チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

やはり暗いと良いらしい

先日オットの寝室の窓ガラスが割れてしまったことで、オットは窓まわりの掃除をしたりして、ふとカーテンを取り替えたくなったらしい。
それで『明日は MR.DIY(ホームセンターみたいなお店)に行きます』と言っていた。

そしてオットは宣言どおり、翌日の午後に MR.DIY に向かった。
オットの宣言は『行って、カーテンを見るだけ』だったはずなのに、お店に着いたらお買い物モードでいろいろ吟味している。今はコンスタントな仕事がなくてお金もないはずなのに、何故かオットは『来たからには買わねば』のような意気込み。それで店内から私に LINE のビデオ通話をしてきた。

その昔はチェンマイでは遮光カーテンはとても高価で庶民が気軽に買えるものではなかった。というか、庶民には『遮光カーテンっていうのはね、~』というところから説明をしないといけないというレベルの認知度だったはず。
オットの家で使っているカーテンはごく普通の色付きカーテンで、夜になれば外は暗いので部屋も暗くなるのだけど、朝は日が昇ると部屋も明るくなるという状態。なのでオットは寝室の窓の外に物干しハンガーを置いてブルーシートのような物を外からの目隠しも兼ねて掛けていた。でもそれは見た目もどうなの?という感じだし、ガレージの屋根があるけれどシートは紫外線にさらされて劣化するし土埃で汚れるしで定期的に交換しなければならなかった。
その汚れも気になるところだったのだけど、 MR.DIY で以前よりも手頃な価格になった遮光カーテンを見付けてしまったオットはシートではなくてカーテンを買いたくなってしまったようだ。
でも安くなったと言ってもそれがないと生活できないわけではないし、オットの中ではまだ贅沢品の部類。それに寝室の窓に使うとすると、そのお店に置いてあるサイズの物を3枚数使わないと窓を覆えない。オットは遮光カーテンというものを使ったことがないので、それにお金をかけるべきかどうかというところでも判断ができない。
それで私に電話をかけてきたわけなのだけど、そのお店に置いてあるカーテンは上部にバーを通す穴がある仕様。それを使うためには突っ張り棒のような物も用意しなければならない。もしくはS字フックなどを使って今あるカーテンレールに新たなバーを下げるようにするか。
と私が考えを巡らせても、それを遠隔でオットに説明するのは難しい。でも一応説明していると、オットは『このカーテンを横向きに使えるかな』と言い出した。
横向きにと言われても、どうやるつもりなんだろうか。オットはS字フックを10個くらい糸で止めてレールに掛けると言っているけど・・・。
横向きに取り付けるとすると、窓に対する丈はギリギリ足りるけど幅は10センチくらい足りない。それに本来バーを通すための穴があり、それが結構大きいのでそこから光が漏れることを前提として使わなければならない。それと、カーテンなのにドレープなしで使うことは確実。
そんな具合に完璧ではないことを理解した上で使うことにはなるのだけど、オットが遮光カーテンというものを体験してみるという意味では試す価値はあるかな、と思って取り敢えず1枚購入することにした。気に入れば追加で買えば良いし。

そして帰宅後、オットが取り付けたのがこちら。

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S字フックは使わず、今あるカーテンの上に安全ピンで張り付けた状態。
これは想像していなかった方法。

最初、いくつかS字フックを縫い付けてカーテンレールに掛けてみたそうなのだけど、それだと上から光が漏れるのでカーテンに直接ピンで止めたのだという。
これはこれで元からあるカーテンとも同系色なので許容範囲内だし、ドレープがなければないなりに、紺色の壁だと思えば大丈夫。
夜になって部屋の電気を点けた状態で外から見ると、こんな感じ。

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その晩オットは気付かぬうちに熟睡していたようで、『あ~、よく寝た!あれっ?寝すぎた?!』と思って飛び起きたら8時だったということ。感覚としては10時半くらいになってるかな、という感じだったとのことなので、朝方でも室内がしっかり暗かったことが深い眠りに繋がったのかも。
いつもだったら5時を過ぎればうっすら明るくなってきて、7時前には隣の家の車や門の音が響いてくるのだけど、それらも軽減されたのかもしれない。

日中、カーテンを閉めるとこのような状態になるのだけど、窓からの日射しがなくなるので室温も上がりにくくなるだろうし、もしかしたらエアコンの効きが良くなるかも。

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チェンマイは既に最高気温が38℃を越えるので、この買い物はエアコンにかかる電気代と相殺できるかもしれない。1年では元は取れなくても、2年ではなかなか良いところまでいくのでは?!

よく眠れる上に電気代も下がれば万々歳である。

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