チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

お気に入りのカオニャオマムアン - ข้าวเหนียวมะม่วง

はてなブログのプロフィール欄にも使っているマンゴー、日本では(タイ料理店以外では)まず目にしない『カオニャオマムアン(ข้าวเหนียวมะม่วง)』というもので、熟れたマンゴーにもち米が添えてあり、ココナツミルクをかけた甘味。
そもそも果物とお米ってひとつのお皿にのせるべきもの?というのが第一印象だと思うし、しかもその組み合わせってどうなの?って感じだし、子供の頃のお弁当で、弁当箱に入れた果物の汁がご飯のエリアに進出してしまって嫌な思いをしながらご飯を食べたことは1度や2度ではなく、そんな過去の記憶があると尚更『マンゴーともち米・・・?』と思ってしまうものだけど・・・

そんな苦い思い出を帳消しにできるくらい美味しいのがカオニャオマムアン。
この足し算(それとも掛け算?)にどういうからくりがあるのかわからないのだけど、マンゴーの甘みと酸味、もち米の粘りやココナツミルクの甘みと塩味が合わさるとまるで三位一体なのだ。

この不思議な現象は、日本のおはぎ(ぼたもち)とか道明寺に通じるものがあるかも、とあるとき気付いた。
こういうものだって米+砂糖(+豆)なわけで、そういう和菓子と果物がお茶菓子として同時に出されたときに違和感がないのと同じような状態がカオニャオマムアンだと思えばまあまあ納得。
それに今ではいちご大福なんていう物の存在が当たり前になっているので、カオニャオマムアンを同じチームに入れてあげれば『あら、そういうのもあるのね』ということになるだろう。
まあ、日本ではマンゴーは値が張るのでいちご大福とカオニャオマムアンが一緒に並んで売られることはないと思うけど。

以前にも記事にしたと思うのだけど、私が気に入っているカオニャオマムアンのお店は旧市街のラチャウィティ通り(Ratchawithi Rd.)に面していて、最初はこの地図を見ながら行った。

見て解るとおり、表現が微妙でまるでチャンモイカフェに併設されているような感じ。
その日は東(地図では下のほう)から歩いて行ったのでチャンモイカフェに入り、『カオニャオマムアンはありますか?』と聞いてしまった。
その頃はまだタイ語もよく解らなかったのだけど、それでも『ここではない』ということは理解できて、もっと先に進むんだな、ということになった。が、ヨリミチがあまりにも不安げな単身日本人女性に見えたようで、お店のお兄さんがカオニャオマムアンのお店まで案内してくれた。

↓それがこちら。

東から目指すと全然見えない。
あるのは奥のホテル(@Chiang mai)の看板。
西側(3人の王様像のほう)から行けばマンゴーが積み上がった台が絶対に見えるのだけど。
↓辛うじて写り込んでいたホテルの看板

Google Map では、こうなる

マンゴーにも旬があるが、今では通年食べられるフルーツになっている。
それに種類も増えたので、場所によっては食べ比べもできるかもしれない。

でもカオニャオマムアンのマンゴーはだいたいナムドークマイという種類で、これがいちばんメジャーなものだと思う。

このお店はマンゴーだけではなくドリアンや芋を使ったスイーツもある。が、それは仕入れ次第。
そしてコロナ禍以前からデリバリーもしていて、たしか5個以上の注文で配達可能と言っていた。けど、今では Grab Food などと契約して1個から配達してくれるかもしれない。
以前テイクアウトしたことがあるのだけど、こんな具合のパッケージ。



↑これはチェンマイで1年滞在用のビザが取れた日にたまたまオットが仕事中に(!)お店に立ち寄ったので買って帰ってきてくれたもの。
なのでハレの日の料理っぽい感覚がある。
残念ながらそのビザは失効してしまったので、またチェンマイでビザを申請し、発給されたらお祝いにカオニャオマムアンを食べに行きたい。
いや、その前に絶対食べに行くけど。

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