チェンマイよりみちの記録

タイ・チェンマイに寄り道する人生を選択した個人の記録です。私、ヨリミチ(仮名)が日本やタイからお届けします。

やはり長いほうが無難なのかも

昨日は30年来の友人が年内に海外へ転居するというので送別会という名の飲み会だった。
この2年ほど、新型コロナウイルスに感染しないように警戒しながら生活していたので仕事の絡まない外出は控えていたのだけど、当初とはコロナの様相も変わってきたし、ワクチンや感染したときの対処法なども確立しつつあるので重症化リスクも減ったし、ということでこの送別会への参加を決めた。

でも混雑した飲食街に長時間いたくなかったので、仮に2軒目のお店に行こうと言われても断るつもりだった。
・・・が、主役は昼間にも送別会があって、そちらから電車移動して来るはずだったのだけど、いろいろ長引いて我々の送別会という名の飲み会は主役不在で終了。
ということは、必然的に2軒目に。
タイミング良く主役もちょうどその時間に合流できることになったので、これは行かないわけにはいかない。

オットには『〇〇のグループで送別会があるので夜に出掛けます』と伝えてあったので基本的には問題はないけれど、それでも『2軒目に』なんて言ったらどう思われるか・・・。
でも私はアルコールを飲まないし、このメンバーは節度を持って行動する人々なので『我を忘れて酒盛りをしているわけではありませんよ』ということのアピール(?)に、オットには何度か画像を送った。


送別会がお開きになり、実家最寄り駅に着いたときには日付けが変わっていたのだけど、一応そこからもオットに『駅に着きました』と LINE。すると『家に着いたら教えて下さい』という返事があった。

その文章だけではオットの気持ちは判らないのだけど、変な疑いを掛けられていたら嫌だなぁと思ったので、私は家に着いて洗面所で手を洗ったときに『家です!』という証拠写真を撮ってオットに送った。

するとオットからの返事は・・・


『髪の毛が長いのは良いですね』だった。


ヨリミチは過去はロングヘアだったのだけど一時期ショートカットにしていて、2年前に実家に戻ってきたときもショートだった。
オットは私がショートカットにしたときに『それもいいね』なんて言っていたのだけどやはりタイに住むタイ人としては『女性はロングヘアでいるほうが何かと無難に過ごせる』という空気があって、『ショートもいいね』と口では言っていても心のどこかに『それでもロングのほうが・・・』というモヤモヤがあったのだと思う。

でもそれは日本にありがちな『女はこうあるべきだ』という男尊女卑から派生した種類のものではなく、私が感じるのはいろいろなジェンダーが存在するタイの社会で、髪を長くしていて尚且つ見た目が女性という人は、それが自分のジェンダーを公表していることになり、不要なトラブルを未然に防ぐことになっているのではないかということ。

それに気付いてからは私の人生でタイとの関わりが続くうちは長めの髪で過ごそうと思うようになった。
日本ではこんな年齢になってから髪を伸ばすというのはちょっと滑稽かもしれないけれど、タイではそのほうが『ヨリミチさんのジェンダーは何だ?』という疑問が生まれにくいので。

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