チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

敵の敵は味方ではなく違う角度からの敵かも?!

先週あたりから、オットのきょうだいとか仮住まい宅の大家が複雑な力関係になっていて、なぜかヨリミチも巻き込まれつつある。
そもそもはオットが仮住まい宅に呼ばれて住むことになったところからこの話は始まったようなものなのだけど、オットの3番目の姉がオットの車を売ってしまったこととか、それで得たお金でオットの自宅をリフォームすることも今のオットの悩みに直結していて、オットが日々のストレスをヨリミチに吐き出すことは夫婦という関係上当然というか仕方ないとは思っている。
オットのきょうだい内でのトラブル(大人のきょうだい喧嘩みたいなもの)は今まで何度もあったので慣れてはいるけれど、今回は大家も参加(?!)してしまっているので関係が厄介。大家は全くの他人というのではなく、遠い親戚みたいな関係なので、そのへんも個人個人の意見がとげとけしくなりがちというか。
そして大家は英語も日本語もできないのにヨリミチに LINE通話をしてきて、翻訳アプリや事前に用意した翻訳文などを使ってヨリミチに『こんなことがあったのだけど、どうしたらいいかな?』みたいなことを言ってくる。


最初に大家からあらかたの話を聞いたときに、そこにあるのはオットと大家の間だけの問題だと思ったので、その2人の妥協点を見出だすのがベターなのかな、と思った。
でも話の中に宗教的な内容もあって、この2人はクリスチャンなのでそれが関係してくる話にはヨリミチは助言ができないどころか戒律などの知識がないので理解も判断もできないというのがあったのだけど、オットの姉たちは仏教徒なので大家もオットも相談を持ち掛けることはできないのだろう。その点、無宗教のヨリミチになら話しやすいというか。
この話をするにあたって、大家は『彼には私がヨリミチさんに相談したってことを言わないで下さい』と釘を差したので『それは守ります』と返事をした。
そのときのやり取りで大家はオット個人のことに関して結構ヒドいことを言ったりしていたのだけど、熱くなりやすいタイ人のことだから何日かすればそれを言ったことも忘れているかもしれないもんね、と思ってヨリミチはただ『ああ、そうですか』と言って聞き流して(読み流して)いた。
まあ、言ったことなら形に残らないから表面上は『あ、そんなこともあったわね』のようにうやむやにすることはできるけれど、LINE で文字にしてしまってはそれこそデジタルタトゥーとして残ってしまう。
それなのに大家は『彼のお姉さんたちはみんな"弟は性格が悪い"って言っています』なんて文章を送ってきた。
ヨリミチとしては『そういう文を送るあなたもね!』という感じなのだけど、でもタイ語は語彙が少ないので英語や日本語に訳したときにはニュアンスがきつくなってしまうことがある。
そういうことを差し引くとしても、『あなたは話し相手の夫の悪口を言っているのですよ』と忠告したくなるような・・・。

大家との約束を守るヨリミチはオットには詳細は伝えず、ただ『大家とはLINEのやり取りをしています』と言っている。

大家からの話を聞いたときにオットと大家それぞれの立場や状況が解ったので、そこが解決すればどうにかなる問題だと思っていたら、オットが最近3番目の姉に無視されているのだとかで、用事があって LINE を送ってもそれに対する反応はなく、返事などは2番目の姉経由で伝えてくるという状態らしく。そこにも大家のこととは別の新たな問題があった。
でも3番目の姉というのは過去に何度もそういうことをしてきた人なのでヨリミチは今更驚いたりしない。それに今はオットが『自宅は売らないで自分とヨリミチさんが住みます』という態度を見せたことで、3番目の姉はご立腹なのでは?というのがヨリミチの想像。
3番目の姉は自分の友達に弟の家を売って友達に恩を着せたかった(所謂マウントを取りたかった)のだろうし、友達からお金を受け取ったらかなりの割合を弟からせしめるつもりだったはずなので、その青写真がボツになってしまったことが誤算と言えば誤算で、それで弟に冷たく当たっているのだろう。
で、2番目の姉に『弟の家に置いてある私の荷物をそちらに移すように弟に伝えて下さい』ということになったのではなかろうか。
なので3番目の姉とオットの間の問題は『勝手に姉が弟の家を売ろうとしていた』だけなので、長姉と次姉が3番目の姉の肩を持つことはないだろうと思う。でも次姉は3番目の姉(つまり次姉にとっては妹)からかなり金銭的な支援を受けて生活しているのであまり強い態度に出ることはできず、妹からの依頼はできる限り引き受けることになる。
が、その頃大家はヨリミチに『お姉さんたちはみんな"弟の性格が悪いのよ"と言っています』なんてことを伝えてきたのだけど、これは日本語だと『弟は大人になりきれていないところがあります』くらいなのでは?と思っている。
それか、大家がヨリミチを自分の味方に付けたいがために、何割増しかにした話を吹っ掛けたのか。
それはどちらでも良いのだけど、そういう文章を送ってきた数日後に大家は『こないだはいろいろな相談で貴重な時間を割かせてしまってすみません。問題は解決したので私からの相談事は全て忘れて下さい』というコメントを送ってきた。

