昨年の7月になった時点でチェンマイに住んでいるオットは新型コロナウイルスのワクチンを2度接種済みで、その後国立病院が開始した治験に参加した。それが9月の終盤。
その治験は合計5回の通院で、初回はワクチン接種、その後は採血などで経過観察をするというもの。
治験の接種はファイザーかアストラゼネカで、どちらを使うのかということは接種時に被験者には伝えられない。4回目の通院時に種類と量が明かされることになったのだけど、オットはアストラゼネカを0.5doseということだった。
抗体値については通院最終回にも個人に伝えられることはなく、結局どのくらい自分の抗体がパワーアップしているのかを知ることなく治験を終えるかたちになり、しかもタイらしく『この治験の記録は個人のワクチン接種歴に反映されていませんのであなたたちはワクチンを2回しか接種していないことになっています。なので現在始まっている公的接種3回目を受けるかどうかはご自由にどうぞ』のようなことになって治験終了となった。
タイは予約なしでも個人の意思で接種会場に行ってワクチン接種を受けることができるのだけど、オットが行きやすい会場は治験終了日の翌々日で一旦閉鎖されることになっていた。
それが12月の下旬。
私は年明けになればまた無料接種会場が設けられるのではないかと予想したのだけど、せっかちなオットは『未定だから将来的に何もないかもしれない』と言って焦っていた。
なので無料接種の最終日に滑り込みたいとのことで、その日は朝の6時過ぎには会場の順番待ちの列に加わった。
オットが選んだのはファイザー。
オットは治験前の2度の接種はシノバックだった。
そして治験ではアストラゼネカ。でも半量。
その後、ファイザー。
ここまでで3種類を体内に取り込んだことになるのだけど、シノバックについてはワクチンとして本当に機能しているのかどうかアヤシイのでアストラゼネカ×ファイザーを打ったと思えば気分的にラクになるかな、と。
それが、ファイザーを接種した直後に国立病院から連絡があって、『抗体値によってはアストラゼネカの2回目を追加接種します』とのことだった。が、それは今月末にならないと正式な連絡は来ないことになっている。
オットは治験終了時に『この後はご自由に』と言われたので急いで無料ファイザーを打ちに行ったのだけど、まさかの追加アストラゼネカが来るかもしれず・・・。
既に交互接種とも交差接種とも言えない状態のような気がするのだけど、更に交差してしまうのか、どうなる?オット!