チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

乗り換え騒動

今年の前半に実家に戻ってきてからインターネットの通信会社を変更した。
以前使っていた会社に不満があったわけではないが特にメリットもなく、そもそも私はネット環境やパソコン・スマホのことに詳しくもなければ強いこだわりがあるわけでもなく、単なる道具として機能してくれればいいや、くらいの位置付けなので、電話勧誘でよくある『お安くなります』に乗っかってしまっただけなのだけど。
結果どうなったのかというと、便利になった気もしないし安くなった実感もない。やはり実家暮らしで家族も固定電話を使うし、機器設置やら事務手数料やらで単発の請求があったりすると金額比較は単純なものではないな、と思うわけで。引き落としが2ヵ月くらい遅くなるのも比較が難しい原因かもしれない。
それで、今月になって母がスマホの会社を私と同じところに乗り換えたので、私自身ももう少しお得に、かつ便利にネットを使える環境があるのではないかと考えてみたりして、そんなときにたまたま通信会社の代理店というところから電話で勧誘を受けてしまった。

まあ、話を聞くだけならお金はかからないし、私も自力であれこれ調べるよりはそれのセールスをしている人に疑問を投げ掛けて答えをもらうほうがある意味正確な情報を仕入れられると思って1時間近く話をした。
自分だけの勝手な理解と判断で自主的に通信会社の乗り換え申し込みをするのはかなり自信がなかったので、とにかくその人にいろんなことを聞いてみた。
それで、電話で一発申し込みとなるのではなく、案内書が届いてから一定期間内はキャンセル可能だということもしっかり確認してから『ではお願いします』ということにして、書類の到着を待った。

セールスの人はもちろん契約を成立させたいわけで、いろんなメリットを羅列した。乗り換えに伴うキャッシュバックのこととか、使用開始後のフォローのこととか。毎月かかってくる使用料金も巧みな話術で安~いことのアピールをしたり。
だけど我が家のように固定電話もひとつの通信手段という家庭では通話料はそれなりにかかってくるものだし、ナンバーディスプレイとかのオプションを付ければ確実に毎月の固定料金が発生する。
そして電話でサラッと説明された(将来的にあるかもしれない)解約時の条件が結構ハードルが高く、他にも少々の理由があって、期日内にこの乗り換え話はキャンセルすることにした。

書類も確認してからコールセンターにキャンセルを伝えると、案の定セールス担当者は再びメリットをあれこれ伝えてくるのだけど、やはり私にはそのメリットを越える解約時のハードルがあることと、他にもいくつかの理由があるので今回はキャンセルします、と話したら、なぜかその最中にセールス担当者の電話のむこうから男性の怒鳴り声が。
はて?これは担当者を罵倒する声なのか、それとも偶然なのか。どちらにしても、そんな会社とは契約したくないな、と思ってしまった。
そして後で思ったことだけど、もしかしてその声は効果音の一種だったりして?話が契約解除の方向に傾いたらその効果音を流してオバサンの情に訴えかけるとか?私はそんなものに流される人ではないけど。

実は最初の電話のときからキャンセルするまで、自分の生活環境にとってどうするのが最善なのかを常に考えていて、それがストレスだった。親もパソコンやプリンターを使うし、それらは無線LANが正常に繋がっていないとやりたいことができない場合があるけど、親はWi-Fiのことはなーんにもわかっていないから作動がおかしなときにチェックもできない。
私が実家にいればわからないなりに対処はできるけど、タイに行ってしまったらどうにもならない。
しかも今は『いつまで日本にいます』ということも言えない状況なので、もしかしたら通信会社を乗り換えた直後にタイに行ってしまうかもしれないし、そうなったらキャッシュバックだって申請できないかもしれない。平常時だったら他県に住む妹一家にお願いできるけれど、このコロナ禍ではそんなことはできない。

安くなるとか早くなるとか便利になるとか、そういうこと以外にも考えるべき要素は身のまわりにいくつもあって、結局キャンセルということにした。
キャンセルを決めたら急に気分がラクになって心が軽くなった。

そんなわけで、ストレスがないって快適~♪と思って過ごしていたら、どうやらキャンセルの一報を入れる前に機器の発送手続きが済んでいたらしく、今日の午後に宅配便が届いてしまった。

明日電話をして、一式を引き取ってもらうようにするつもりだけど、この荷物を目にしたらストレスがよみがえる・・・。
荷物に罪はないのに。

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