先日パソコンのメールチェックをしたら、結構な数のメールマガジンが届いていて、その中に『そろそろ本格的な冬の準備、始めませんか』というタイトルのものがあった。
今まで何度か買い物をした楽天市場の中のあるお店からのもので、タイトルは実に魅力的。そんなことを言われたら、暖かい服を新調して冬に備えたくなる。
しかし個人的な希望としては日本の生活を縮小していつでもタイに発てる態勢にしておきたいのだけど、実際問題としては航空便は一般客には解放されておらず、特定のビザを持っている人向けの政府認定の特別便が週に1～2本あるのみ。私はそれに当てはまるわけだけど、金額は昨年まで使っていたエアチケット料金と比べると2～3倍になる。もちろん座席数には限りがあるので、予約受け付け開始からすぐに満席になってしまうらしい。
そしてタイへの関門はイス取りゲームのような航空券の争奪戦以外にも、タイ大使館に提出する書類の準備だとか、搭乗前のコロナ陰性証明だとか、タイ滞在期間をカバーする医療保険の加入だとか、タイ入国後の14泊分の指定宿泊施設の予約だとか、用意するものは何かと多く、しかも個人で準備するとなるとかなりの金銭的負担がある。
しかもそこまでやったとしても、大使館からの許可が出なければ搭乗を許されないというのだから、そのリスクを考えるとほぼ全てが前払いのいろいろなことをする気にはなれず。
オットには申し訳ないが、『今すぐ行きます』ということは言えない。オットも状況を理解してくれているから取り敢えず波風は立っていないけど。
そんなふうにいつタイに行けるのかわからないけれど、日本の季節は進む。
美味しいものが続々と出てくる日本で過ごすのはわくわくするけれど、やっぱり服に関しては気軽に冬支度をしようとは思えない。これこそ散財になるかもしれないし。
こうなったら今年の冬は身の回りのありったけの物を集めて、蓑虫のようになって過ごすしかない。
