チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

タイで動物に噛まれたら狂犬病の注射を - 何時間以内に?

友達がタイで犬に噛まれた!
というのがわかったのは、ある日の夜。
その人とは翌日一緒に昼ごはんを食べることになっていたのだけど、オットのLINEに『明日○○病院に連れて行って下さい』というコメントが届いた。
てっきり風邪でもひいたのかと思ってどうしたのかと訊ねたら、犬に噛まれたというのだ。
それは昼ごはんどころではない!
しかもそんなにのんびり構えていていいのか?!
急いでオットがその人に電話をして、状況を聞いてみることにした。

すると噛まれたのは2日前、タイの他の街を旅行しているときにお寺で噛まれたという。
本来なら噛まれてすぐに病院に行くべきなのだけど、なぜかその人はそのままで、チェンマイに戻ってから病院に行けばいいやと思ったらしい。噛まれたといってもかする程度の傷で、近くにいたタイ人も『大丈夫大丈夫』のようなことを言っていたそうなのだけど。もちろん傷が深ければ、傷の手当てという目的ですぐに病院に行ったかもしれない。でも幸いなことにというのか運悪くというのか、傷が浅かったから病院に行かずにチェンマイに戻ってきたのだ。
オットとわたしは『明日なんて言っていないで今すぐに○○病院に行ってください』と進言して、のんびりしている友人を急かした。
夜といってもまだ8時半だったからそれほど遅くもない。(タイの病院は24時間受け付けてくれるところが多い。)友人の滞在先から病院まで、徒歩で10分もあれば着く。とにかく旅行保険の証書(になるような物)とパスポートを持ってすぐに病院に行くように伝え、電話を切った。

翌日、待ち合わせは友人の滞在先のロビーだったので少し早めに着くようにして、部屋にいるであろう友人に電話をした。
そして『どこにいますか?』と聞いたら『○○門の近くで両替してるよー』という声が。オットとわたしはびっくり。ひょっとしたら注射のショックで部屋で寝ているんじゃないかと思っていた人は外出中で、しかも結構遠いところまで行っていた。
10分ほどで友人は戻ってきて、噛まれたところを見せてもらったが、もうそんなにわからないくらいの傷だった。

ふくらはぎを噛まれたのだけど、前日の病院では両肩に注射をしたとのこと。次は1回目の注射から3日後。その次は7日後、その次は・・・というふうに、スケジュールが組まれ、病院から日にち入りのカードを渡される。
それと、友人は飲み薬ももらったそう。1週間分ということなので、抗生物質のようなものだろう。
昨晩の電話をしてからすぐに病院に行ったけど、結構待たされたよ~、と言っていて、何だかんだで1時間半くらいかかったらしい。夜だったから、日本語通訳を手配するのにも少し時間がかかったらしい。そして、支払いは旅行保険のキャッシュレスシステムが使えず(多分夜だったから手続きができないとのこと)、現金で支払って帰国後保険会社に請求ということになったとのこと。

結局、犬などに噛まれたときは何時間以内に狂犬病の注射をすれば良いのか不明なまま。
私はネットの情報で目にした『24時間以内』というのが頭にあって、友人が噛まれたのが2日前だという時点でかなり焦ったのだけど、後日オットの姉に聞いたら『3日以内よ』と言われたし。たとえ3日以内がセーフだとしても、友人の場合は本当にギリギリだった。
最初は、噛まれて3日目の人が病院に駆け込んだのだから点滴でもするのかな、とも思ったのだけど注射2本で済んだようだし。
友人が行った病院はチェンマイでも有名な大きな病院で、尚且つ外国人の患者も多いので、おかしな対処はされなかったはず。それで噛まれて3日目の患者を注射と投薬で済ませるのなら、それほど危機迫る状況ではないということか?

噛まれて3日以内ならそれほど大事(おおごと)にはならないようだけど、やっぱり早めに病院に行くほうが安心。

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