チェンマイ滞在中、何かを買う目的があったわけではなかったけれど、ローカルな土曜の朝市に行った。そこはとにかく広くて何でもある市場。
オットと一緒にエリアの70%くらいを歩いたと思うが、その日はオットとの意志疎通がスムーズではなく、チェンマイに着いてからなかなかゆっくりする時間がなかったので疲れが溜まっていたのか、体調も万全ではなかったのだと思う。言ってみれば熱中症のような。
今になって思えば背負っているリュックのポケットにペットボトル入りの水があったはずなのでそれを飲めばよかったのかもしれないのだけど、そこにも考えが及ばなかった。
オットはその市場に1~2週間前にも来ていて、長姉と2番目のお姉さんと3人で朝食を食べたらしいのだけど、そのときのカオパット(炒飯)が美味しかったのだとか。なのでその日もカオパットを食べたいようなことを言っていたのだけどヨリミチは食欲がなく、というかそのときはそこまでしっかりした物は食べたくなく、でもオットが食べたいなら一緒に行くのは構わないので『あなただけカオパット食べて』と言ったらオットは『それなら食べない!』と言うし、会話も行動もちぐはぐな感じだった。
そもそも我々は買い物が目的だったわけではないので行き先が定まらなくても仕方がない。なので取り敢えず何か飲み物を飲もうということになって、メインの市場から道路を挟んだ狭いほうの(と言ってもそこそこの広さはある)市場に移り、飲み物の屋台を探した。
そしてちょっと奥まったところにあったのがこちら。
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現代的なコーヒーマシーンで淹れてくれるらしい。
そこでアイスカフェラテをオーダー。
椅子も3脚あり、そのときは座っているお客がいなかったのでそこに座ることにした。
座った場所からはコーヒーマシーンを操作する側から見ることができ、手際の良さに感心するばかり。
お店をやっている男女は夫婦なのか友達なのか親子なのかどれも可能性がありそうな組み合わせで結局関係性はわからなかったのだけど、なかなかのコンビネーションでオーダーされた物をどんどん出し、狭い中でも効率的に動いていて無駄がない。
この市場は土曜日だけなので、普段はどこかで喫茶店でもやっているのかとオットが聞いてみたら、平日はチェンマイ大学の敷地内で営業しているとのこと。
この市場でのメニューは破格の安さでびっくりした(土曜日だけの金額かな?と思った)のだけど、平日は大学内で、ということは平日もメニュー表は同じ物を使っているのかもしれない。
お2人の手元に見とれていたら、オットが『あ、チャオクワーイだ。これはいつもないんだって』と言う。どうやら裏メニューというか、チャオクワーイを仕入れた時しか出さないメニューだということで、メニュー表には載っていない。しかも25バーツで、これもかなり安い。
チャオクワーイが好きなヨリミチのためにオットはそれを1杯頼み、『甘さは普通でいいよね?』と言った。
タイ初心者の頃は飲み物は『あまり甘くなく』みたいにオーダーしていたのだけど、あるときからは面倒くさいし、『砂糖は少し』と言っても結局甘いし、『普通』と答えるようになった。それにタイのカフェでもわりと砂糖は控えめになってきたし。
それでこのときのチャオクワーイも『ธรรมดา(=普通)』と言ったら・・・
とーーーっても甘ーい飲み物になって出てきた。
コーヒーはわりと甘さ控え目な流れになってきたけど、コーヒーじゃない物は昔のままだったのね・・・。
でも大量の氷が溶けるまで時間をかけていただけばマイペンライ(問題ない)?!
長居していたら『貰い物だけど』と言ってマンゴーも出してくれた。
その串を使ってチャオクワーイも食べた。