チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

泣きっ面に蜂

先日、貴重な仕事に行ってきたオット。
遠方での仕事のため2泊3日だったので、宿泊先から私に LINE通話をしてきた。
私にとって、こういうときの電話は『純粋にオットと話をしたい』というのではなくて、交通事故に巻き込まれていないかどうかの生存確認という目的。
タイは信じられないくらい交通事故が多くて、たとえ自分が気を付けていても前後左右のどこからでも車が自分に向かってくる可能性がある。
なのでオットが遠方で仕事のときは、目的地にきちんと到着したか確認することがよくある。

そのときは1泊目の宿から電話をしてきて、仕事中の出来事を愚痴られた。
私に愚痴って解決することではないのだけど、吐き出すことによってすっきりするならまあいいか、と思っている。
こういうときはだいたい運転手と同室なのだけど、運転手は日本語を理解できないので場合によっては好都合だったりする。このときは運転手には問題なく、むしろ運転手からも同情されるくらいオットは大変だったのだけど・・・。

ここに仕事に関するどういうところがオットの不満だったのかということを書くわけにはいかないが、何年もその仕事をしていればそういうケースもあるよね、というようなこと。心情としては 9:1 くらいで相手に改善を求めたい内容だけれど、それを飲むことも仕事だと思って過ごすしかない、という感じ。
オットもそれを分かっているので現場では荒れずに私に愚痴ってくるのだけど。

そんな泊まり掛けの仕事を終えて、オットは自宅に戻った。
その翌日、『虫に刺されたところが痛くて・・・』と言う。
なんだ?それ。聞いてないなぁ、と思って『どうしたの?』と訊ねたら、『あれ?言わなかったっけ?』とオット。

なんと仕事の初っ端にハチに刺されたのだという。
オットにとってはそれも肉体的なストレスだったはずなので辛い仕事行脚となったのだけど、それよりも仕事のストレスのほうが大問題で、仕事の愚痴を大放出していたらハチに刺されたことを私に言うのを忘れてしまったらしい。(というか、本人は私に伝えた気になっていた。)

タイには刺すハチが多いのか、刺される人が多いのか、それとも私の周りだけが刺される人が多いのか、以前も『ハチに刺されて病院に行ってたの~』と言って約束の時間に遅れて来た人がいる。その人は昔は男で今は女という人で、ハチに刺されたときは女だったので『痛かったの~』と言っていたけれど、過去を知る身としては『〇年前だったら平気平気とか言ってたんじゃないの?』と突っ込みたかった。

さて、仕事が始まる直前に刺されたオットは病院に行くこともできず、しかし運の良いオットは女性の同僚も同じ現場にいて、その女性は意識高い系なので爪が長く、オットの皮膚に残っていたハチの針を爪で抜いてくれたとのこと。
その後は水で洗うとか冷やすとかして乗り切ったのだと思う。

で、帰宅後は皮膚炎用のクリームを塗ったということで、状態としてはそれで落ち着いたよう。


↑この薬は私も気に入っていて、湿疹が出たときによく使う。あとはマスクで肌荒れしたときにも。

私が知った時点で刺されてから4日目なわけで、もしも蜂の毒に負けていれば大きく腫れるとか熱が出るとかということになっていただろうけどそういうこともなかったようで、塗り薬でどうにかなるレベルだったようだ。
それもこれも刺されたときに同僚の女性がいてくれたから助かったというもの。

普段の生活だったらハチに刺されたら一大事なのに、それ以上のストレスがあったと思われるその日の仕事。
まさしく泣きっ面に蜂。

PVアクセスランキング にほんブログ村