題ないのだけど、翌日に食べるとなると具がふやけてしまっている。それもそれでひとつの味わい方ではあるけれど、ふやけさせたくない場合は具と豆乳を別々の袋に入れてもらって、帰ったら冷蔵庫で保存。そうすると具材は買ったときのままの状態だし、豆乳は冷たくなっているのでそこに具材を入れてもよいし、温かい豆乳がよければレンジで温めればよい。


↑具材の組み合わせや量はお店によっていろいろ。

私は具材入りの豆乳も好きなのだけど、同じくらい好きなのがショウガ汁に豆腐を入れてあるもの。
このショウガ汁も熱々で、豆腐は寸胴鍋で作ったものをお玉ですくって袋に入れてくれる。
ショウガ汁はシロップを入れて甘くしてくれるので、何も言わなければタイ人好みの甘さになる。それが甘すぎると思えば次からは『甘くしないで下さい』とか『砂糖は少しでお願い』と言えばシロップの量を加減してくれる。
が、ショウガ汁は結構刺激があるものなので、砂糖ゼロだとかなりキツいはず。これはこれで諦めて(?!)、ノーマルな甘さにしてもらうほうが安全だったりする。それにショウガ汁は冷蔵庫で冷して飲むと、温かいときとは違った美味しさがあるので、その場合には甘めのほうが飲みやすい。


ここからがある意味本題で、ヨリミチ的ヒットはショウガ汁と豆腐を別々の袋に入れてもらって持ち帰ること。
実は暫く考えていたのだけど、熱々のショウガ汁に豆腐を入れてもらって持ち帰り、すぐにいただくとしても豆腐の水分が出でしまってショウガ汁が薄まるのがどうにかならないものかと。
すぐに食べる場合はまだ『ちょっと気になるかな』程度なのだけど、翌日に食べることにすると確実にショウガ汁が薄まってしまって『う~ん・・・』という感じだった。
そこであるとき思いついたのが、ショウガ汁と豆腐を別々にしてもらうこと。
そうすれば少なくともショウガ汁が薄まることはない。豆腐がどうなるかは未知の世界だけど。
・・・と思ってそうやってもらったら・・・



なんと!
冷蔵庫に入れておいたら翌日には豆腐がボールのようになっていた!

豆腐から出た水は捨て、ショウガ汁と合わせてみたら・・・
美味しい~!

買った直後の柔らかめの豆腐も美味しいけれど、一晩おいた丸い豆腐も美味しい~。
豆腐に甘いショウガ汁?という意見もあると思うが、ところてんを黒蜜でいただくのとニュアンスは似ていると思う。
今ではオットも味をしめて(?!)、別々に袋に入れて下さい(ใส่ถุงแยกกัน)と言うようになってしまった。

こんなふうに別々にして持ち帰って、豆腐は豆腐で料理に使うとか冷奴でいただくっていうのも有りかな、とも思う。

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