チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

チェンマイは平和だけどやっぱりタイ

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なんか変なタイトル。

でもそう思ったのでタイトルにしてみた。

この出来事はタイに限らず世界中のどこでも起こり得ることなのだけど、オットがバイクのポケットに入れていた物を盗まれた、ということ。日本でもなくもない事例だと思うけど。

それで何を盗まれたのかというと、消毒用アルコールスプレー。

バイクの右側のポケットに入れていたもの。

コロナウイルスの騒動が起きてから、わりと早いうちにマスク・消毒・検温のセットはタイ人の常識になった。日本でマスクが品薄になったのと同じように、タイでは消毒用アルコールが店頭から消えたことがあった。しばらくしてそれは解消されたので、今では買おうと思えばどこでも買えるのだけど、毎月のように非常事態宣言が延長されるタイでは失業者や休業を余儀なくされている人々が増えていて、生活苦からの自殺や強盗などの事件が増えている。

オットはスーパーマーケットに買い物に行ったときに駐輪場にバイクを停め、買い物を済ませて戻ってきたらスプレーボトルが消えていたと言っていた。

まあ、そんなことは日本人の私にだって想像はつくことだから、どうして見えるところに置いて(入れて)おいたのか、バイクの座面シートの下は物入れになっているのだから、そこに入れて買い物をすれば良かったんじゃないかと言ったのだけど、オットは駐輪場に戻ったらすぐに消毒したいからそこに入れておいたのだと言う。そして座面の下だといちいちシートを上げなくてはならないから面倒くさいと。

チェンマイは平時はだいたいのんびりしていて平和なので、バイクのミラーに上着を掛けておいたりヘルメットもバイクの上に置くだけでそこを離れて買い物をしてもそれほど問題はないのだけど(日本人の私が見ても『それで大丈夫なの?』と言いたくなる)、今は収入を断たれている人が多く、得体の知れないウイルスが世界中に脅威を与えているのだから、上着やヘルメットなんかよりもアルコールスプレーが魅力的に見えてしまうのだろう。
盗難は明らかに犯罪だけど、心理は理解できる。

そしてこういうことに関して、普段なら寛容なオットも今回は怒りと落胆の感情を発していた。(それなら人目につかないところにちゃんと隠しておけばいいのに。)
これもやはり収入のあてがない状況の影響だろう。

不幸中の幸いといえるのは、ボトルの中身が少しだけだったということ。

家にはアルコール液のストックがあるのでボトルを買わなくちゃ、と言っていた。

それにしてもタイ人、消毒液は大好きなのに(コロナが話題になった当初から街じゅうの至るところに消毒液が用意され、かなりの率で使っていた)、昔から手を洗うのが習慣づいていないんだよな・・・。
疫病対策には、まず手洗いじゃない?と思うのは、私が日本人だからか?

まあ、景気が悪くなれば治安が悪くなり、盗っ人も増えるというわけ。

チェンマイも例外ではない。

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