でもヨリミチが感じるオットのテンションは相変わらず低めで、大家との問題が消え去ったようには感じられなかった。
だけど大家は『彼との問題は解決したのでもう悩む必要はありません』と言っていたので何か勘違いとか誤解があるのかもしれないと思っていた。

すると今日のオットの話によれば、大家は数日前にオットの3番目の姉に電話をしていて、『彼の家のリノベーションが終わり次第、彼にはここを引き払ってほしいのです』と言ったとのこと。
でも大家は3番目の姉が既に弟と険悪な状態になっていることを知らず、ただ先月は3番目の姉もこの仮住まい宅に滞在して私物を置いたままでチェンマイを去ったので『あなたの荷物もそのときに移動させて下さい』という意味合いがあったのか、それとも単にオットに面と向かって『出て行って下さい』というのを(タイ人の謎のプライドで)直接言いたくなかったのか、それはヨリミチには判らない感情なのだけど、最悪のタイミングで3番目の姉に言ってしまったのでオットは余計に腹を立てるという悪循環が発生してしまった。
でもヨリミチは大家が『出て行って下さい』というスタンスだというのは大家から伝えられておらず、というかそれこそ翻訳が的確ではなかったのかもしれないのだけど、でも大家は自分が不利になるようなことはヨリミチに伝えていないのだろうな、という気持ちは少し大きくなった。
とは言ってもオットだって都合の悪いことはヨリミチに言っていないかもしれないので、そのへんは話半分ということで。

それでオットはオットで大家に『出て行って下さい』と言われる前から自宅に戻る段取りは考えていたのだけど、とにかくリノベーションが終わらない。
それがストレスでオットは『工事屋さんの仕事が遅い!』などとヨリミチに文句を言ってくるのだけど、もともとは工事を始めるときにオットが『ゆっくりでいいですよ』と宣言してしまったので今になって『遅い!』なんてクレームは言えない。
が、すぐに熱くなるタイ人は『だって工事屋さんが遅すぎるんだよっ!』と文句をタラタラ。

ヨリミチは工事が長引いているのはそんなに悪いことだとは思っておらず、家を姉の友達に売られなかった理由のひとつにはなっていると思うし、長期間職人さんが出入りしていれば塗装がカビたり剥がれたりしたときにすぐに対処してもらえるだろうからいいんじゃない?と思っている。

で、オットは工事屋さんのこともそうだけれど、大家についても『あの人は性格に難有りで』みたいなことを言い出して、『長姉も次姉も大家のことを性格悪いって言っています』とヨリミチに告げ口(?!)。
ちょっと前には大家がヨリミチに『お姉さんたちは弟の性格が悪くて、と言っています』と言っていたばかりなのに。

ここに書いていないことも含めて同時期にいろんな問題を受け止めなくてはならないオットのことは気の毒だと思うけれど、オットの被害者意識もやや過剰なところがあるように思うし、工事屋さんに『ゆっくりでいいですよ』とオット自身が言ったことの結果でまだリノベーションが終わらないのだから、そのへんは工事屋さんの責任という問題ではないのになんだかオットは機嫌悪いし・・・。

それにしても大家からの飛び火がヨリミチに来るとは思っていなかった。
英語でも満足に意思の疎通ができないのに、何と度胸のあることか。しかもメッセージのやり取りではなくビデオ通話でアプローチしてくるという・・・。
ヨリミチを味方にしたとしても、戦力にはならないと思うんだけど。

先月末、姉3人とオットはこんな写真を撮ったのに↓

それから半月で誰が敵か味方かわからなくなるなんて。

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