今週中にパソコンのメールをチェックしようと思っていた。
パソコンのメールアドレス宛てのメールというのはスマホからもアクセスできるのでときどき覗いてはいたのだけど、会員登録をしてあるサイトの個人情報の更新などはパソコンからしかできないものがあったり、スマホの画面では見るのが大変だとか見落としが心配だというものもあるので数ヶ月に1回くらいはパソコンでメールの確認をすることにしている。
状況が許せばもっと頻繁にするほうが良いのだろうけど実家のご老体のパソコンは作動が遅く、今となってはスマホのほうが使い勝手が良い場合があるので、ついついパソコンからは距離をおいてしまう。
メールの確認がなぜ今週中に必要だったのかというと、とあるサイトの情報更新が今週中が期限だったから。スマホからもできるのかもしれないけれど、情報更新のついでに他のこともできればいいな、ということでパソコンの電源を入れた。実に2ヶ月ぶり。
それで、いちばんの目的だったところの情報更新はできたので一応ミッション完了。
そして、せっかくメールの画面を開いたのだから、ということで、たまっているメールの中身の確認やら削除やら。その中で、過去に何かのきっかけがあってサイトの会員登録をしてほぼ惰性で受信しているメールマガジンがあったので、それはもうメルマガの配信停止ではなくて会員自体をやめてしまおうと思って退会手続きをすることにした。
まずはログイン。そこはおぼろげな記憶でクリアー。微々たるものではあるが、ときどきクリックポイントなども貯めていたのでマイページでポイントを確認。やはり交換ラインには程遠い状態のポイントがある。が、そこに執着するよりは手放すことによる解放感がほしい。
というわけで、本題の退会手続き。
『退会』のボタンを押すと、『秘密の質問』が現れた。
そういうものは他のサイトでもあるので、どんな質問が出てきても(例えば母親の旧姓は?とか、卒業した中学校名は?とか)答えはすぐに思い浮かぶ。
今回の秘密の質問は・・・
退職後に住みたい場所は?
なんというか・・・、非常に想定外の文章が目に飛び込んできた。
そんな質問の設定ってあったっけ?
でも、その質問が出るということは過去に答えを自らの意思で設定しているはず。
そこでおそるおそる『チェンマイ』と入れてみた。
すると、無情にも『質問の答えが間違っています』という赤文字の文章が。
では、私が住みたかった場所はどこなのだろう。何秒か考えてみても、昔から私自身に『退職後に転居や移住をしたい』という希望がなかったというか、そんなことを考えたこともなかったのでぜんぜん答えが浮かばない。
それじゃあ、オットが行きたがっている日本の観光地の地名でも設定したんだったかな、と思って〇〇〇と〇〇の2箇所を入力してみたけれど、両方とも違う。
しかも3回間違ったので『これ以上のお手続きは一旦停止させていただきます。一定時間が経過してから再度お手続きをしてください。』ということになってしまった。
場所の名前がチェンマイでもなければ〇〇〇でもなく〇〇でもない。
これ以上考えるのも時間の無駄だと判断して、秘密の質問を変更することにした。
変更はすぐにできたので、再度退会手続きに進む。
が、また『一定時間が経過してから~』の表示が出た。先ほどのエラーの情報は残っているらしい。
その一定時間というのがどのくらいのことをいうのか調べるのも時間の無駄なような気がして、今日のところはパソコンを閉じることにした。
さて、会員登録をしたときの私は退職後にどこに住みたいと思っていたのだろう。
いろんな意味で謎。
人間不信というか自分不信。
自分で自分のことが解らなくなったのはちょっとした衝撃だったので Facebook にその出来事を投稿しようと思ったけれど、秘密の質問の答えが『チェンマイ』ではなかったことをオットが知ったらショックを受けるだろうという想像ができたので、それは止めておいた。
昔からの私の天邪鬼加減から考えると、もしかしたら『自宅』と設定したのかもしれない、と今思った。
確かめてみたいけれど、もう秘密の質問を変更してしまったので確かめられないのが残念。