チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

オットのワクチン治験

9月のある日にオットの家にヘビが出没した直後から始まったオットの治験物語。
今は3回目の通院を終えたところ。

やはりこれは競争率が高かったというか、希望する誰もが参加できるものではなく、オットの友達で奥さまが国立病院に勤務している人もどういう経路でかオットの治験参加を知って(オットから話したのかもしれないが)、どんな手を使って参加できたのかと訊ねたらしい。
きっとその人も参加希望登録をしたのだろう。なので登録の手順としては2人とも同じだったけれど少々年齢差があるので当落のライバル(?!)にはならなかったはず。なので本当に運というところが大きかったと思う。
オットは友達とは真面目にその話をして、ヘビのことには全く触れなかった。
だけどせっかくあの日にヘビが家に来てくれたのだから、『ヘビが幸運を持ってきてくれたんだよ』くらい言えばいいのに。それを笑い話とするか、タイ人の信仰の深さで『あぁ、そうだったのですか』と収めるか、あの友達ならどちらも有り得るな、と思う。

ところで1回目の通院のときに、このようなカードを渡されて、これには通院日と24時間対応の緊急連絡先が書いてある。

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実際はこれは2枚目のカードで、最初にもらったものから日時の変更があった。
更にいうと、2枚目をもらってからチェンマイ新型コロナウイルス感染者が激増し、それと関係があるのかどうか知る由もないが日時の再変更があった。

1回目はワクチン接種。
種類はファイザーアストラゼネカで被験者には知らされない。量も一般的な『1回分』のグループと『半量』のグループがある。つまり4つのグループとなっているわけで、接種のブースに進むときは『目を閉じて下さい』という指示があり、手探り状態で歩かされたというのだから驚き。
実施の間違いがないように壁とか椅子にワクチンの種類と量の貼り紙か何かがあるのだろうけど、そんな原始的な誘導方法でいいのか・・・?

そんなふうにしてオットは指示された椅子に座り、何かしらのワクチンを接種した。
オットが言うには『僕はファイザーだと思います』とのこと。注射針から液体が腕に入ってきたときにひんやり感じたそうなのだけど、いくら要冷蔵のワクチンでも使うときにはそれなりに常温に近くなっているものじゃないの?
私は日本でファイザーを受けたけど、冷たいモノが入ってくる感覚はなかったけど・・・。それともタイは冷房もガンガンに効かせるし、ガスの火も『弱 or 強』で両極端だから、冷やして保管しておくワクチンも冷たいまま使っちゃうの・・・?
そのときのひんやり感は事実なのかオットの気のせいなのかはわからないけど、とにかくオットはシノバック2回の後に他社製のワクチンを1回受けた。
すると接種翌日は副反応のようなものが出て、それはシノバックのときとは明らかに別物だった。なのである意味安心というか、安堵というか。しかしこれもオットの気のせいかもしれない、ということもよぎったけれど、治験参加者に配られた体温計で熱を測ると微熱程度の発熱が数日続いていたので、正しいワクチンが体内に入ったのだろうと思うことにした。

2回目の通院は医師の問診のみ。
体調不良が続いている人には心電図やエコー検査のようなものもされたとのこと。このときに医師の判断でパルスオキシメーターが渡される人には渡され、何もない人には何もなし。
オットは何もなく手ぶらで帰宅。
ただ、このときに看護師から市中のコロナの状況によっては日程が変わる可能性があることと、交通費という名目で謝礼が出る(が、いつ支払われるかはわからない)ということを知らされた。

そして先日が3回目の通院だった。
このときは個人個人に細かく時間指定があり、いちどに大勢の人が集まらないようになっていたとのこと。チェンマイ新型コロナウイルス感染者が急増した時期とも重なったからか、それとも精算の都合なのか、スケジュールが少し変わった。
そして問診と採血1回目。
通院はあと2回の予定で、どちらも採血があるのかな、というのがオットの見立て。
合計5回の通院をして、充分な抗体が確認できれば治験終了。抗体値が低い人がいた場合にはその人だけを追跡するのか全員を追跡するのかわからないけれど、低い人には追加接種か何らかの対処があるだろうとのこと。
この3回目の通院で、3回分の謝礼が手渡された。看護師さんからは『ここで5回分を出してしまうと次回以降を欠席する人がいるかもしれないので今日は3回分を出します』とのコメントをいただいた。

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