2~3年前にオットは立て続けにインプラントの施術を受けた。
事の始まりは長く続く頭痛だったのだけど、本人は頭痛が治まらないのでいつもの病院に行き、内科を受診した。
痛みとしては我慢できないような激しいものではないけれど、とにかく引かないということを言っていて、私は片頭痛なのかと思っていた。でも片頭痛をタイ語でどう言うのかがわからなかったので私は言及しなかったのだけど、病院では鎮痛剤と睡眠導入剤を処方してくれた。
しかし何日間か薬を飲んでも症状は変わらず、薬を飲めば痛みは引くけれど、時間が経てばまた復活するという状態。
受診時にそれを言ったら精神科の受診を勧められ、リラックスして寝られるようなレクチャーやカウンセリングを受ける羽目に。
なんか違うな、と思いつつも暫く通ったけれど、何かが改善したという実感もなく時は過ぎ、本当の原因は歯にあったというのがわかるまでに半年くらいかかってしまった。
その間に歯医者に行くこともあったしレントゲンも撮ったのに、そのときは『異常なし』と言われたのも遠回りの原因になってしまった。
ともかく、上の歯の1本に小さな虫歯があって、目視ではたいしたことはなさそうだったのに、実際はかなり深く進んでいたとのこと。
それが頭痛を引き起こしていた。
それがわかったときにはその歯の神経を抜くことは決定で、あとはどのような治療をするかという選択。
いくつかのオプションを提示され、オットはインプラントを選んだ。
それが、いつもの病院の歯科部門でも治療はできるのだけど、そこではなくて国立病院内の歯科にかかるというもの。
オットの話によると、歯科大学の研修医が実習ということで施術するので安いのだとか。と言ってもそれなりの金額ではあるけど。
安いというメリットはあるのだけどデメリットもあって、治療がいつから始まるのかわからないということ。オットの場合はひとまず(?)抜歯をして、インプラントの順番待ちということになる。まあ、歯を抜いてしまえば頭痛から解放されるので、本人はかなりラクになったようだったけど。
それで歯医者から連絡が来たのは抜歯から半年後くらい。日本だったらその間に仮歯を入れたりしそうなものだけど、タイでは(というか、その歯医者では)そのまま。歯抜けのまま何ヵ月も待たせるのだ。
研修医から受ける治療はいつ始まるかわからないし、いつ終了するかわからないのが難点だけど、そのくらい気長に待てる状態ならかなりオイシイ。診察室では本物(?!)の先生も立ち合ってよく診てくれるし、患者側も複数の先生の意見を聞くことができるのである意味それがセカンドオピニオン的なことにもなる。
オットがインプラント治療に長~い時間をかけている間にタイの歯磨き粉も新製品が出てきたりして、一昨年の暮れに歯医者から薦められたのが SENSODYNE。
タイの工場で作られているものとイギリスから輸入されるものがあり、効能別にいくつかの種類がある。フッ素高配合とか、歯ぐきの健康のために、とか、ホワイトニングとか。そして他の歯磨き粉に比べて値段も高い。
オットのインプラント治療が終わった直後、そことは別のところの歯が欠けてしまい、インプラントの点検をしてもらうついでにその歯も治療してもらった。そして歯が弱いオットに薦められたのが SENSODYNE Multi Care。
歯医者の帰りにスーパーマーケットに立ち寄って SENSODYNE を探したら Rapid Action というものがあったので、Multi Care と両方買ってみた。どうやら Rapid Action はその当時でいちばん新しい製品だったようで、次に歯医者に行ったときに先生に聞いてみたらその存在を知らなかった。
そして SENSODYNE って日本でも帰るのかしら?と思って調べてみたら、日本では『シュミテクト』として売られているものだった。
内容量の差や両替のレート変動があるので何とも言えないけれど、タイのほうが少々安いかも。
なので日本でシュミテクトを愛用している人が転勤などでタイに住むことになった場合、日本から持ち込まなくても大丈夫だと思う。取り敢えず使用中の物を1本持ち込んで、あとはタイで調達するという感じで。
↓日本は90gが主流?
↓これは2本入りの箱
↓裏面はイラストつき
シュミテクトに関しては、タイのスーパーマーケットでは SENSODYNE というものを手に取ればOK。特徴別にいろいろなラインナップがあるが、パッケージのイラストでだいたい理解できる。
しかし歯磨き粉で油断して、タイのマヨネーズは、日本と同じキューピーのマークがついているからといって安易に買ってはいけない。
タイ人向けのマヨネーズは日本人には衝撃的な味なので。
きちんと FOR JAPANESE とか JAPANESE TASTE と書いてあるのを確認してからカゴに入れましょう。