チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

入国管理局から再びの電話

1月のある月曜日の朝に、オットのスマホが鳴った。
前日は娘の保険か何かの件でいろいろ電話をしていたのでまたその件かと思ったら、なんか違った。

電話を切ってから、『イミグレーションだった』とオット。
もう書類は全部出したはずだし、何だろうと思ったら、オットが言うには書類のサイン(署名)が1箇所足りなかったことと、家の番地のプレートが明確にわかる写真がほしいとのこと。
で、ビザの申請はチェンマイ(居住地の管轄局)でするものだけど、審査はバンコクでするので『足りないけどどうにかしておきますね~』という操作(?)はできないので、指摘の件をクリアしたければ申請者が出向かなければならないと。
それにしても12月に申請した時点で写真も提出しているのだから、その写真が適合しているかしていないかは現物を見ればわかるだろうに、なぜわからなかったのか。まるで節穴のような目ではないか。それとも『前はこれで大丈夫だったのだけど法律が変わった』というのか?もしそうだとしても、法律が変わったのではなくて、それまでのやりかたが手抜きだっただけでは?と思う。
まあ、あれこれ考えても仕方ないので写真を用意して・・・
と思ったら、オットが『もう出発します』と言う。
え?写真は?と思ったら、オットは『番地のプレートの写真』を撮っていた。
いやいや、わたしは『番地のプレートと申請者が一緒に写っている写真』が必要だと思うんですけど。
ということで、的外れなオットに腹が立ったが無理矢理笑顔で写真撮影。

他の用事を済ませながら写真屋で写真のプリントもして、オットは『番地のプレートの写真2枚、番地のプレートと家の写真2枚、番地のプレートと人間の写真2枚』の合計6枚を用意した。

午後、入国管理局に行くと、デスクの配置が以前とは変わっていて、前に私たちが行ったセクションが見当たらない。
あれ~?と思ってうろうろしていたら立ち入り禁止区域に入ってしまったようで、係員に怒られた!
事情を説明したら、『それは4番ですよ』と言われてしまった。しかも英語で。
そこでオットは、『あ、電話で4番って言われた!』なんて今頃思い出し、まったくこのへんも本番に弱いタイ人丸出し。

4番のカウンターでは申請のときにお世話になった女性局員が機嫌悪そうに仕事中。閉館時間が迫る午後に追加書類の手続きに来た、なんていうのも彼女の機嫌を損なう要因だっただろうが、開館時間内はフラットで行こうよ、って感じ。どうせ15時までなんだし。
サポートの若い男性(おそらく研修生)が親切に相手をしてくれて、写真の件を尋ねると、『番地のプレートと人間が写っているもの』が採用された。
そして署名が抜けていたという書類を出され、『こことここにサインしてくださいね』と言われたのだけど、それはどう見ても『局員側が署名欄の設定(ゴム印)を忘れた箇所』。申請時の記入漏れではなく、そちら側のミス。それなのに悪びれた様子もなく、平然と『サインがない箇所があるので出頭してください』なんて言ってくる。このへんがタイ。そしてそのミスを認めたくない、指摘されたくないという感情が彼女のぶっきらぼうな態度に繋がっていたのかもしれない。このへんも、タイ。

オットは何も気づかなかったようで、『ビザが取れたら担当のお姉さんに贈り物をしないとね』などとのたまっていた。そして写真についても『人間が写っているのだけでよかったんだね~』なんて能天気な発言を。
私とオット、どっちがタイ人でどっちが外国人なんだか。

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