チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

オットが私に伝えていなかったこと

前回チェンマイ配偶者ビザを申請しに行ったときに、私の側に滞在日数の問題(帰国便の予約をしてあったので受取日に再渡航しなければならない)などがあって、結局申請はしなかった。
私の滞在ビザなので、私にかかわる証明書や宣誓書のようなものがいろいろ必要だったわけで、もちろん配偶者であるオットも『私の最大の関係者』であるのでそれなりに手間や時間をかけさせてしまって申し訳ないな、と思っていた。
時間をかけたのにビザの申請をしないで終わってしまったこともずっと心に引っ掛かっていたわけで。
それで再びビザを申請することになり、前回のものと内容は同じだけど日付が数ヶ月前の発行であるためにそれは使えず、新たに用意しなければならない書類があったのだけど・・・

それと同時にオットは他の書類も準備している様子だった。
それはオットの姉のIDカードのコピー、住居登録票のコピー、姉からの証言書。それと、日本の役場の戸籍謄本のコピー、その後チェンマイの領事館で戸籍謄本を受け付けてもらった際の結婚証明書とそのタイ語訳のコピー。
どうやらこれらは前回のときも必要だったようなのだけど、結局はオットの不手際(というか、事前に入国管理局で調べた『必要な書類リスト』に書いていなかったのだけど)だったのでバツが悪く、前回ビザ申請を諦めたときに私に伝えなかったのだろう。
前回は私の下調べや行動に不備があるからビザを取るのは困難とオットは私を説得するような形で話をした(『できない』とは言わなかった)のだけど、実は自分にも不備があって直ぐの申請はできないという状態だったのだ。

タイ人は見栄っ張りだとかプライドが高いとか謝らないとか言われているが、まさにそういう素性が出た感じ。最初に『自分のほうにも足りない書類があった』と言ってくれても何も問題はなかったのに、まるで自分には何の不備もないような振る舞いで数日前まで過ごしていたのだ。私の心に数ヶ月もモヤモヤしていた思いがあったなんて、これっぽっちも思いもしないで。

私は数日前にその事実に気づいたけれど、足りないものがあったからといって怒りや驚きはなかった。でもオットがそれを隠していたことについては『やっぱりタイ人はこんなもんなんだな』というがっかり感があった。
普段の行動でも言い訳がましいというか、何かネガティブなことがあったときは自分以外の人や物のせいにしたり、とにかく自分を守ろうとする。まるで5歳児。
幸いなことにオットは仕事ではそれなりに腰を低くして日本人のように行動しているようなのでその点では心配はしていないが、プライベートとなるとタイ人気質が顔を覗かせるのでときどき本当に面倒。

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