チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

オットが仕入れた情報を姉夫妻に伝えるも

9月後半から国立病院に出向く機会のあるオットは最近新たな治験の情報を仕入れてきた。
それはチェンマイ県内に住み、今まで新型コロナウイルスのワクチンを1度も接種していない人が対象のもの。
いつから始まるのかは知らないが(オットは知っているだろうけど)、韓国製の新型コロナウイルスワクチン接種の治験の参加者を募集しているというのだ。
全7回の通院で、1回につき1500バーツが支払われるということで、全日程参加すると10500バーツの報酬になる。おそらく接種は2回。
下世話な話だけど、オットの報酬はこんなに高くない。でもそれは既存のファイザーアストラゼネカのワクチンを使う治験でワクチン自体の安全性はほぼ問題ないからなのだろう。
韓国製のワクチンはアストラゼネカだと言っていたような気がするが、通院1回につき1500バーツの報酬とするということは効果か安全性が未知数なところがあるのか、対象が『今まで未接種の人』なので、そういう人の反ワクチン思想に対する金銭的なアプローチなのか。
それか、両方。

オットの2番目の姉夫妻は2人とも未接種で、初めのうちは世間の主流は中国製のシノバックだったので『中国製のワクチンだからイヤ』というような主張だったのだけど、そのうち『ワクチン接種の副反応の死亡者も発生しているから、そんなリスクは負いたくない』というようなことになり、論点が少し変わった。そして自分たちの娘がワクチンを射つときにはリスクが心配だからと反対するでもなく会場まで送り迎えをしたりして、なんだか主張に一貫性がない。今では国にシノバックの在庫がなくなってタイ製と思われるアストラゼネカが標準となったのに『ワクチンは怖い』というところから脱却できないのか未接種の生活を続けるつもりのようで、元看護師の長姉とは何度か口論をしている。

2番目の姉は昨年インフルエンザの予防接種は受けたので、極端な医者嫌いだとか注射嫌いだというわけでもなさそう。それでもコロナのワクチンを嫌がるというのは接種後に亡くなった人のニュースを大きく受け止めすぎなのか、チェンマイではコロナによる死者数の割合が低いので仮に感染しても大丈夫だと思っているのか・・・。
一方、姉の旦那は単なる医者嫌い(注射嫌いというのも含めて)だと思うので、誰がどう説得しようとも本人が病気で苦しくならない限りは病院という場所には行かないと思う。

こんな夫婦にダメモトでオットは治験の情報を持ち掛けた。
すると義兄は次の瞬間に『NO!』、姉は『あぁ、そう』と言ったものの『ふーん』という感じ。
今は魚の養殖でなんとか生活費を工面できているので高額報酬にもあまり興味を示さなかったようだ。

身体的な都合ではなくて思想の都合で反ワクチンというのは理解できなくはないが(私もできれば受けたくない = 病気は自己治癒能力で治したい)、私の場合は海外に渡航するにはワクチン接種が必須となるだろうと思って受け入れた。あとは、現在同居している両親にかかる迷惑を最小限にするため。もしも自分が20代とか30代で、未来に出産の可能性があるとすればワクチン初年度に接種はしなかったかもしれない。だけど今は出産の可能性はないし、いずれチェンマイに渡ったときにあちらの親戚やご近所をはじめとする皆さんに不安を与えないように接種しておくのがベターだと判断した。
オットの2番目の姉は還暦過ぎなのだからそろそろ諦めて(?!)ワクチンを射ったほうが、万が一コロナに感染してしまっても身体がラクだと思うんだけど・・・。

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