チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

洗濯機はその後どうなったのか

オットから『洗濯機が壊れた~』と電話があったのが先月の初め。
タオルと枕を洗っていたときに突然洗濯機が止まってしまったので、オットは枕を入れたのが悪かったのかなぁ、と言っていた。
でも枕は洗えるタイプの枕だし、洗濯機は12キロのサイズなので特に問題もなさそう。それに、タオルだって少ししか入れてなかったようなので、洗濯物自体の重さが原因でもなさそうだった。

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それでオットは洗濯機を横にして、Googleで調べたものを照らし合わせると、Pと書いてある小さなパーツの不具合のようだった。どうやらそれを交換すれば解決するらしいのだけど、何しろオットは機械音痴。そのパーツを外そうとするのだけど、手持ちのドライバーでは歯が立たず、電動ドライバーがほしいと言っていた。

オットがチェンマイ市内にあるLGのショールーム(のような店舗)に電話をしたところ、パーツ自体の価格は600バーツ、そして店員がオットの家に出向いて修理ということになると更に2000バーツがかかるということだった。普通はそこから値切るのかもしれないが、日本人的感覚で考えても工賃2000バーツはちょっと高い。しかもパーツを交換したからと言って洗濯機が元通りに動く保障はない。だけど2000バーツは払わなくてはならない。
が、たとえ2000バーツがかかるとしても機械音痴のオットにやらせるより腕は確実だし、洗濯機の買い換えとなると10000バーツは下らないのだから、私としてはそれでもいいかと思っていた。
しかしオット、2000バーツが惜しいのでその電話では即決せずに、ひとまず電話を切った。
それで私に電話をしてきて、600バーツのパーツを買いにお店に行くつもりだと言い出した。そしてよく聞いてみると、そのパーツはお店にあるのではなくて、バンコクのLGから取り寄せるのだそう。しかもすぐにチェンマイに届くかどうかもわからない。
LGくらいの規模のメーカーの洗濯機なら型番があるからそこからパーツの種類だって特定できるだろうし、在庫管理だってできそうなものなのに、『バンコクから取り寄せないといけない、しかもいつ届くかわからない』だなんて、さすがタイ。こうなる可能性は想像できていたけれど、自分の身に降りかかってくると怒りさえおぼえる。まあいい、これがタイなのだから。

だけどタイには昔からある金物屋というか電気製品修理屋は道路沿いのそこここにあるのだから、そういうところに頼めないのかとオットに訊ねた。
メカに弱いオットはそこまで気が回っていなかったらしく、私との電話を切ってから義兄に電話をすると、義兄も『Googleで家から近い修理屋を見つけられるよ』と言っていたとのこと。義兄の忠告に従ってiPhoneで調べてみると、わりと行き来しやすいところに良さげな修理屋があったとのことで、オットは早速修理屋に電話をして事情を説明すると、LGの正規の部品と、互換性のある部品の2種類があるという。やっぱり町の修理屋に聞いてみるものだ。

その修理屋の料金は、正規のパーツ代が600バーツ、工賃が1000バーツとのこと。
私はそれで満足して、『よかったねー』と言ったら、オットは『まだ話は終わっていないんだよ』と言う。
その話の続きというのは、最終的に請求額は1200バーツになったというのだ。
うーん、よくわからないタイ価格。
LGのお店で頼んでいたら2600バーツになるものが、町の修理屋では1200バーツ。
何がどうなったらその金額になるのか理解不能だけど、修理屋がそう言うのならその金額でよいのだろう。

電話の翌日、修理屋さんが2人で来てくれて、サササッと部品交換をしてくれた。試運転もして、洗濯機が動くかどうかも見てくれたとのこと。そして90日以内に不具合があったら点検に来てくれるという話だった。

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オットは枕を洗濯槽に入れたのが悪かったのかと気に病んでいたのだけど、修理屋さんが言うにはそれは関係なく、単なるパーツの劣化だとのこと。枕だって洗える仕様で重さもそれほどではないし、それよりもジーンズをいちどに何本も洗うほうが洗濯機には負担が大きいのではなかろうかと思うのだけど。

まあ、プロの修理屋が来てくれたので洗濯機は復活し、その後もトラブルなく動いているようなので1200バーツはむしろ安かったのではないかと。

というのは、仮にオットが市内のLGショップで600バーツのパーツを買ったとすると、往復のガソリン代は必ずかかる。
そして自分でパーツの取り外し、取り付けをするとなると電動ドライバーがほしくなるので、そこで数百バーツの出費。
さらに、自力でパーツの位置を特定し、外そうとしていた段階で両手の指を流血させていたので、そこから電動ドライバーでの作業なんてことになったらちょっとやそっとの負傷ではすまないような気がする。なので病院に駆け込むとして数百バーツ。
そういうケガをしてしまったら、場合によっては洗濯機も無事ではないかもしれない。そうなったら洗濯機の買い換えで1万バーツ超級の出費。

・・・という想像をすると、修理代の1200バーツがとても安く思えてくる。
オットは『もしかしたら600バーツだけで済んだかもしれないのに』なんて言っていたけれど、洗濯機が壊れる直前に宝くじでちょっとしたあぶく銭が入ってきていたんだからいいじゃないの、と言って私はオットを説得した。

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