お昼頃、オットから画像を何枚か連続して受信した。
LINE の着信音と『画像を受信しました』というポップアップメッセージを確認しただけだったので、いつものように荷物を受け取った直後に箱の画像を送ってきたものだと思ってこちらからの返信は昼食のときでいいや、と思っていたら、LINE 通話の着信があった。
そうなったら電話には出ないわけにはいかないので『もしもし~』と言って出てみたら、なぜかオットの悲しげな声の『もしもし』が聞こえた。
もしや、荷物が破損していたとか受け取るときに課税されたとか?
と思ったのだけど、オットは『(チェンマイ)県庁にいます』と言う。
荷物を受け取るかもしれない日に県庁にいるって、何か荷物と関係あるのかしら・・・と思ったけれど、ヤバい物でも入っているのなら県庁ではなくて警察にいるべきだろうと思い、オットの話を聞くことにした。
電話をかけてくる直前の画像は県庁だし・・・。やっぱり話を聞かないと、どうして県庁にいるのかがわからない。
ヨリミチに電話をかけてきたときにはもう用事が済んだ後だったので落ち着いて話せばよいものを、興奮冷めやらないオットは日本語が無駄なカタコトになって説明してくれるのでこちらもいろいろ想像(というか連想)しながら話を理解しなければならず、結構大変だった。
結局は毎月払っている健康保険の代金をなぜか先月は払うのをすっかり忘れていて、1月分の支払いをするためには県庁の窓口で手続きをする必要があり朝イチでやって来た、ということだった。
オットが言うには納め忘れたのは加入以来初めてだとのことで、支払いを忘れたことよりも支払いを忘れた自分に落胆しているようだった。
確かに、オットの性格ではそうなるかもしれない。
オットが加入している保険の支払いは月じめで、以前はクルンシィ銀行でしか払えなかった。オットはクルンシィ銀行の口座は持っていないため、毎月振込用紙を持ってわざわざクルンシィ銀行に行っていたのだけど、コロナ禍となってからはセブンイレブンのレジで払えるようになった。しかも手数料無料で。これはコロナの恩恵というべきで、この3年近くは自宅から100メートルもないくらいのところにあるセブンイレブンで払っていた。
それがなぜか先月は支払いのことをすっかり忘れていて、それを思い出したのが昨夜。
ベッドに入って部屋の電気を消したところでふと思い出し、また電気をつけて iPhone で支払い履歴を確めてみたのだけど、やはり払っていない。
ということで急に焦り始めたのだけど、もう夜だし2月になってしまっているし、何をするのが最善なのかを調べたら、銀行やセブンイレブンでは延滞分を払うことはできないのだけど、県庁に行けば手続きができるという情報があったとのこと。延滞が3ヶ月続くと保険会社側から解約されてしまうらしいのだけど、『前月分を忘れた』というのなら救済はされるらしい。
なので今日はいつもより早く起きてバイクで県庁に行ったというわけ。
それで先月分の支払いをしただけでなく几帳面なオットは今月分も払った。
更に来月以降は自分が口座を持っている銀行からの自動引き落としになるように、その手続きまでした。以前はタイでの自動引き落としは金額に不正があるとかシステムエラーなどで引き落とせなかっただとか、二重に引き落とされただとか、結構な不安要素があった。
でも今はいろいろなもののオンライン化が進み、エラーや不正が減ったし自分でも口座情報などを確認できるようになった。
なのでオットも自動引き落としにすることにしたのだろう。
そんな手続きが済んで安堵と疲労が混じったオットはなぜかヨリミチに自撮り画像を送ってくるという・・・。
これは国民性なのか、末っ子の気質なのか・・・。