チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

オットの日帰り入院で学んだこと

昨日は16時半(タイの14時半)にオットから『チャンタブリーの果物屋さんにいます』という画像を受け取り、その2分後にこちらからもメッセージを送ったのだけど、それには反応がなかった。

まあ親戚の皆さんと旅行中だし、いちいち返信もしていられないのだろうけど、それにしても既読にならないのはちょっと気になった。
画像の中のオットの顔色が白っぽいのはスマホの美白効果ではなく体調不良だったようだ。

でも20時過ぎに送ったメッセージには直後にスタンプで返信があったので、夕方のメッセージに反応がなかったのは別に気にするようなことでもなかったのかな、と思ったらその1時間半後に『入院してます』という電話。


目眩が治まったらトイレには自由に行って良いとのこと。(シャツの模様のように見えるのは鏡に付いている塗料か何かの汚れ)

電話をする頃には体調もだいぶ戻っていたので長く話してしまったけれど、そこで解った保険のシステムがあった。

オットは民間の健康保険に加入している。
それで契約書に記入した病院(自分で指定病院を決める)での一般的な治療と薬は無料となる。
それ以外の病院にかかるときは実費負担となるのでだいたいの場合は自宅や職場から行きやすいところを指定するのだけど、犬など狂犬病の媒介となり得る動物に噛まれたときと毒蛇に噛まれたときは例外的にどこの病院に駆け込んでも無料。
でもこれは『保険に加入しているタイ人』のケースなので、日本人がどうなるのかは不明。

それで昨日はオットはアレルギーと思われる症状で他県の病院(国立)に行ったのだけど、その場合の費用はどうなるのかとオットに聞いてみた。
すると急な対処が求められるものについては『被保険者無料』の範囲の治療を受けられるとのことで、それは契約書だか受診の際の書類だかに書かれているらしい。
昨日のオットはアナフィラキシーショックの可能性もあったので無料対応だったとのこと。
今はタイ全土の病院はオンラインで繋がっているし IDカードで個人情報(保険加入や通院歴についても)は国に管理されているので、無料対応ができるかどうかは病院の受け付けですぐにわかるということ。
但しそれにも条件があって、他県で保険の範囲内の治療を受けたらそこを出てから72時間以内に本来の指定病院に行かなくてはならないとのこと。

今回は国立病院にお世話になったので基本的なことは無料だったけれど、私立病院だとパジャマ代とか看護師にかかる代金は請求されることが多いらしい。
オットの場合は半日ほどで退院となり、今日親戚と一緒に帰れたけれど、もしもそこで退院の許可が出ず、後日自力で居住地に戻ることになったときに救急車が必要だということになれば救急車にかかる代金とか付き添いの医師・看護師への代金も発生する。

運良くオットは看護師経験者3人(そのうち2人は現役)と行動を共にしていたので入退院の手続きもスムーズだっただろうし情報共有も上手くいき、『気を付けて帰って下さいね』ということになったのだと思う。
そして道中で体調が悪くなったら直ぐに最寄りの国立病院に向かって下さい、という忠告もいただいた。国立病院ならオンラインですぐにカルテが見られるということなのかもしれない。

そんなわけでタイの保険システムがちょっと解った1日になった。

今オットはランパーンでクイッティアオを食べているようだ。
体調は良さげ。

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