チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

動物的なのかな

この数日間、両親と妹と同じ空間で過ごすことが多いのだけど、ずっと実家暮らしのヨリミチは20代の半ばまでこの4人家族だった。
そしてそれなりの年月が経ち、親はそれなりの年齢になったので身体の機能は年齢相応に老化が進んでいるのだけど、ヨリミチと妹も同じだけ年齢を重ねた。
だけど耳の聞こえは妹よりもヨリミチのほうが良いようで、それは喜ばしいというよりも『妹、大丈夫か?』と心配になってしまった。

というのは妹が運転する車の助手席に乗っていたときのこと。
交差点で信号待ちをしていたらヨリミチには救急車の音が聞こえた。でもまだ遠かったのでどちらの方向から聞こえてくるのかはわからなかった。
なので妹に『救急車だね』と言ったのだけど、妹には聞こえていなかった。
そうこうしているうちに救急車が近付いてきて、我々が右折をするために交差点に進入したところで救急車が右側から来ることに気が付いたので脇に寄って救急車が通り過ぎるのを待った。

で、妹からは『お姉さんよく聞こえたね』と言われたのだけど、言われてみれば右折する先から近付いて来る救急車の音は運転席にいる妹のほうが近い。しかも車の窓はそちら側は開いていたし。
まあ妹も耳が悪いわけではないだろうから、ヨリミチの耳が聞こえすぎなのかもしれない。

ヨリミチは視力の低下は感じているのだけど嗅覚は鋭く、家の中でもいろいろな臭いを感じて気分が悪くなることがあるのだけど、他の家族はその臭いに気付いていないんだろうなぁ、なんて思って耐えている。
会社員時代の通勤では、いつも同じ車両のドアから電車に乗る女性のタバコを吸った後の臭いが辛かった。ヨリミチの感覚では喫煙者でも男性は毒素(というのか?)を自分の肺で大量に吸い込むことができるようで、呼気の毒々しさは女性のほうが強く感じるのだ。

それから、毎回ではないけれど雨が降る前の独特の臭いを感じることもあるし・・・。

なので、じっとしていても身の回りの情報量が多いというか。少なくとも4人家族の中では環境から感じ取っている情報はいちばん多いようだ。それが何かの役に立つかどうかはわからないけれど、4人の中ではいちばん動物に近い生物なのかな、と思う。

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