先日、チェンマイ在住のタイ人女性が新型コロナウイルスに感染していたことが判明し、彼女が訪れたいくつかの商業施設が閉鎖されて消毒作業が行われた。
そして今日から3日間、チェンマイの学校のうちの何校かは休校とするところが出たとのこと。公立校は平常どおりなのだけど、私立校は教諭の判断で休校措置をとったところもあるということなので、チェンマイの全校休校ということではないのだけど、家族と相談して自主欠席している生徒もいるのではないだろうか。
感染がわかった女性は友人とともにミャンマーに行き来したということで、チェンライ在住の友人の感染も判明した。
2人の移動は自家用車ではなくてバンかピックアップトラックか何か、第三者が運転する車だったそうだから、その運転手(や、いれば他の同乗者)も結構なリスクがあると思う。
オットが言うにはチェンライ/ミャンマーの国境(タイ側=メーサイ ミャンマー側=タチレク)は自由な通行は許されておらず、観光客の行き来はできない。だからバンコクや近郊にある空路入国者が宿泊するような14日間の隔離施設もない。
それなのに彼女たちが通行できたというのは、国境の橋を利用せずに別の手段で川を渡ったか、国境の軍人または政府関係者の手引きがあって渡ることができたのか。
後者だとすると、公務員の不祥事ということになり報道のしかたが難しくなる(そこから芋づる式にいろんなモノが出てくるかもしれない)ので、昨夜あたりからタイ国内のニュースではその話題を扱わなくなっているらしい。
王室や政府の重大な問題がある場合、タイでは情報統制があって一般市民に事実が伝わるまでに時間がかかる。
今オットはそういう環境の中にいるわけで、今回のコロナウイルスがどこから発生したのか、最初に感染がわかった女性は何のためにどうやってミャンマーに行ったのかは報道されていないので、タイ人であっても正確にはわからない。
そうは言っても現代はSNSである程度の情報は入ってくるもので、その女性たちはとびきりの美人で、その美貌を武器にしてタイとミャンマーを行き来していたのではないか、という説があるらしい。
まあ、SNSの情報なのでどの程度信憑性があるのかはわからないけど。
だけど感染した2人は20代、そして友達どうしということならおしゃべりだってするだろうし、その2人と一緒にいた人もいるだろう。
感染が広がっていないことを祈るのみ。
・・・と書いたところで、どうももう1人感染者が発見されたもよう。
今回は有症状の感染者だったから明るみに出たけど、ひょっとしたらこれまでも無症状感染者がいたかもしれないな、と思う。