チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

睡眠障害はオットの家系か

私は自宅でも旅先でも寝ようと思えばすぐに寝られる体質で、今まで寝られなくて困ったことはない。
なかなか寝つけないというのを経験したことがないわけではなく、怒りとかワクワクの興奮で眠れないということはあったので、それなりに眠れない状況は人生で何度かは経験しているが、それで困ったということはない。
普段は布団に入ればスーッと眠りにつき、ほぼ朝までそのまま。人間の眠りのリズムは3時間ごとだという説を何かで読んだことがあるのだけど、私の場合は2時間ペースなので2の倍数の睡眠時間なら2時間でも6時間でも目覚めの感覚は同じ。なので極論をいえば3時間睡眠よりも2時間睡眠で起きるほうが調子が良い。(もちろんそれを毎日というのは無理だけど。)

オットは私とは逆で、寝つくまでに結構な時間とある程度整った環境が必要で、毎日のように『寝るまで2時間かかった』とか『朝まで寝られなかった(寝たのは朝方だった)』などと言っている。寝るのが苦行のように感じることもあるらしく、『寝る時間になるのがイヤ』なんだとか。私には想像もつかない感覚で、オットは『僕は寝るときにヨリミチさんになりたい』と言っている。
今はオットに仕事がないので夜通し起きていてもそれによって困ることもないのだけど、さすがに仕事があるときに眠れないのは困るので睡眠導入剤を飲むこともしばしば。
だけどタイの薬は日本のものと比べて強く、オットによると『朝に目が覚めても薬が残っているのか頭がボーッとしていることがある』のだそうで、オットは錠剤を半分に割って飲んでいる。(が、それが日本の1錠相当。)

オットがそういう体質だというのはわかっていたが、オットの長姉も一時期睡眠障害に苦しんでいた。ちょうど定年退職した直後のことで、日々の張り合いがなくなってしまったのが原因のようだった。それで周りの人はリラックスが必要だとか何々が良いらしいとか、いろいろなものを勧めていた。長姉もオットと同様に神経質な人だし仕事に誇りを持っていた人なので退職というのは精神的なダメージがあったのだと思う。

あるときオットの家に3番目のお姉さんが滞在することになり、しばらく一緒に生活した。そのときにわかったのは3番目のお姉さんもなかなか寝られない人だということ。そのときはアメリカ製の睡眠用サプリのようなものをオットにお土産に持ってきてくれた。それで『1回1個飲んでね』と言われた。
ボトルのラベルを見てみると、『チュアブルタブレット』と書いてある。だけどお姉さんは『飲んでね』と言うので『お姉さんはちゃんと口の中で小さくしてから飲んでるの?』と聞いたら『大きいままで頑張って飲んでる』とのこと。
中身は直径2センチ弱のタブレット錠。ラベルには『喉に詰まらせないように注意』と書いてある。実物を手にすれば絶対に『デカい!』と思うはずなのに、お姉さんは何も疑わずに頑張って飲み込んでいたという。そのたびに乾いた物体が喉を通過するので痛い思いをしながら。
『どうりで痛いと思ったわ~』などと言って大笑いしていたが、サプリと言えども身体には何かしらの影響があるものなわけだし、しかも外国製なのだから自分の身体に異変が起きたらどうするか、とか考えないものなのだろうか。せめてラベルの文字だけでもしっかり読んでほしい・・・。

結局オットはアメリカの薬は強いかもしれないから怖いと言って、このタブレット錠はお姉さんへのパフォーマンス程度にしか飲まなかった。


他のきょうだいがどうだかは聞いたことはないけれど、5人中少なくとも3人が寝ることに対して何かしらの対処が必要だということは、個人の問題というよりは血筋が関係しているのかな。

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