チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

バナナに躍らされたオット

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タイ人の多くがそうであるように、オットもスマホからいろいろな情報を得ている。
それで先日は『バナナのビタミンがコロナウイルスに効くようだ、という説が確立しつつある』のような動画をキャッチ。
前に私がネット情報を鼻で笑ってしまったので私には熱心に教えてこなかったが、LINEで大勢の人に教えているようだった。
そしてPM2.5の酷い昼間、『バナナを買いに行こう!』と張り切りだした。
バイクを道に出しているときに向かいの家のおばあさんが通りかかり、タイ人お得意の挨拶『どこ行くの?』と言われたオット、『バナナを買いにピン川沿いのお店に行くよ!』とニコニコ顔で返事。
本当にそれだけのために私たちはバイクに乗って出かけることになった。まあ、オットの仕事もキャンセル続きなので何か用事を作らなければ外に出ることもなく退屈だし。だけどPM2.5コロナウイルスは避けたいので人の大勢いるところには行きたくない。やっぱりタイによくある路端の屋台はある意味安全。
そしていつものバナナ屋に着くと、まさに食べ頃に色づいたバナナを選択するオット。そんなの選んだら本当にすぐに食べなくちゃならないのに。いつものように緑色のを選んでくれればある程度の時間稼ぎができる(黄色く色づいたものから順に食べられる)のに、バナナ情報で頭がいっぱいのオットは黄色いものを買ってしまった。
ウキウキで家に戻ったオット、夜にわたしと2本ずつ食べ、翌朝も2本ずつ。それでも房が大きいのでかなり残っている。のんびりしていると、熟れすぎて食べられなくなってしまう。
結局バナナケーキを何度か焼いて、冷蔵庫と冷凍庫に分けてストック。

そうしたらわたしが急遽日本に戻ることになり、その後タイ政府からの非常事態宣言。
明日からは夜間の外出も規制されるらしい。
だけどオットはお米や水を備蓄用に買ったし、甘いバナナケーキもあるので当面の間はどうにかなるだろう。

結果として、黄色いバナナを買ったのは正解だった・・・ということにしておこう。

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