チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

ヨリミチの覚悟

ヨリミチの妹がちょっとした用事のために数日間実家に帰ってきた。
用事はほぼ家の中のことなので、誰かと会うとかそういうことではないのである意味助かったのだけど・・・
初日の午後、階段から落ちた!

そのときヨリミチは出掛けていたので状況はわからなかったのだけど、家に戻ったら妹と母が不在。
てっきり2人で張り切って買い物に出掛けたのかと思ったら、父が『〇〇(←妹)が階段から落ちて病院に行った』と言って、ちょっと心細げ。

父が言うにはあちこち打ったとのことだし。

ヨリミチとしては車がなかった時点で『妹が運転して行ったのだな』と判断したし(母は運転免許を持っていない)、それなら妹が怪我をしていたとしても運転はできるくらいな状態なんだな、と思ってそれほど心配はしていなかった。
でも父があまりにも心配そうな様子だったので母に電話をかけて妹のことを聞くことにした。
すると『あ、今治療中。でも大したことないみたい。』とのこと。帰りも自分で運転できるというので迎えに行く必要もなさそう。

取り敢えず母からは夕食準備の一部を託され、そのまま家で待つこととなった。

そして2人が帰宅したのだけど、なんだか声は元気そう。
ヨリミチは自室で仕事をしていたのだけど、わざわざ下りて行って話を聞かなくてもじきに夕食なのだからそのときに聞けばいいや、と思って2階から『おかえり』くらいしか言わなかった。

実は、妹が階段から落ちたのは初めてのことではない。

子供の頃は何度となく転げ落ちていた。

あるときは1週間に2回も。

でもさすがに10歳くらいになるとそういうことはなくなったけれど、まさかそのウン十年後にも盛大に落ちるとは。

ときどき芸能人などが『階段から落ちまして~』などと言っているけれど、それは3段くらい滑って落ちたとか、最後の1段を踏み外したというレベル。

先日の妹は戸建て住宅の階段の中央(7段目)から下まで落ちたとのこと。

で、妹が言うには『頭を守ろうとしたから手とか腕をひどく打った』ということで、確かに手の甲はアザになっているし、手首や首筋や背中には強力な湿布を貼られていた。

まあ、湿布だけで済んだからよかったものの、下手したら命を落としていたかもしれない出来事。

なのに本人は『あれからウン十年も経ったのに、またお姉さん(ヨリミチ)から「バーカ」って言われちゃうよ~』などと言ってケロッとしている。

そう。週に2度目だったとき、階段から物凄い音が聞こえてきたので小学生だったヨリミチは『えっ!?妹が死んじゃってるかも!』と思って慌てて駆け寄ったら妹が頭を下にした仰向け状態で階段の1~2段目で倒れていた。なので恐る恐る覗き込んだら妹が目を開け、全体的には大丈夫そうな感じだったので思わず『バーカ』と言い放ったのだ。

それを妹も覚えていて、『「あっ、大丈夫っ?!」じゃなくて「バーカ」だよ。階段から落ちた人に向かってそんなこと言う家族っている?』とおかしな主張を今でもするのだけど、1週間に2回も落ちる人のほうが行動を省みる必要があるのではないかというのがヨリミチの主張で、親も『1週間に2回落ちるほうがおかしい』と言っている。

なので今回も妹は『バーカ』って言われるかも~!と言っていたのだけど、ヨリミチとしてはそこを通り越して、呆れてものが言えない状態。

もしかして更年期症状の目眩でもあったの?とも思ったのだけど、話を聞けば単なる注意不足。いい年齢をした大人が過去の経験を生かせず階段から落ちるなんて。しかも実家で。

巷では『人生百年』なんて言葉を見聞きするようになったので、ヨリミチも妹もこの先の人生は何十年も続く可能性はあるけれど、でも妹はある日突然階段の下で人生を終える可能性も結構あるのかもしれない・・・。

たまたま今回は無事だったけれど、更に年齢を重ねたときにまた階段から落ちたりしたら、無事である保証なんてないのだから。

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