チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

ここでも間違うか (TM.30)

タイでは外国人が入国後24時間以内に入国管理局に滞在先を届け出る必要があり、今回はチェンマイ到着(入国)が午後2時過ぎだったので、空港から徒歩圏内の入国管理局に直ぐに行くことにした。

コロナ禍前までは建物の3階にそのコーナーがあったのだけど、コロナ期間中に外国人のいろいろな手続きはなるべく建物に入らずにできるようにテントが設置されたりプレハブのようなものが建てられたりした。
それで滞在先の届け出(TM.30)は建物の裏手にあるプレハブ小屋で行うようになっていた。

引き戸を開けると奥のほうが事務所、手前と右側が待合所(椅子が並んでいる)で、事務スペースの長机の角に番号札が置いてあるのでそれを取って順番を待つ。
この番号札の存在が判りづらく、天井から案内板を吊っておくとか何かすればいいのに・・・と思ってしまった。

このTM.30というのは本来滞在者(外国人)ではなく滞在先の家主に課せられている規則で、外国人を宿泊させる場合には外国人の入国から24時間以内に登録(報告)しなければならない。
これをしなかったら罰金が課されるらしいのだけど、家主が罰金を払ったという話は聞いたことがない。
むしろそういうものの支払いの矛先は外国人に向けられることが多く、家主と一緒に入国管理局に出向いた外国人が払っているのかもしれない。(罰金を払うときに家主から同行を求められるとか?)

旅行者だと宿泊するホテルとかコンドミニアムのオーナーが申請者となるのだけど、今ではオンラインで申請することもできるので宿泊業を営んでいる人ならもう慣れたものと思われる。

ヨリミチの場合、タイ人と結婚しているのだけどやはりタイでは外国人であることには違いないので TM.30 が必要。この場合、オットが家主 = 申請者となる。
しかも長期滞在でビザ申請をするときとか90日を越える滞在でその報告をするときには TM.30 の記録の提示を求められるので、結局は家主ではなく滞在者が紙片を持っていなければならない。

そんな大事な TM.30 なのだけど、今回は登録日を間違えられ、なぜか3日後の日付けを紙に書かれていて、それだとまるで『入国後24時間以内に』というルールを守らなかったようになってしまう。

今回は2週間の滞在なので恐らく困ることにはならないだろうけど、もしも数ヶ月の滞在のための入国だったとしたら・・・。途中で入国管理局に行く用事があったりして、そのときに『なぜ入国後3日も経ってから申請したのか?』と聞かれても『事務員の書き間違いです』と言ったところで公務員は公務員の肩を持つし、更に言えばタイ人はタイ人の肩を持つので外国人は圧倒的に不利。『書いた人が日付けを間違った』と証明することは不可能に近いので、もしかしたらそこで罰金の対象になってしまうかもしれない。
なので、たった3日のことではあるけれど先ほど手続き(パソコンで登録)してくれた事務員に『日付けが違っています』と紙片を指さしたら『あ、そうですね。直しておきます』と言って修正テープ(白消し)をしてその上からボールペンで正しい日付けを書いた。そして何やら言い訳。
何と言っていたかはよく判らなかったけれど、『いつもは間違ったことはないんですけどね』とか、そういうことだと思う。
ヨリミチは言い訳を求めていたわけではなく、正しい日付けが書かれていれば他の事情なんてものはどうでも良く、『はい、できましたよ』くらいの言葉が返ってくれば満足だった。
でもきっと日本だったら『申し訳ありませんでした』くらいの社交辞令的謝罪があったと思う。が、タイ人は基本的に謝らないし、自分の非を認めたがらない人種なので『いつもは間違わない』とか『自分のせいではない』みたいなことを言っていたのだろう。
でも、その日の日付けを間違ったということは、ヨリミチよりも前に出向いた人々のデータも間違って記録されているのかもしれない。
ヨリミチの番号札は90番だったので、それよりも前の人は・・・。
89人分が間違っていたとは言えないけれど、ヨリミチがそこの椅子に座って待っていた間に登録した人は間違った日付けが書かれている可能性大。

以前も再入国許可を申請したら、その番号を記入しないでパスポートを返されてしまったことがあるし、一体どうなっているの?という感じ。

PVアクセスランキング にほんブログ村