チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

心身ともに健康でいてもらうために

数年前からオットはジョギングに目覚めてしまったのだけど、その1~2年前はとにかく靴にハマっていた。
ちょうどタイの若者の間でスニーカーがブームになるのと同じ時期で、お洒落な若者に混じって(?!)ネットオークションに参加していたり。

日本でもそうだけれど、タイでもオークションは有名メーカーの偽物が多く出回っていて、オットはそういう罠に引っかからないように、ほぼオタクな状態になっていろいろ調べていた。ネットで情報を集めたり、実店舗でお目当てのシューズを手にして『特徴』と言われるところのチェックをしたり。

だけど、オットと私はお洒落な靴が似合うようなお洒落な暮らしはしていない。なのにオットは生活に不釣り合いとも言えるような靴を何足も購入し、それらを透明ケースに入れて収納し、眺めて楽しんでいた。

↓初期(私が日本で購入)
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↑モデルが同じかどうかはわからないが、後ろのテープの文字がどのように出るかは運まかせ。

↓中期 (オークションで1足買ったら抽選に当たってもう1足ゲットしてしまった)
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↓その後(まだ後期ではなさそう)
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生活に釣り合わないような靴をどうしてそんなに所有したがるのか、私には理由というか事情がわからなかったのだけど、あるときオットが話してくれた。

オットの幼少期は裕福ではなく、その時代のチェンマイはまだ発展途上で住民の多くが似たような生活水準だったと思うのだけど、12歳のときにお父さんが亡くなってからは金銭的に苦しくなり、お母さんはお酒をやめられなくなってしまってツケで飲むようになり、そんなお母さんも3~4年後に亡くなってしまった。
なのでそれからはお姉さんたちが学費などの工面をしてくれたのだけど既にお姉さんたちには家庭があり、迷惑はかけられない。なので制服や靴や学用品は友達からのお下がりをもらったりもしていたそうで。
だからオットは『あのときにお金に困っていなければ、もっと勉強をすることができただろうし、運動靴を買ってもっと速く走れたはずなのに』と言っている。

それで、勉強はともかく、今はちょっといい靴を買って、少年時代に叶えられなかったことを自力で達成しているというわけ。

ところがジョギングにハマってから足のサイズが変わってしまって、過去に奮発して購入したビジネスシューズがきつくなってしまった。が、タイミング良くそれを買い取ってくれる友達がいてそこそこの金額で譲ることができた。
それから、初期の頃に買ったスニーカーもサイズが合わなくなったものがあって、何足かは売ることができた。

そして、その直後に始まったコロナ禍。
ジョギングシューズは日替わりで履けるくらい揃っていたし、履けなくなった靴は売れた。
そういう意味ではストレスなく日々のジョギングに出掛けられるオット。

ジョギングシューズでいちばん気に入っているのはこのタイプ。


↑この旧モデルを使っているのだと思うけど、それがとても軽い。
ということは、頻繁に使っていたら底は磨り減るし、アッパーも穴が開きそう。

オットが言うには、爪先と踵にカーブがあるので、それが勝手に足を前に出してくれるのだとか。

最近こんなモデルを発見したので、次にチェンマイに行くときにはオットへのお土産にしようと思う。


もちろん、楽天ポイントをたくさん使って買うつもりだけど。

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